MFゴースト拓海は事故で死亡？美佳と結婚？ネタバレ解説！引退や現在その後の最後も

近未来、公道で行われるレースを描いた『ＭＦゴースト』。

峠の走り屋たちを描いた作品『頭文字Ｄ』の続編にあたる作品になります。

今回は、『頭文字Ｄ』の主人公、藤原拓海がその後『ＭＦゴースト』ではどうなっているのかを紹介します。

『頭文字Ｄ』の終盤、レーサーを目指すことを決意した拓海は、いくつかの企業から勧誘を受けていることが描かれていました。

約２０年後である続編の『ＭＦゴースト』では、どうなっているのか。

拓海のその後の生活や結婚事情など解説したいと思います。

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『イニシャルＤ』のその後を描いた『ＭＦゴースト』とは？

『ＭＦゴースト』とは公道レース「ＭＦＧ」に、イギリスから参戦してきた片桐夏向（かたぎりかなた）を主人公として描いた青春バトル漫画です。

舞台は意外にもガソリン車が廃止され電気自動車が普及した近未来です。

「ＭＦＧ」について

「ＭＦＧ」とは内燃機関のスポーツカーを使って行われる公道レースです。

火山活動や大地震などにより封鎖された地区の一般道路を利用しています。

完全なクローズドコースで一般人はもちろん、レーサーでもレース以外では立ち入ることができず、練習すらできません。

レース中はドローンによって撮影され、リアルタイムで世界中に放映されるほどのビッグイベントになっています。

また「ＭＦＧ」の正式名称は公開されていませんが、「リョウ・タカハシ」が提唱したレースだということですので、前回同様なんらかの思いが込められているのでしょう。

『ＭＦゴースト』の特徴

本作の最大の特徴は、未来ならではのハイテクなドローンを利用した詳細な場面解説でレースを盛り上げつつ、大迫力のレースシーンを表現したバトルです。

レースは災害によって放棄された地区で行われることで、レースシーンにすばらしい影響を与えていました。

日中に市内や見晴らしの良い海岸線で行われるレースを見ると、一目瞭然です。

前作では、リアリティの問題で夜中の暗い中でしかバトルができなかったため、地味な印象がぬぐえません。

本作では、商店街の街並みにドリフトしながら突入したり、滝のように流れ落ちる水の上を走ったり、崩れた道を大ジャンプで飛び越したりと迫力あるシーンが満載です。

そのため、本作のレースシーンには今までとは比較にならないほど強いインパクトを感じました。

さらにドローンによってあらゆる情報が収集・分析されることで、観客にも分かりやすい説明が提示されます。

前作ではナレーションで無理やり説明していたときとは大きな違いでした。

情報が観客やドライバーにも詳しく伝わることで、会話が非常に盛り上がります。

また、一方で夏向を中心に描いた青春物語でもあります。

夏向の亡くなった母への思いと新たな出会いによる癒やしが描かれています。

作者のしげの秀一先生が得意とするバトルと人間性の成長を描く手腕は、相変わらず見事です。

最後は藤原拓海が事故で死亡？引退？

『ＭＦゴースト』にて拓海の近況が描かれるのは、コミック３巻の２５話「悲運のラリースト」です。

実況のアナウンサーが夏向の経歴を調べたことで、藤原拓海の近況にたどり着きました。

アナウンサーは夏向が英国の名門レーシングスクール「ロイヤル ドニントンパーク レーシング スクール」の卒業生であり、教師の藤原拓海に指導されていたと解説しています。

解説された拓海の経歴は、２０歳のころ単身英国ラリー国内選手権に参加。

ちなみに、このころ拓海は英語もまともに話せずに、資金もコネもなく英国に突撃したようです。

普段はボケッとしていながらも、いざというときはキレてしまう拓海らしいエピソードですね。

ラリーに参加した英国では、ターマック（舗装路面）では無類の強さで３年目にしてタイトルを勝ち取りました。

あまりの速さに「フライングジャン（空飛ぶ日本人）」と名づけられるほど話題になります。

その後、トヨタと契約を交わして最高峰のラリーで有名なＷＲＣ（ワールド・ラリー・チャンピオンシップ）にフル参加が決まったところまでは、順調でした。

シーズン開幕直前のテストで、マシントラブルによる不運のアクシデントで谷底に落下して大けがをします。

長期の入院を余儀なくされて、リハビリ生活を送ることになったようです。

しかし、競技に復帰することはできずにリタイアしたのち、消息不明のまま１０年以上が過ぎることになります。

そして、夏向の活躍で英国の名門レーシングスクールで教師をしていることが確認され、関係者に驚愕と安堵を与えることになりました。

実況のアナウンサーが拓海の近況を明らかにしたときには、隣にいた解説の小柏カイが涙を流して喜んでいるようすが描かれています。

小柏カイは青年時代、拓海のライバルのひとりであり、お互いの父親もライバル関係だったため、思い入れも強かったのでしょう。

現在は藤原拓海は茂木なつきあるいは上原美佳と結婚？

拓海の結婚事情については、コミック１１巻の１１９話「秋山渉　語る」で語られています。

ライバルだった藤原拓海の生涯を熱く語っている中に、去年英国で結婚したとの言葉がありました。

相手は日本人女性で、拓海のリハビリ時代を支え続けた人であると語っています。

さらに、埼玉出身の女子ゴルファーで日本ツアーで活躍していたこともあると。

ここまで提示されれば、相手は上原美佳で間違いないでしょう。

１０年以上付きあったうえでの結婚とは、作者のしげの先生の漫画ではめずらしい気がしました。

しげの先生の場合は、付き合ったらすぐに結婚させるか、破局するパターンが多かったように思います。

しかし、ここは素直に祝福するのが、正しいファンのあり方でしょう。

できれば、ふたりの幸せなシーンが描写されることを願います。

藤原拓海は『MFゴースト』何巻何話・何歳で再登場する？ネタバレ解説

藤原拓海の登場に関して想像するならば、夏向へのアドバイスの場面などなら、自然と現れそうな気がします。

しかし、実はすでにその姿だけは、１カットですが描写されています。

コミック３巻の２５話「悲運のラリースト」の扉絵でした。

本日発売のヤングマガジンに『MFゴースト』第25話「悲運のラリースト」掲載。カナタにつづき、あの男の経歴が明らかになります。『頭文字D』読者の皆さま、必読回です。そして5月7日（月）発売の第2巻のカバー、公開です。オーバー！ #MFゴースト #頭文字D #しげの秀一 #ハチロク #ヤングマガジン pic.twitter.com/fIdozDtjY7

— 新公道最速伝説『MFゴースト』公式【TVアニメ化決定】 (@mfg_ym) April 8, 2018

レーススーツを着てヘルメットを抱えた夏向が、背を向けた男と話している場面です。

何気ないカットですが、背中には「Ｔ.ＦＵＪＩＷＡＲＡ　ＲＤＲＳ」。

ＲＤＲＳはレーシングスクール「ロイヤル ドニントンパーク レーシング スクール」の略でしょう。

レーシングスクールＲＤＲＳの「Ｔ.ＦＵＪＩＷＡＲＡ」なら、拓海以外にはありえません。

身長は長身の夏向より少し低めで、オールバックのように髪を後ろに流した髪形のようですね。

年齢に関しては、年代が明示されていないため、正確にはわかりません。

しかし、２０歳から３年でタイトル、その後ＷＲＣで数年、そして事故からのリハビリから消息不明のまま１０年以上、あわせて４０歳程度ででしょう。

公式でも２０年から３０年後ということですので、大きな違いはないと思います。

藤原拓海の母は幼い頃にいなくなった？ＭＦゴーストだと主人公・夏向の母親も死亡？

拓海の母親については、本編ではいないとしか語られていません。

しげの先生へのインタビューでは、離婚か死別でしょうとのあいまいな返答でした。

実写版頭文字Ｄの映画では離婚したようすが描かれていますが、この映画ではほかの設定も本作とは大きく違うためあてにならないようです。

片桐夏向の紹介

イギリスから日本の「ＭＦＧ」に挑戦しにきた１９歳。

日本人の父とイギリス人の母をもつハーフで冷静沈着で礼儀正しい青年です。

【MF ゴースト】
32から34話読んだどす🏎、
ありがとうどす。#漫画 #発見 #マガポケ #MFゴースト #MFG #頭文字D #ドローン #グリップウエイトレシオの均一化 #神フィフティーン #ハチロク #ナンバーセブン pic.twitter.com/Dn6SbtbNAJ

— 日下部伸也 (@kaaabee) March 9, 2022

女性からは好意的に騒がれることが多く、ルックスは最上級であることがうかがえます。

加えて、主人公らしく超人的な記憶能力を持っていました。

ビデオを見ただけでコースを記憶してしまう能力は、レース期間以外にコースでの練習が行えない「ＭＦＧ」では非常に有利です。

日本に来た目的は、行方不明の父親を捜すためでした。

片桐の名をもつレーサーが活躍すれば、父親の情報が手に入るのではないかと考え「ＭＦＧ」へ参戦します。

片桐夏向の母親

夏向の母親は英国人のキャサリン・リヴィントンです。

髪形はロングで女優のように美しい人だと言われていますが、写真を見る限り優しそうな女性でした。

芸術大学を卒業しており、在学中に夏向の父親である片桐健と出会い恋人になったそうです。

そして、キャサリンは、見たものを完全に記憶して絵に書き写すことができる完全記憶能力を持っていました。

その能力は夏向に受け継がれましたが、秘密にするように教えていたことから、不愉快なことがあったようですね。

夏向を産んだあとは、重病を患い入院していたようです。

そして、夏向がレーシングスクールを卒業する直前に体調が悪化して亡くなってしまったそうです。

その後、夏向は２年もの間表にでなかったことから、大きな傷になっているようでした。

藤原拓海の父親・文太は続編ＭＦゴーストでどうなっている？

残念ながら、文太については本編では全く登場していません。

しかし、唯一ナレーションの中に文太の名前が登場しています。

コミック１３巻の１５３話「群馬プライドの真髄」の最終ページです。

高橋啓介が後輩にドラテクの指導をしている場面でした。

ナレーションは、群馬の頂点にいる４人のドライバーを挙げています。

藤原文太、高橋涼介、高橋啓介、藤原拓海の４人です。

おそらく、現在生きているトップドライバーを挙げたのでしょう。

そのため、文太が生きていて、今でも峠を走っているのは間違いないようです。