九龍ジェネリックロマンス最終回完結した？結末や最後ラストを予想ネタバレ！

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『九龍ジェネリックロマンス』は、週刊『ヤングジャンプ』にて連載中の恋愛漫画です。

 

さらに『九龍ジェネリックロマンス』は、各界のマンガ好きの方が選んだ「このマンガがすごい！2021」オトコ編の3位に選ばれており、現在大注目の漫画となっています。

 

あらすじですが、ヒロインの鯨井令子（くじらい れいこ）と、令子が思いを寄せる会社の上司、工藤発（くどう はじめ）の大人の恋愛を丁寧に描いた内容となっています。

 

単行本は現在8巻まで刊行されており、令子と工藤の関係が一歩深まったものの、まだまだ九龍城砦に潜む謎は深まるばかりです。

 

今回はそんな、『九龍ジェネリックロマンス』の最終回についてや結末予想をご紹介します。

 

ネタバレを含みますのでご注意ください！

 

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原作漫画『九龍ジェネリックロマンス』は最終回完結した？最新巻は何巻？

原作は完結してる？

 

結論からお伝えすると、『九龍ジェネリックロマンス』はまだ完結していません！

 

2023年6月現在、単行本は8巻まで刊行されています。

 

恋愛要素だけでなく、ミステリー要素も多く含まれており、伏線が回収されたかと思いきやまた新たな謎が生まれたりと、内容の進み具合はゆっくり目です。そのため、原作完結はまだもう少し先となると思います。

 

最新巻は何巻まで出ている？

 

2023年6月現在、単行本は8巻まで発売されています！

 

8巻の最後に、次巻は2023年夏ごろ発売というような記載があるので、何事もなければ9巻の発売までもう数か月といったところかと思います。最新刊の発売が待ち遠しいですね！

あと何巻で完結しそう？

 

結論からお伝えすると、完結までは最低でも４～５巻ほどはかかるかと思います！

 

先にも少し記載しましたが、『九龍ジェネリックロマンス』は恋愛要素だけでなく、ミステリー要素も多く含まれています。謎や伏線が回収されたかと思いきや、また別で新たな謎が増えたりと、話は進んでいつつもなかなか核心に届きません。

 

ゆっくりと流れる空気感も『九龍ジェネリックロマンス』の魅力のひとつであるため、完結まではまだ先となるかと思います！

 

『九龍ジェネリックロマンス』の最終章までのネタバレ！

そもそも鯨井Bって何者？鯨井Bの死因はなに？

 

鯨井Bとは、鯨井令子の過去の、もうひとりの令子のことを指します。

 

鯨井Bの性格は令子とは対照的で、活発でさっぱりとしており、九龍城砦の住人と日々麻雀を嗜むなど、少々男勝りな面もあったようです。

 

煙草を吸ったあとにスイカを食べるクセは、令子と変わりません。

 

工藤と婚約をするほどの関係でしたが、慢性的な睡眠不足に悩まされており、医師から処方された睡眠薬を過剰摂取し、自殺をしてしまいます。

 

しかしながら、第61話では、みゆきが鯨井Bが摂取した薬について、「睡眠導入剤としては強いものだが、何万錠と飲まない限りは死にはしない」と言及しています。

 

その他、令子が工藤に鯨井Bが亡くなっていることをグエンから聞いたという話をした際に、工藤が「鯨井令子は、俺が殺したんだよ」という発言をするなど、鯨井Bの本当の死因については明らかになっていません。

 

自殺か、他殺か、はたまたそれ以外の何かなのか…謎は深まるばかりです。

 

住人が九龍城砦を出ようとするとどうなる？驚きの結果に…

 

まず前提として、令子や工藤が暮らしている九龍城砦は3年前に取り壊されており、本作中ではすでに存在していないことになっています。

 

しかし、何らかの理由により、九龍城砦が見える人には見えていて、立ち入れる人には立ち入れるようになっている状態です。

 

みゆきやグエン、楊明は九龍と香港など、ほかの場所を行き来することは可能ですが、みゆきの友人であるユウロンには、そもそもとして九龍城砦は取り壊されたボロボロの状態しか識別できず、立ち入ったとしてもただ跡地に入った、というだけです。

 

こちらを踏まえて、第34話でみゆきが九龍城砦の住人・陳を、健康診断の結果を理由に病院に呼び出し、ある実験を行います。

 

それは、九龍城砦に存在している人間と同一人物を九龍城砦に立ち入らせるというもの。

 

呼び出された陳が特に説明もないまま座って待っていると、みゆきの元に1本の電話がかかってきます。

 

電話はみゆきの部下で、もう一人の陳を九龍城砦跡地に立ち入らせようとしている。

 

みゆきの許可を得てからその人物を跡地に入らせると、みゆきとグエンの目の前にいた陳が、その場からパタリと消え去ってしまいます。

 

明確な理由は不明ですが、オリジナルとクローンが同じ場所に存在しようとすると、クローンの方が消えてしまうという結果に。

 

そうなると、仮に令子が九龍城砦を出た場合はどうなってしまうのか。

 

令子のオリジナルと思われる鯨井Bはすでに亡くなってはいるものの、恐らくクローンである令子が九龍城砦から出ても消え去ることはないのか…

 

ここもまたひとつ、新たに謎が生まれています。

 

令子は本当にクローン？その理由とは

 

前の項目で、鯨井Bがオリジナルで、令子がクローンという書き方をしましたが、原作ではまだ確定された事柄ではありません。

 

先に記載した、令子が九龍城砦を出たらどうなるのか、という話ですが、実際に第59話で、楊明と令子が買い物をしに香港へ向かうシーンがあり、九龍城砦を出ようというところで、令子はグエンに引き留められます。

 

その時、グエンが香港から頼んだピザのデリバリーが届くのですが、配達員はグエンと楊明しか見えておらず、九龍城砦のことも「こんな廃墟」と、はっきりと発言します。

 

ここまでくると、令子はクローンで間違いないと思うかもしれませんが、第27話のみゆきとグエンの会話で、令子と初めて会ったグエンが「鯨井令子はホクロの位置まで一緒なのに」と発言。

 

するとみゆきがその発言に反応し、「クローンはホクロは再現されません」と明言します。

 

九龍城砦が見えない人には令子は見えない。しかし、クローンはホクロまでは再現されません。

 

ということは…？　令子はクローンなのかそうではないのか…謎は深まるばかりです。

 

『九龍ジェネリックロマンス』最終回結末を予想！その後の最後のラストはどうなる？

令子と工藤の関係性はどう変わってくる？

 

第65話では、一夜を共にし結ばれたように見える令子と工藤。

 

しかし8巻の最後、第70話では、工藤が鯨井Bとの過去を思い出し、せっかく令子の部屋を訪れたにもかかわらず早々に立ち去ってしまいます。

 

その後令子が「どうしてこんなに傍にいるのに、ずっと遠くに感じるんだろう」と思うほど、令子と工藤には温度差があるように思います。

 

通常であれば、主人公の令子とその想い人である工藤は結ばれる流れになると思いますが、先がどうにも読めないのが『九龍ジェネリックロマンス』の醍醐味のひとつ。

 

筆者としては、工藤が鯨井Bの面影を追っている限り、令子と晴れて結ばれることはないのではと予想します。

 

大人の恋愛を濃く描いているため、結ばれなかったとしても何事もなかったかのように、工藤が令子をからかい、令子が適当にあしらう、いつもの日常が戻ってくるのではないかと思います。

 

とはいえ、工藤には鯨井Bの影を追わず、今を生きる令子に向き合って結ばれてほしいという、筆者の本音もあります…

 

九龍城砦は無くなる？その場合、令子はどうなってしまうのか。

 

先にも少し記載しましたが、九龍城砦はすでに取り壊れており、普通の人には荒れた廃墟にしか見えていません。

 

現実には存在していない場所のため、何かきっかけがあれば一瞬で消えてしまう幻のような場所です。

 

しかしながら、九龍城砦が消えてしまうのではといった描写や登場人物たちからのほとんど発言はなく、今はまだその時ではないように思いますし、そもそも九龍城砦跡地が廃墟のままなのであれば、令子たちが暮らす九龍城砦が消えることはないのではと思います。

 

ただ、仮に九龍城砦が消えてなくなってしまった場合。令子や他住民はどうなってしまうのでしょうか。

 

みゆき、グエン、楊明は九龍城砦と九龍城砦以外を行き来できているため、例え九龍城砦が消えてしまったとしても問題なく生きていくことができるでしょう。

 

しかし、工藤も同様なのかは現時点では不明です。

 

クローンか否かがはっきりしていない令子ですが、普通の人からは見えない存在ではあるので、恐らく消えてしまうのではないかと思います。

 

これは筆者の考察となるのですが、第36話で工藤が過去の鯨井Bとの夢を見たシーンがあります。

 

工藤が鯨井B、そしてグエンと他愛もない会話をするシーンでしたが、工藤にとっては悪夢だったのでしょう。

 

大量の寝汗をかいて目覚めた工藤は、頭を抱えて「あぁああああ」と低く叫びます。

 

すると次のシーンで、九龍城砦に軽い地震が起こる描写があり、そこでひとつ思うのです。

 

九龍城砦は、たくさんの思い出が詰まっていて、婚約までしていたのに亡くなってしまった鯨井Bに縛られた工藤が作り上げている、リアルすぎる幻想空間なのではないかと。

 

毎日同じ店で水餃子ばかり食べること、クーロンに恋してる、といった工藤の発言などはすべて、鯨井Bが生前、工藤に伝えた言葉や行動です。

 

そして今のところ、工藤だけがオリジナルなのかクローンなのか、九龍城砦を出ることができないのか、はっきりしていません。

 

もしかすると九龍城砦が消えるのは、工藤が鯨井Ｂを過去の事と認識し、呪縛から解き放たれるときなのかもしれません。

 

『九龍ジェネリックロマンス』の主要キャラクターを紹介！

鯨井令子

 

本作の主人公。黒ぶち眼鏡と黒髪ショートが似合う、スタイル抜群の女性です。

 

不動産会社「旺来地產（オウライチサン）」で働いており、同じ会社で働く工藤に想いを寄せながらも至って平凡な毎日を過ごしている中、自分にはドッペルゲンガーのような同一人物が存在していたことを知り、かつ、その人物が工藤の婚約者であったことも知ってしまいます。

 

そして、もうひとりの自分が亡くなっていることも。

 

突然の不可思議な状況に戸惑いを隠せない令子ですが、もうひとりの自分ではなく、自分自身を工藤に認めてもらうため、誰の代わりでもない「絶対の自分」になると決めて、様々な事実に向き合っていきます。

工藤発

 

令子とともに、「旺来地產（オウライチサン）」で働く男性。

 

普段は令子をからかってばかりですが、九龍城砦の住人と麻雀を打って仲を深めたり、抜けた床を直してあげたりと、人情深い面も。

 

反面、もうひとりの令子の婚約者であり、生前の記憶や思い出もすべて覚えている中、今を生きる令子と普通にやり取りをしているという、通常であれば到底受け入れられない状況を受け入れ、何事もなかったかのように振る舞い、九龍城砦で生活をしています。

 

単行本が8巻まで進んでいる中で、工藤のことだけがいまだはっきりと明かされていないため、物語の核となる人物になるのではと思います。

 

楊明

 

過去から逃れるために、頭から足の爪の先までという全身整形をしたという美女。

 

元々は有名女優の母親にそっくりで、母親の言うことに何の疑問も抱かずに生きてきましたが、言いたいことも、やりたいことも何もかも言えず、どんどん母親と瓜二つになっていく自分に耐えられずに全身整形を行い、整形を終えた日の宿を探していたところ、九龍城砦に立ち入ることになります。

 

楊明がなぜ九龍城砦に出入りできるのかは不明ですが、常に明るくポジティブな彼女は、この物語の太陽のような存在と言えるでしょう。

小黒

 

縦巻きの黒髪ツインテールとカタコトが可愛らしい小柄な女の子。

 

ですが、物語の後半で、同じ名前・同じ顔をした長身の男の子が出てきます。

 

その男の子が、楊明が働く洋服の仕立て屋さんで火災報知機の点検に来た際、たくさん作られたドレスを見て好みを言いますが、フリルがたっぷりのロリータ服が好きそうな発言から、恐らく女の子の小黒と同一人物なのではないかと思います。

 

見た目は変わってしまいましたが、小黒は九龍城砦で唯一、もうひとりの自分と今の自分が共存できている存在です。

 

蛇沼みゆき

 

製薬会社や美容クリニックを運営する、蛇沼グループの代表取締役。

 

義父の命により体に蛇の刺青を入れており、より義父に忠誠を誓うため、自らナイフで舌を縦に切ったという、なかなかにクレイジーな男性です。

 

そこまでしておきながら、実は父親を憎んでおり、復讐を企んでいます。

 

元々は子供のころに九龍城砦に住んでいたようで、九龍城砦の場所や抜け道に詳しい様子。

 

しかし、子供のころ一緒に九龍城砦に住んでいた友人のユウロンは、九龍城砦が廃墟にしか見えず、立ち入ることができません。

 

なぜみゆきだけが出入りできるのか、原因は不明となっています。

タオ・グエン

 

長身長髪の色男。みゆきの恋人で、取り壊される前の九龍城砦に住んでいた人物です。

 

鯨井Bと工藤が訪れていた純喫茶で働いており、2人と面識があり仲が良く、工藤からは鯨井Bについて恋愛相談をされていたような間柄です。

 

そのため、見た目は同じなのに性格は正反対の令子に対して当たりがキツく、あまり快くは思っていないようです。

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