アニメ化が発表され、物語も佳境に差し掛かるなど、さらなる人気が予想される作品「推しの子」。
今回はこの作品のキーマンであるカミキヒカルとリョースケについて記述していきます。
「推しの子」は何者かによって殺された主人公ゴローが、推していたアイドルの子供として生まれ変わるという物語です。
ですがそんな幸せな生活は長く続くことはなく、母でもあり推しのアイドルでもある星野アイが何者かによって殺されてしまいます。
その母親を殺した人物が今回紹介するリョースケで、それを指示したのがカミキヒカルではないかと噂されています。
この記事では、そんな物語の重要人物であるこの2人に焦点を当てて、どんな人物なのかを事細かに紹介していきます。
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ゴロー殺害事件の経緯を解説！
殺害当時の状況
導入文で「何者かによって殺されてしまった主人公ゴロー」と述べましたが、この事件の経緯を知らない、もしくは忘れてしまった方もいると思います。
なのでまず、この事件の経緯を先に詳述したいと思います。
地方の小さな病院で医師として働いていたゴローこと雨宮五郎（あまみや ごろう）は星野アイというアイドルを長年推していました。
ですがある時、そんな推しのアイドルである星野アイが妊娠をした状態で、ゴローのもとにやってきました。
最初は戸惑いつつも冷静に診察を続けていましたが、アイの出産間近というタイミングで、ゴローは黒いフードを被り星野アイという本名を知っている男に出会います。
というのも、入院する際には星野アイという本名を隠し、偽名を使っていたため、本名を知っている人物はほとんどいませんでした。
当然関係者かどうかを疑い尋ねるものの、突然その男は走って逃げていきます。
ストーカーなのではないかと疑い、推しアイドル・アイを守るためその男を必死で追いかけるも、見失ってしまい背後からその男に殺されてしまったのでした。
その後判明した事実
第79話で、謎の少女により、ゴロー殺害事件の当日、病院の周りに大学生くらいの男と中学生くらいの男が居たことが明かされています。
この大学生くらいの男は、星野アイを刺した人物と同一人物で、リョースケだと後に判明しました。
ゴローが殺された相手はどう見ても中学生ではなかったため、ゴローを殺したのは、大学生くらいの男性に当たるリョースケだと確定できます。
星野アイ殺害事件の経緯を解説！
事件の全容を紹介！
まずは同じように経緯から説明します。
アイドルとして人気のピークを迎え、アイドルとしては夢の舞台でもあるドーム公演当日、星野アイは双子の存在を知ったファン・リョースケによって殺されてしまいます。
リョースケはゴロー殺害時にも身に着けていた黒いフードを被って登場し、花束を渡すと同時に刃物でアイを刺しました。
アクアが前世での医者の知識を駆使するも、刺し傷は致命傷で、アクアが駆けつけたときにはすでに手の施しようがありませんでした。
リョースケは殺した後自分の過ちに耐えきれず自殺をしてしまいました。
黒幕の存在が判明！
上述しましたが、星野アイが入院していた病院の周りには、ゴロー殺害当時、大学生くらいの男性と中学生くらいの男性がいたことが判明しています。
そしてゴローを殺害した犯人は、星野アイを殺した人物でもあるリョースケでした。
ですが、推しの子10話でアクアも述べているように、リョースケは何のスキルもない学生で、アイが妊娠して入院した病院や、引っ越したばかりの新居を突き止めるといった探偵のような事ができる人物ではありませんでした。
つまりそれは、裏でリョースケを操っていた人物がいるということを意味します。
その黒幕の可能性が最も高い人物が、カミキヒカルと言われており、そして彼こそアクア達の父親でもあると世間でも考えられています。
リョースケとはどんな人物？
リョースケがゴローと星野アイを殺害した人物であると述べてきましたがより具体的にどのような人物だったのかを紹介していきます。
リョースケは星野アイを殺害した頃、22歳の大学生で、ゴローを殺した時は18～19歳でした。
背格好もゴローとほぼ同じ体格をしており、第79話で、謎の少女により、判明した病院の周りにいた大学生くらいの男と一致しています。
長年星野アイを推してきており、何度も彼女の握手会に訪れています。
その心酔ぶりは、握手会のときにお土産である「星の砂」を渡すほどでした。
その愛が強すぎたが故に、アイがファンを蔑ろにして密かに子供を作っていたことにひどく傷つき、犯行に至ってしまったようです。
犯行後は、アイが自分のことをしっかり認知してくれていたことや、自分が渡したお土産を大事に保管してくれていたことを知り、やってしまったことに耐えきれず自殺してしまいました。
ただマンガの描写からは彼に知性を感じることはなく、自分１人ですべてを計画実行したというよりは、誰かに唆されそのような一連の犯行の主犯に仕立て上げられてしまったという印象が強いです。
カミキヒカルとはどんな人物？謎の中学生と関係がある？
上述したように、カミキヒカルはこれらの一連の事件の黒幕として考えられている人物であると同時に、アクアとルビーの父親なのではないかと噂になっている人物でもあります。
カミキヒカルのプロフィールを紹介！
カミキヒカルは黒川あかねと同じ劇団ララライに10～16歳の約6年間所属しており、劇団の看板役者としての立ち位置を確立していました。
顔はアクアと瓜二つでイケメンですが、その顔よりも演技力が評価されており、劇団屈指の演技派として名を馳せていました。
そして16歳からは空白の期間があるものの25歳で神木プロダクションを設立し、現在はそこの代表取締役をしています。
黒幕の正体が判明？
ああ、やっぱりゴローと同じで「音信不通」になっちゃってんのか。可哀想に。。。でも流石にカミキが「第一発見者」になるとガバガバ過ぎるからね。。。 #推しの子 pic.twitter.com/8d6jzHxEZr
— Fate雑記(士凛特化)＋あるふぁ (@takakimura01) March 15, 2023
何度も述べたように、ゴロー殺害事件の際には病院周辺を大学生くらいの男性と中学生くらいの男性がいたことが謎の女の子の証言からわかっています。
大学生の男性というのはリョースケを指しており、この事件で操られていた人物であるので中学生の方が黒幕だと言えるでしょう。
そしてこの中学生こそカミキヒカルだと考えられます。
つまりこの一連の事件の黒幕はカミキヒカルだということになります。
その理由の１つとして、カミキヒカルはアイが妊娠した当時、つまりゴローが殺害された当時、15歳の中学生でした。
ちょうどぴったり見た目が中学生くらいの男という目撃証言に当てはまるのです。
さらに、109話でカミキヒカルは人気女優である片寄ゆら（かたよせ ゆら）を登山中に殺害しています。
その際にカミキヒカルは、才能があり誰からも求められている価値ある人を自分の手で殺害することが快楽、というようなことを述べています。
そんなサイコパス的な発想を持つカミキヒカルであれば、人気絶頂期だった才能ある星野アイを殺さずにはいられなかったとしても不思議ではありません。
つまり、今推測する限り、黒幕の正体は当時中学生の姿をしたカミキヒカルだと言えそうです。
物語に出てくる謎の男達！
さらに、黒幕と父親の正体と同じくらい謎めいた存在である二人の男の存在についても言及しておきます。
その謎の男たちというのは、72話でルビーとすれ違った父親と思われる男性、そして96話で黒川あかねがすれ違い、アクアと見間違えた男性のことです。
これらの正体は明かされていませんが、カミキヒカルである可能性が高いです。
ゴローが殺された事件から約16年が経っているので現在カミキヒカルは30歳前後の年齢で、72話にてルビーとすれ違った男、そして96話で黒川あかねが見た男性の見た目とも一致しています。
さらに96話に登場した男性に至っては、カミキヒカルの素顔が出た109話の男性の顔と一致しています。
つまり物語に登場した謎の男たちの正体は成長したカミキヒカルの可能性が高いということです。
アクアとルビーの父親は誰？カミキヒカルが本当の父親で黒幕真犯人？
カミキヒカルが黒幕の正体だと紹介してきましたが、更にカミキヒカルにはアクアとルビーの父親であるという説も濃厚になり始めています。
カミキヒカルがアクアたちの父親である根拠の1つは、顔がアクアと瓜二つであることです。
カミキヒカルが約６年間在籍していた劇団ララライに保蔵されていた、昔の彼の姿は、あまりにもアクアの生き写しを疑うレベルで顔がよく似ていました。
さらに96話で黒川あかねが見た、カミキヒカルの姿は、思わずあかねが「アクアくん？」と見間違えて言ってしまうほど、16年経って30代になった現在でもアクアに似ていることが予想できます。
それほどまでに顔が似ているキャラクターを伏線と捉えないわけがありません。
2点目に、カミキヒカルとアイの生前の演技がとても良く似ていることが挙げられます。
おそらくアイがカミキヒカルから教わったからなのでしょう。
ここからも星野アイとカミキヒカルの関係はとても近かったことがよくわかります。
3点目に、黒川あかねが再現したアイの感情がカミキを見てざわめいたからです。
黒川あかねは女優とは思えないほどの優れた分析能力から、分析相手になりきることができるという憑依型の天才女優です。
星野アイが憑依した黒川あかねは、長年星野アイを推してきた生粋のファンでもあり、実の子供でもあるアクアに星野アイだと思わせたほどです。
彼女がその分析力を駆使すれば、ほぼ100％正確にアイになりきることができます。
そんな星野アイを憑依させた状態の彼女が、カミキヒカルを見て「私の中にある再現したアイの感情がざわめいていた」と何かに感づいていたことからも、カミキヒカルが登場人物の中で1番父親に近い人物であるのは間違いないでしょう。