村で駐在員が失踪。
その駐在員の代わりに移り住んできた主人公の阿川大吾とその一家。
失踪した同僚の手がかりを探す大吾は、ある1つの疑問をいだきます。
それは、この村には食人文化があるのではないかという疑念でした。
大吾はこの疑念から村の謎を暴くため“後藤家”に近づきます。
果たして大吾は無事に生き残ることができるのでしょうか。
今回はこの恐ろしい村である“供花村”を舞台にした作品、ガンニバルの生き残りキャラと死亡キャラについて語っていきましょう。
ましろの最後は死亡？正体は？最終回ネタバレ！今野翼との過去の事件とは？
ガンニバルあの人の正体は誰？銀の息子で白銀という名前？父親は金次？
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ガンニバル死亡キャラ一覧！
「狩野始（かりの はじめ）」
供花村の元駐在員です。
村で失踪してしまったため代わりに大吾が村へ来ることとなりました。
駐在員として勤務していたある日、狩野は徘徊していた後藤銀を病院へ連れて行きました。
その際、後藤銀の症状がクールー病であることに気付き、人を喰っているのではないかと疑念を持ちます。
狩野は、後藤家や食人について調べているうちに村八分にされてしまいます。
そしてある日突然失踪してしまい行方が分からなくなってしまします。
まひろが拾ってきた人間の指を調べたところ、狩野の指であることが判明し実は殺されていたことがわかります。
「後藤銀（ごとう ぎん）」
供花村を支配する後藤家の当主です。
後藤家以外は人間とは思うな、と一族に教え込んでいました。
後藤家に恨みを持つ村人たちに襲われ殺されます。
そして息子の“あの人”に喰われそうになったことで、遺体の腕に歯形が残されてしまいます。
大吾が見つけた銀の遺体に残っていた歯型は“あの人”のものだったのでした。
「今野翼（こんの つばさ）」
大吾が供花村に飛ばされることになった原因の1つ。
大吾の娘ましろに好意をいだいていましたが、実は児童性愛者で猥褻罪で逮捕・起訴されていました。
心優しいましろに惹かれていた今野でしたが最後は大吾に射殺されてしまいます。
「あの人・白銀（はくぎん）」
大吾が食人について調べていくと、“あの人”という存在にたどり着くことになります。
この後藤家に存在する謎に包まれた“あの人”の正体は、後藤銀の息子・白銀でした。
後藤銀の回想シーンでは、当時村の生贄として捧げられそうなった後藤銀が身ごもったまま山奥へ逃げます。
そして山の中で産まれた白銀と銀は生き残るために山に入ってきた村人を殺し食べていたのでした。
白銀の幼少期には、すでに食人による「クールー病」を発症しており意識は曖昧で会話もほぼできない状態でした。
しかし、大きな体とその力で後藤家の象徴として君臨していたのです。
そんな白銀は、奉納祭の生贄となってしまったましろを食べようとした場面で、ましろに「泣かないで」と声をかけらます。
そしてその瞬間、今まで自分が食べていた存在が人間であることに気付くのです。
奉納祭を阻止するべく白銀を撃った恵介が後藤家に襲われそうになる中、白銀は恵介を殺すなと伝えます。
ましろの言葉で自我を取り戻し人を喰っていた罪に気づき、最後は恵介を守り死んでいったのです。
【ガンニバル生存キャラ一覧！】
「阿川大吾（あがわ だいご）」
物語の主人公で、妻と話すことができない娘の3人で供花村へ移住し、村の駐在員を務めています。
前任の駐在員は移住後、ギャンブルに溺れ村人とトラブルを起こし、ある日突然行方が分からなくなってしまったため、大吾はその後任で村へ来ることとなったのです。
物語の冒頭では、村で行方不明になっていた後藤銀の死体が見つかります。
赴任したばかりの大吾が現場へ向かったところ、死体に人間の歯型がついていたことから“食人”についての疑問を持ち始めます。
その後、村人との交流により一度は食人の疑念が薄れていくのですが、娘のましろが人間の指を持ち帰ってきたことから村に対する危機感が大きくなるのでした。
大吾は後藤恵介から後藤銀の葬儀に参列するように言われます。
その葬儀中、参列者の中に駐在の前任者狩野始の娘、狩野すみれと出会うことになります。
すみれは、死者を弔うため死体を喰う“食人文化”は世界中にあることを伝えます。
そしてこの供花村にも・・・。
父狩野は失踪する直前、すみれに「後藤家に行ってくる」と言い残していたことが明かされ、大吾は狩野の軌跡を追うこととしたのです。
大吾が後藤家の核心に迫っていく中で目にしたものは、後藤家の“あの人”へ捧げられる生贄の子供達でした。
後藤家は、奉納祭で生きた子供を生贄とし“あの人”と呼ばれる当主に捧げるという儀式を行っていたのでした。
また娘のましろが後藤家に狙われていることを知り、娘を守るため後藤家と戦うことを決意するのです。
物語の終盤、大吾は恵介と共にこの食人をめぐる歴史に終止符を打つことを決意し、後藤岩男との激戦を繰り広げます。
「阿川ましろ（あがわ ましろ）」
阿川大吾の娘で心優しい女の子です。
村に引っ越す前は言葉も話すことができる小学3年生でした。
村に引っ越してくる前、近所に住む今野という青年と仲良くしていました。
しかし今野は児童性愛者で、子供に対する猥褻罪で逮捕され執行猶予中だったのです。
当時刑事であった大吾は、ましろが今野と交流があることを知ります。
今野がましろと心中しようとしたことで大吾は怒り、ましろの目の前で今野を射殺してしまいます。
ましろはこの事件から話すことができなくなってしまいます。
事件後供花村へ引っ越し、学校の友達からお話ノートをもらうなど交流が増えると、徐々に笑顔を見せるようになっていきます。
ましろはすぐにどこかへ移動してしまうため、母が心配をして探す描写が描かれています。
「後藤恵介（ごとう けいすけ）」
供花村を仕切る後藤家の次期当主として、物語の冒頭から大吾との関わりが多い人物です。
前任の駐在員狩野について、村人が狩野を村八分にしたことを大吾に告げ、大吾にも村で生きていくための厳しさを伝える場面が多くあります。
また大吾に銃口を突きつけ、受け入れるつもりはないという姿勢を見せつけます。
ですが大吾が後藤家に潜入し見つかってしまった際に、恵介は大吾を逃がします。
恵介は後藤家当主ではあったものの、囚われた子供達が“あの人”に喰われてしまうことや、そのために行われている奉納祭に疑問を持っていたのかもしれません。
そして恵介は後藤家の食人を終わらせるため“あの人”を射殺するのです。
「後藤藍（ごとう あい）」
後藤銀の命令で“あの人”と交わり恵介と後藤陽介を出産しています。
元々後藤家で“あの人”の生贄として監禁されていたところ、銀に目をかけられ座敷牢から出ることができたのでした。
しかし銀の言いなりで生きており、表情はいつも張り付けられたような笑顔をしています。
“あの人”との子供に対し、愛情が持てないまま月日が流れます。
子供の世話が不要となると銀に突き放され、どうやって生きていけばよいのかわからずただ
後藤家に対する憎悪をいだいたまま暮らしていくのでした。
そんな中迎えた18年前の奉納祭で生贄にされる子供が“あの人”に喰われ始めたところ、その子供を救い一緒に逃走します。
後藤家に殺されかけたとき、恵介のおかげで藍は村から逃げ出すことができました。
物語の終盤、藍は大吾と恵介の激闘の行く末を案じて警察と共に供花村へ向かいます。
そして恵介との再会を果たし涙を流すのでした。
「京介（きょうすけ）」
京介は“あの人”の生贄として、後藤家に監禁されていた子供の生き残りです。
“あの人”に喰われかけていたところ、恵介の母・後藤藍（ごとうあい）に助けられ、一緒に供花村から脱出しています。
顔の半分ほどが喰われており、言葉も上手く話すことができません。
ですが殺されてしまった狩野や大吾に情報提供を行い、後藤家や“あの人”の食人を止める手助けをしてくれます。
【ガンニバル最終回】
ガンニバルとかいうクソおもろい漫画 pic.twitter.com/viDGZMLboy
— りゅすく (@Funassi_jan) January 24, 2025
「供花村の歴史」
回想シーンで後藤銀は恵介に供花村の過去について教えていました。
供花村は元々小さな集落でした。
そこに流れ着いた賊により一人残らず惨殺され、集落は奪われてしまいます。
時が過ぎ村には新たな一族が流れ着き住み始めるのです。
これが後藤家でした。
村は争いにより多くの血が流れ、供花村は呪われた村であると語っています。
そして銀は恵介に、次に来る争いに備えて誰よりも強くなるのだと伝えるのでした。
「恵介の思い」
恵介は、銀の思いとは裏腹に憎しみあい多くの血が流れる争いは不要であると言います。
恵介は後藤家も村の人たちも好きであると。
「争いの先に」
大吾は後藤岩男との戦いが終わり、まだやり残したことがあると後藤家の集落へ向かいます。
集落では後藤家に恨みを持つ村人が集まり、残っていた後藤家の女や子供を殺そうとしていました。
後藤家の少年が姉を村人に殺されてしまい、恨みの念に飲まれてしまいそうになっていましたが阻止します。
大吾や恵介は恨みを次の世代に残してはいけないと考え、今の子供達の世代を信じていたのです。
「本当の終わりとは」
大吾は妻と声が出るようになったましろに再会することができ、村を出ていくことになりました。
また恵介も残された後藤家をまとめ上げ、同じ悲劇が繰り返されないように生きていくことを決めます。
テレビやマスコミにより、村は食人の事実が世間に広がり警察の捜査が入ることで、この惨劇も終わったかと思われました。
しかし作中では狩野が残した言葉「この村の人間は、人を喰っている」というキーワードが浮上します。
村での勤務が最終日の大吾に声をかけた老婆は大吾と別れた後、口から人間の指を取り出すという場面が描かれていました。
また後藤家の現場確認をしていた警察官が白銀の寝床を確認すると柱に「逃ゲロ」と刻まれていることを見つけます。
実は物語の冒頭、大吾たちが住んでいた駐在所の住居にも「逃ゲロ」と刻まれている描写があり、この供花村の人食いがまだ終わっていない事を匂わせたまま、最終巻が締めくくられるのです。