ガンニバル6巻無料ネタバレ!タダで全巻読む方法紹介!大吾は生贄になる子供を救出出来るのか?

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『ガン二バル』6巻を無料で読む方法とネタバレが知りたい。

 

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『ガンニバル』6巻 ネタバレ紹介!

48話

「3500gだって、元気すぎ」

 

大雪の中、病室に駆け付けた大悟を待っていたのは出産を終えたばかりの有希と医師、看護師。

 

そして生まれたばかりの大悟と有希の娘でした。

 

「そっか、そうか・・・」

 

「俺も親父か・・・」

 

有希は大悟に語り掛けます。

 

「ねえ・・・外見てよ大悟、まっしろ」

 

「大悟ぉ・・・泣いてるよ」

                  ★

「ぜってぇ戻るからな」

 

ましろが生まれた日のことを思い出しながら、大悟は山の中を歩きます。

 

有希の元に届いたメールには一言だけ

 

「救ってくる」

 

有希は大悟を信じていました。

 

「アイツは結局、単純に子供を救ってあげたいんだと思います。

 

やり方選ばないしすぐ無茶するんだけど、人が傷つくの見てらんないタチなんです。

 

きっと無事に子供をだいて、ちゃんと戻ってきます」

 

有希は付き添う山伏にそう言います。

 

「そうだよね・・・大悟」

 

と、自分にも言い聞かせながら。

                  ★

拳銃を構え、地下牢の奥へと進んでいく大悟。

 

しかしそこには誰一人見当たりません。

 

間に合わなかったのか?

 

ただここにいたのは間違いないようです。

 

慌てて清掃した跡があり、使った薬品の匂いがまだ充満しています。

 

そして大悟は薬品の匂いの中に混じる獣臭を嗅ぎ当てます。

 

「あの人」がここにいたのか?

 

いや今もこの場所に?

 

そうして振り返った大悟の目に飛び込んできたのは恵介でした。

 

「なんでおまえがここにおるんじゃ駐在」

 

「勝手に入ってきよって・・・答えてみぃ」

 

そういって猟銃を構える恵介を押し返し、

 

「おまえこそ答えろよ・・・子供たちをどこにやった」

 

大悟は恵介を問い詰めます。

 

恵介はとぼけますが大悟は確信に触れます。

 

「もう子供を処分したのかって聞いてんだよ」

 

「人間をどう処分するゆうんじゃ」

 

強気にシラを切る恵介に対し大悟は

 

「どうって、決まってんだろ。

 

おまえらのやり方は一つじゃねーのか?」

 

「おまえらは人を・・・喰ってるんだろ」

 

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49話

「おまえらは人を喰ってるんだろ」

 

大悟に問い詰められた恵介はこう答えます。

 

「だったら何や言うんじゃ」

 

恵介のその答えに面食らい、時が止まったような表情を見せる大悟。

 

「今のは・・・おまえ」

 

その答えが意味するものはつまり・・・。

 

「何じゃあコレは!?

 

 カギ切られとるやないか!!」

 

他の人間も来たようです。

 

「このまま逃げた方が身の為やぞ」

 

恵介はそう忠告しますが、大悟は

 

「このまままともな証拠も確保せず逃げ帰れるかよ」

 

と食い下がります。

 

「その為に殺されてもええゆうんか。

 

分からん奴やのう・・・俺が逃がしたるゆうとんじゃ」

 

そのまま恵介は続けます。

 

「おまえまで狩野みたいに殺される必要ないやろ」

                 ★

岩男たちが駆けつけます。

 

「恵介、あのカギ見たか?誰かが入ってきとるぞ」

 

「中は探したんか?」

 

恵介は答えます。

 

「ああ、でも遅かった」

 

「どこにも見つからなんだわ」

                 ★

恵介に言われた通りに地下牢を脱出し、一人森の中を歩く大悟。

 

得ることが出来た物証は誰のものか分からない数本の髪の毛。

 

もしこの中に加奈子と親子関係にある子供の髪の毛が見つかれば・・・。

 

そんなことを考えたのも束の間、

 

「俺は間に合わなかった」

 

「救えなかった」

 

大悟はその現実を思い知るのでした。

 

そして大悟の目には憎悪が灯るのでした。

                 ★

「ちょろちょろと・・・もう許せん」

 

「まだ外奥には行っとらんはずや!アイツをこの山から出させん。

 

山狩りじゃ」

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50話

「もう遅いから寝なよ、ましろ」

 

有希はましろに言いますが、ましろは窓の外を見つめたまま。

 

窓の外には雪が降っていました。

 

「雪・・・ましろが生まれた時もね、雪が降っててさ。

 

アイツが付けたんだよ、ましろって名前」

 

振り続ける雪を眺めながら、有希はましろに伝えるのでした。

                 ★

「あの人」は鎌を振り回し大悟に襲い掛かります。

 

「動くな」

 

大悟は「あの人」に拳銃を突きつけます。

 

「何なんだよおまえは!

 

葬列の時、一度逃がしてくれたよな?

 

あれは一体何だったんだ!

 

おまえは何がしてぇんだ、何者なんだよ?」

 

問い詰める大悟に「あの人」は何かを答えようとします。

 

「コド・・モ・・・」

 

そして今度は大悟に噛みつこうとします。

                 ★

「銃声・・・俺らの(猟銃)とは違う音や」

 

「駐在・・・」

 

岩男たちは思い出すのでした。

 

狩野の時のことを。

                 ★

「あの人」は大悟の腕に噛みつきます。

 

そして大悟は頭突きで応戦します。

 

「おまえだな・・・全部、おまえがやったんだな」

 

「あの人」は再び大悟に襲い掛かります。

 

そして銃声が鳴り響きます。
                   ★

「GPSで阿川くんの現在地はわかってる。

 

あくまで目的は一人乗り込んでいった彼の安全を確保する為」

 

「任せたよ」

 

署長はそう言って部隊を送り出すのでした。

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51話

「阿川くん・・・君には帰る場所があるんだ

 

無事でいてくれ」

 

署長は大悟の無事を願います。

 

署長は金丸から、大悟が自分の現在地をGPSメッセンジャーで知らせるようにしていることを知らされ、すぐに向かって大悟を止めるように言いますが金丸は何処か他人事のよう。

 

署長は、金丸が大悟をわざと向かわせたのではと考えこう言います。

 

「君は一体・・・何を考えているんだい?」

                   ★

「何を考えとるか・・・我々が望んでることは、一つしかないですよねぇ」

 

そうして金丸は後部座席を振り返り、そこには一人の男が座っていました。

                   ★

「銃声がしてから時間が経つが、誰からの連絡もない。

 

駐在は誰と接触したんか・・・」

 

岩男はそれを不思議に思いますが、まさか大悟が接触したのは「あの人」なのではないかという予感が頭をよぎります。

 

そして突然吠え始める犬。

 

何かを見つけたようでした。

                  ★

「我々が望んでることは、一つしかないですよねぇ」

 

「村長」

 

金丸が運転する車の後部座席にいたのは供花村の村長でした。

 

「今回の捜査を通じてアナタと知り合えたんはラッキーでしたわ。

 

志を同じくするモンと」

 

村長は答えます。

 

「狩野さんだけじゃ足らなんだんですな。

 

後藤家を潰すための犠牲は」 
                  ★

そして警官隊と後藤家の面々が相対します。

 

「何やお前らは」

 

岩男は警官隊に聞きます。

 

警官隊がやってくることは事前に署長から村長に連絡が入って言るはずでしたが、岩男たちにそれは知らされていなかったようです。

 

警官隊は大悟の居場所を知らないかと尋ねますが、もちろん答えはノー。

 

後藤家の人間は「自分たちの土地に勝手に入ってきた」と言って怒りをあらわにしますが、岩男は冷静にその場を去ろうとします。

 

その時警官隊のメンバーの一人が、隆二が背負っているリュックに気づきます。

 

それは自分たちと同じ、警察から支給されているものでした。

 

それをなぜ隆二が持っているのか・・・。

 

大悟の現在地を示すGPSもこの場所の様です。

 

「おまえら本当に阿川の居場所知らないのか?」

 

警官隊は後藤家の人間にそう問うのでした。

                 ★

金丸と村長の会話は続いていました。

 

「狩野さんが犠牲になる直前、誰かと電話してたのは知ってますよね」

 

「あれ、僕なんですわ」

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52話

「子供の居場所見つけましたわ」

 

村長は狩野に電話をかけました。

 

「うん・・・そうか、分かった。

 

すぐいくよ」

                  ★

最後に狩野と話した時のことを、村長は金丸に話していました。

 

そして村長は続けます。

 

後藤家にとって重要なことは、基本的には自分には何も知らされないということ。

 

子供が隠されていたあの場所も、自力で見つけたこと。

 

自分は村長になるべくして育てられてきた人間だが、ずっと蚊帳の外であったこと。

 

それは村長として村外の人間と接触することの多くなる自分が知りすぎていると都合が悪いということであろうということ。

 

それらは全て後藤銀が仕組んだのだということ。

 

「なんでアイツらは気付かんのや。

 

死んだ今もあのばあさんの手の上で踊らされとるいうことに」

 

村長はそう言い、そしてこう言います。

 

「そんなもん、僕はごめんや」

 

「ただの装置に過ぎなんだ。

 

僕も、後藤藍も。

 

本家の血筋を残していく、ただそれだけの為の・・・」

                  ★

恵介は洋介と二人だけで話をすることにしました。

 

「子供たちはどうなったのか」、洋介は恵介に尋ねます。

 

「助けたかった」

 

「死んでほしくなかった」

 

そして洋介は目の前の兄に言います。

 

「兄ちゃん、俺らがやっとることは間違っとるよ」

 

後藤銀はかつて自分たちの母親のことを裏切り者のゴミ以下の存在だと言いました。

 

洋介はそれがずっと引っかかっていました。

 

自分たちの母親が正しかったのだということ。

 

自分たちの母親は後藤家の人間の誰よりも人間らしい人だということ。

 

洋介はそんな風に訴えます。

 

「黙ってろ」

 

そういって恵介は洋介を制し、そしてこう続けます。

 

そっと優しく洋介の頭に手を置いて。

 

「心配すな・・・子供らは生きとる」

 

一瞬の安堵の表情を浮かべる洋介。

 

しかし洋介は我に返り恵介に訴えます。

 

「祭りを終わらせな意味ない。

 

祭りのとき殺されてまう。

 

兄ちゃん、終わらせないかんやろ。

 

子供たちのために」

 

涙ながらに訴える洋介。

 

その時恵介の電話が鳴ります。

 

「久しぶりだね恵介。

 

話したいことがあるんだ・・・」

 

電話の相手はすみれでした。

53話

「子供が出来たの」

 

すみれは電話越しに、恵介と自分の間に子供が出来たことを告げます。

 

恵介は無反応のままその電話を切ってしまいます。

 

「俺が・・・そんな資格ある訳ないやろ」

 

洋介とは話の途中でしたが、恵介はそのまま部屋を出て行ってしまいます。

 

恵介は自分がどうすればよいのか、思い出の中で微笑む母に問いかけるのでした。

 

                  ★

 

「もういい、何も考えにゃくていい」

 

「すべて忘れて生きていこう」

 

そう言って母を抱きしめる京介。

 

しかし母は

 

「出来んよそんなこと。あの子らは今もあの村にいて苦しんどるはずやのに。私だけなんてそんな・・・」と答えます。

 

京介は、母がそんな大切な子供たちを残して自分と逃げて育ててくれたのは、自分を愛してくれたということなんではないかと問いかけますが、母はそれを否定します。

 

「逃げたんは、復讐の為。私は誰も愛してなかった。あの村も、後藤家も、自分の子供すらも」

 

「愛せなかった・・・それなのに、それなのにあの子は私をっ」

 

「恵介ぇ」

 

母は恵介の名前を呼び、泣き崩れるのでした。

              ★

「でかした、健康な男子(おのこ)じゃ」

 

銀は生まれたばかりの子供をとりあげ、そう言って藍をねぎらいます。

 

取り囲む後藤家の人間たちも大喜びです。

 

「はい・・・ありがとうございます」

 

藍は落ち着いた、どこか冷めたような表情で答えます。

 

そんな藍の頬を銀は激しく叩きます。

 

「何じゃあその顔は!もっと喜んで見せんか!!おまえは後藤家に生まれた女として、最高の仕事をやってのけたんぞ。そやのにおまえは、嬉しないゆうんか」

 

銀に殴られ、髪を引っ張られながら藍は「嬉しいです。感情が追いつきませんでした、許してください。これ以上ない喜びです」

 

そう言って許しを請います。

 

満足げに銀と、そして後藤家の人間たちが微笑むのでした。

 

「これは私の宿命。本家の血筋を残す為。”あの人”の子供を生む為だけに育てられてきた私の」

 

跡取りの誕生に沸く後藤家の喧騒の中で、藍は自分の運命を受け入れるのでした。

54話

時が流れ、二人目の子供の洋介も生まれました。

 

恵介も順調に育っています。

 

藍は自分の本当の表情を見せることなく、銀をはじめ供花村の人々に見せるこの顔を崩すことなく生きていく決意を固めていました。

 

その生き方しか知らないから。

                  ★

「ぼちぼち、用済みかの」

 

ある時銀はふと思い立ちます。

 

そして恵介と洋介に「母親のことが好きか?」と尋ねます。

 

「大好きや」と無邪気に答える洋介とは対照的に、恵介は母親のことを「かわいそうな人」と言います。

 

そして恵介は屋敷を飛び出し、ちょうどやってきた藍に銀は言います。

 

「もうすぐ祭りじゃろ。それが終わったらな、息子らと関わんのはやめぇ。今までようやった。今後はわしが面倒みる」

 

なぜ自分が子供達と離れなければいけないのか?

 

役目を果たしたというのは一体どういうことなのか?

 

全く理解できぬまま、藍はいつものように笑顔で答えるのでした。

 

「なら・・ならばこの先、どう生きればよいのでしょう?私は他に生き方を知りません。教えてください」

 

藍の問いかけに対して「ならば死ぬるがよい」

 

銀は冷たくそう答えるだけでした。

 

そう言って自分をみる銀の目。

 

その目を藍は知っていました。

 

豚を見る目。

 

欲しいから拾われ、いらんから捨てられた。

 

ただそれだけでした。

 

銀は藍に最後の務めとして祭りで生贄になる子供の世話を言い渡し去ります。

                ★

暗い雪道の中、藍は恵介とすれ違います。

 

「無理に笑うのやめろよ。・・・見てられんわ」

 

恵介は母に対しそう言います。

 

「あんたに何がわかんの?本家に生まれたアンタにっ・・・」

 

そして「恵介が死ねば、銀はどれだけ・・・」

 

藍の頭にそんなことがよぎった時、恵介が言います。

 

「初めて母ちゃんと喋った気ぃするわ」

55話

「後藤藍。今日からそれがお前の名前や。もう豚やない、己の娘として生きよ。己がおまえに生きる意味を与えてやる。己の言葉通りに生きろ。そうすればおまえは後藤藍として人間になれる」

 

銀が自分に語り掛けるその言葉の意味はまだ幼い藍には分かりませんでしたが、自分を抱きしめる銀の心臓の音を心地よく感じました。

 

そして自分は再び銀に捨てられ、目の前には祭りで生贄になる子供がいました。

 

藍は呟きます。

 

「逃げよか、私と。・・・なんてな」

                   ★

盛大に行われる祭りの様子を眺めながら、藍は自分が生贄になる子供達よりはマシだと思うことで自分が自我を保ってきたのだということを再確認します。

 

そして気づきます。

 

自分も喰われてきただけだったということに。

 

そして藍は行動に出ます。

 

「私が助けたる!!全部あの婆ぁの思い通りに行ってたまるかぁ」

 

そう言って藍は生贄になるはずだった子供を助け出そうとし、銀はすぐさま藍を殺すよう命じます。

 

その瞬間、藍を守ろうと銃を構えたのは恵介でした。

 

その姿をみた藍の中に、何か自分の知らなかった感覚が込み上げてくるのが分かりました。

 

そして藍は再び追っ手に囲まれてしまいますがもう満足でした。

 

銀に対し、「あなたが拾った命、好きにしてください」と言います。

 

思い残すことはない、あるはずない。

 

そんな風に考えた瞬間、恵介と洋介の顔が浮かんできました。

 

そしてついに銀が藍を殺そうとしたその時、恵介が言います。

 

「待てやばあちゃん。母ちゃん殺すゆうんなら俺も死ぬぞ」

56話

藍には分かりませんでした。

 

なぜ恵介がそんなことをするのか。

 

そして恵介は銀に対して藍をこの村から逃がしてやってほしいと頼みます。

 

当然銀はそれを拒みます。

 

裏切り者の藍が村の外であることないこと喋ったらどうするのだ、と。

 

恵介は答えます。

 

「そん時も俺が死んだるわ。俺は母ちゃんを信じてる」

 

そんな恵介の要求を銀は受け入れることにしました。

 

藍を自分の監視下に置くことを条件として。

 

そして銀は藍に、生贄になるはずだったその子供を育てるよう命じます。

 

そうすれば母としての自覚も芽生えるであろうと。

 

そして「己のように、自分ではなく他者に愛を誓い、我が子らのことだけを想い生きてみよ」と言います。

                   ★

祭りが終わり、銀は正宗と話していました。

 

「藍を生かしていて本当に良かったのか?」と問う正宗に対し銀は、藍のことは自分が誰よりも分かっていると言います。

 

藍がこれまで自分に言われるがままに生きてきたのは、自分を恐れていたからではなく、子供を生む為だけに育てられた自分の運命に酔っていたのだと言います。

 

それより問題は恵介でした。

 

銀はまだ幼いながらにあれだけの器量を持った恵介がいつか自分に牙をむくのではないかと危惧していました。

 

だから恵介に足枷が必要だったのです。

 

生き続ける限り恵介を銀とこの家に縛り続ける足枷が。

 

そして銀は正宗にこう言います。

 

「正宗、己は人がこのての上で動いとんがおもろうて仕方ないんじゃ。全ては己の掌の出来事」

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