宝石の国パパラチアは復活で死亡？どうなったか漫画ネタバレ考察！なぜ月人ルチル？

本記事で紹介するキャラクター・パパラチアは、漫画「宝石の国」に登場する美しい宝石のひとりです。

簡単に本作のあらすじを紹介します。

物語の舞台は、人間が滅んだ後の世界。

新たに誕生した生命体である宝石たちは、３０人にも満たない小さな群れを築き、共に支え合って生活していました。

そんな宝石を狙うのは、月からやってくる月人たち。

彼らは宝石を装飾品にするべく、地上にいる宝石たちに戦争をしかけてくるのです。

脆く美しい宝石たちが、身を削りながら月人と戦い、己の出自の真実を暴いていく。

漫画「宝石の国」は、人間を祖とする者たちが生きる世界を描いた、新感覚のアクション・ファンタジー漫画です。

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性別は？硬度は？強くてかっこいい！パパラチアの基本情報

プロフィール紹介！

赤みがかった明るいオレンジのロングヘアが特徴のパパラチアは、宝石最年長であるイエローに次ぐ年長者で、仲間に慕われる魅力的なキャラクターでありながら、本人の特異な体質故に登場数の少ないキャラクターです。

宝石の硬さを表すモース硬度では、パパラチアは高硬度である9を誇り、さらに靭性は準一級のため、最強の宝石ボルツの次に強いと言われています。

また、兄貴肌なパパラチアの一人称は「俺」。

口調は「～か？」「～さ」というような、落ち着いた言葉使いが印象的です。

合金の腕を持つ主人公・フォスフォフィライトに同情し、頭を撫でるような仕草から、年長者の余裕がうかがえます。

男性的な言動が目立つキャラクターですが、宝石に性別の概念はありませんので、パパラチアも他のキャラクター同様に無性別です。

アニメのパパラチアめっちゃ
イケメンやん。。かっこいい。。。 pic.twitter.com/RRwxMH5EEF

— みぃ∩( ‘-‘∩)◯。・＊* (@jodiolove373) December 27, 2017

高い硬度・優れた靱性をもつ強キャラ！一目置かれるお兄さま的存在のパパラチア

パパラチアのモデルの宝石は、「パパラチア・サファイア」だと思われます。

宝石の硬さを表すモース硬度は、１～１０までの整数で定められており、パパラチアはサファイアと同様に硬度９であり、優れた靭性を備えています。

そんなパパラチアは、戦力としてとても優秀で、他の宝石の仲間達から一目置かれており、最大硬度と靭性特級の最強キャラであるボルツ(ダイアモンド属)に次ぐ戦闘力の持主です。

また、パパラチアが所有している武器は、片刃状の大きな剣で、宝石達が扱う武器の中で一番大きく重さがあるため、腰にぶら下げることができないほど。

脆い宝石には扱いの難しい武器ですが、パパラチアはこの大きな剣を難なく使い熟し、敵を倒します。

フォスの語りによると、「かっこよくて、なんでも知っている」というパパラチアは、精神面でも頼りにされているようで、昏睡状態のパパラチアに悩みを相談しにやってくる宝石もいるとか。

皆に慕われるパパラチアですが、体質により活動時間が極端に短いため、若い宝石とは初対面の場合があり、動いているパパラチアをはじめて見る宝石からは「伝説のパパラチア」と呼ばれるなど、登場シーンは少ないものの、存在感の大きなキャラクターとなっています。

パパラチアが目を覚ますと、年長者やパパラチアを知る宝石たちは、パパラチアとの再会を大いに喜ぶため、パパラチアが多くの仲間たちに好かれ、慕われていることがうかがえます。

アニメにパパラチア出る喜び、cv朴璐美である喜び、共有させてください pic.twitter.com/mZfb7BRUMx

— 🐙 (@8823toisu) December 16, 2017

アニメ開始3分で心を射抜いてくるパパラチアさん pic.twitter.com/Qf43AJjDGD

— ゆうきれじーな (@kurachan1225) December 26, 2017

パパラチアが生まれ持った不運とは？元相棒ルチルの涙ぐましい努力が泣ける！

不運な体質をもつパパラチア

パパラチアは生まれつき、体に複数の穴が開いており、その影響で他の宝石のように活動することができず、ほとんどの時間を医務室で眠って過ごしています。

そんなパパラチアを、宝石の医療担当であるルチルが改造し、支えていました。

高硬度で優れた靭性を備えた鉱石生命体でありながら、生まれながらに不完全なパパラチアはとても不運な宝石と言えるでしょう。

ルチルの医術で弱点克服なるか

体に開いた穴の影響で不安定なパパラチアを支えていたのは、かつての相棒で、共に組んで戦っていたという医療担当者・ルチルです。

ルチルは眠ったパパラチアを目覚めさせるため、パパラチアと同属の宝石を体の穴にはめ込む治療を施し、彼の目覚めを健気に待ち続けています。

昼夜問わず治療に励むルチルは、度々徹夜をしており、寝不足で倒れこむ場面も。

第５巻では、２３２年ぶりに目覚めたパパラチアとの再会を喜ぶ間もなく、疲れから眠ってしまいます。

パパラチアの治療を、ルチルはパズルに例えており、そのパズルは回数を追うごとに難しくなっていると言います。

パパラチアの不運を克服したいと願い、身を削りながら医療行為に勤しむルチルの健気さは、読者の心を震わすことでしょう……。

TVアニメ『宝石の国』第11話
今週もご覧頂きましてありがとうございました！

先生と月人の秘密
そして目覚める宝石、パパラチア。

次回、最終話
「新しい仕事」
どうぞ最後までお楽しみに！#宝石の国 #cg_orange #オレンジ pic.twitter.com/QVdd8p0Q0k

— オレンジ🍊トライガン & ムビナナ (@cg_orange_inc) December 16, 2017

ネタバレ！月人の治療でパパラチア現役復活！？

第９巻にて、月に運び込まれたパパラチアは月人の治療を受け目を覚まします。

月の技術は地上で暮らす宝石たちが持つ技術よりもはるかに進んでおり、目覚めたパパラチアは「かつてなく快調だ」と話しています。

久しい仲間たちとの再会を喜んだ後、フォスフォフィライトの作戦で地上に夜襲をかけたパパラチアは、立ち塞がった宝石３名を剣一振りで砕き散らす戦闘力を見せ、活躍します。

刀身の長い剣を大振りする様は勇ましく、誰も太刀打ちできません。

そんなパパラチアですが、戦いの最中でフォスを庇ったことで大量の水銀の毒を浴びてしまい、再び長期の眠りについてしまいます。

パパラチア死亡！？単独で地上へ、なぜ？

第１１巻、パパラチアの死亡が疑われる危機が訪れます。

水銀を浴びたパパラチアは、洗浄のために月で治療を受けていましたが、治療中のパパラチアを偶然発見した宝石のゴーシェによって眠りから目覚めます。

軽く言葉を交わしたのち、パパラチアはゴーシェに頼み、単独で宝石たちのいる地上へ乗り込むことに。

地上では、主人公のフォスフォフィライトがルチルに追い詰められ、大ピンチの状態でした。

ルチルは無断でパパラチアを月へ連れて行ったフォスを激しく恨み、かつての落ち付いた知的な医師の容姿は見る影もなく、やさぐれた風貌へと激変し、フォスを追い詰めます。

フォス、絶体絶命の大ピンチ！

すると突然、空に月人の襲来を示す黒点が現れます。

ボロボロのフォスを踏みつけ、刃物をかまえたルチルの元へ、パパラチアがやってきたのです。

パパラチアは微笑みながらルチルの名を呼び、俄かに胸の穴を埋める宝石を抜き取ってルチルへ投げ渡しながら、「土産だ、参考になる」と言い残し、倒れてしまいます。

穴を埋めていた宝石は、月の治療で使われた合成コランダム(パパラチアと同属の石)。

ルチルがパパラチアに気を取られている隙にフォスは逃げることに成功しましたが、入れ替わる形で、今度はパパラチアが地上に残されます。

なぜ、パパラチアは自殺とも言えるようなことをしたのか、パパラチアはルチルに何を残したかったのか。

ルチルとパパラチアの関係性は、読者の間でも度々話題となり、様々な憶測が飛びかっています。

真実は作者のみぞ知る……。

パパラチアは最後どうなった！漫画の内容をネタバレ&考察

再び眠りについたパパラチア

第１１巻で、自ら体の穴を埋める宝石を抜きとったパパラチアは、再びいつ目覚めるかもわからない深い眠りにつきます。

医療担当のルチルが治療行わないため、他の宝石が治療を試みようとしますが、ルチルがパパラチアから受け取った合成コランダムを離さないため治療が行えず、パパラチアが目覚めることはありません。

月人化技術で再登場。月のパパラチアを考察

不運体質により、昏睡状態が続くパパラチアは、意外な形で救われることとなります。

パパラチアを救ったのは、あらゆる生物を月人に変える装置です。

装置は、月に移住し科学を学んでいる宝石・アメシストの発明によって誕生し、この装置にかかれば、月人によって粉にされた宝石たちを月人として復活させることが可能になります。

月人化技術によって、不便な宝石の体を捨て、月人の体へと乗り換えていく宝石たちと共に、昏睡状態のパパラチアもこの技術を利用することで再び目を覚まします。

第１２巻で、月人化したパパラチアが登場しますが、セリフはなく、建物の屋根の上で足を組み、リラックスしている後ろ姿のみが描かれています。

同じく月人化し、調子を取り戻したルチルの発言から、月のパパラチアは「無気力」に生活していることが推測できます。

もともとのらりくらりとした様子が印象的なパパラチアですが、月ではさらに無気力という要素が加わったようです。

『宝石の国』主人公フォスに助言！パパラチアの名言紹介

不安定な主人公を冷静に諭し、また戦闘においても頼れる兄貴分のパパラチアの名言を紹介します。

「清く正しい本当が辺り一面を傷つけ、全く予想外に変貌させるかもしれない。」

「だから冷静に、慎重にな。」

このセリフは主人公フォスフォフィライトが、敵である月人と話がしてみたいと、パパラチアに相談を持ち掛けた際に、パパラチアが返した言葉です。

フォスは、宝石たちが慕う金剛先生と敵である月人の関係を疑っており、自分で真実を見極めるために、月人とコミュニケーションをとりたいと考えていました。

異端と言われてもおかしくない、突飛な思考です。

持ち掛けられた相談内容に、少し驚いた様子のパパラチアですが、奇抜な発想を持つフォスを否定せず、また肯定もせずに、冷静さを重んじるように諭します。

フォスはなにかを心に決めたような表情で一言、「うん」と返事をしますが、ここでパパラチアの力が尽きてしまうため、会話が続くことはありませんでした。

パパラチアかっこいいよね〜〜〜〜 pic.twitter.com/TpK2FdcXWF

— あやにゃん (@aya_nyan_aaa) June 2, 2019