モンキーピーク犯人や猿の正体ネタバレ!魔猿や事件を解説!原作漫画

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週刊漫画ゴラクで連載されていた「モンキーピーク」。

 

突如謎の化け物に襲われる恐怖とその急展開、さらに極限状態下におかれた人々の人間模様など、その幅広いシナリオが評価され、続編やスピンオフ作品も描かれています。

 

今回は事件の真相にも深く関わり、またこの「モンキーピーク」における核とも呼べる存在で、後の続編やスピンオフにも多く登場する「猿」の正体について語ります。

 

タイトルにもなっている「猿」が、いかように作品に深く居座り関わっていたのかをみてきましょう。

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犯人や猿の正体ネタバレ!猿とは一体何か?魔猿とは?

「モンキーピーク」における猿とは?

「モンキーピーク」における「猿」とは、単に動物の猿の事を指しているわけではありません。

 

劇中には野生の猿や動物園で飼育されている、いわゆる「猿」「お猿さん」は登場しません。

 

劇中の多くで「猿」とは、猿の化け物を指しています。

 

「モンキーピーク」は山にハイキングに来ていた製薬会社の社員たちが謎の殺人鬼に追い立てられ、その中で狂気に走り、疑心暗鬼になりながらも、生き残った数少ない生存者たちと協力し、殺人鬼と対峙するというストーリーです。

 

この殺人鬼こそが、いわゆる「猿」で、その姿は化け物の猿そのもの。

 

並の人間よりも背丈は大きく、中世の農民が着こなす蓑(みの)を纏い、大きなナタで疲労困憊の藤谷製薬社員たちを次々と斬りつけて惨殺します。

 

魔猿とは何か?実在するのか?伝承なのか?

突如として現れた殺人鬼、猿により、一晩で十数名、またその翌日の避難中にも突如真っ昼間に堂々と現れ、山に不慣れな社員たちを突き落とし、怪我して動けないところをナタで次々と惨殺していきます。

 

そして「魔猿」とは、今まさに登ろうとしている岩砕山(正確には岩砕山の麓にある「しらび山」にいるので岩砕山ではない)に伝わる伝承で、悪さをはたらく悪い猿を武士が成敗し山から投げ捨てたという言い伝えがあり、その成敗された猿が「魔猿」となって、それから登山者を襲っているというお話です。

 

所詮は言い伝えであり、そんなファンタジーがありえるのか?と、猿に襲われたばかりの社員は聞き流していたが、だが実際に猿の化け物に襲われたわけで、パニックながらもその「猿」が実在している?と考えていたようです。

 

この近辺の山では一応知られた存在で、UMA(未確認生物)とまではいかないが、いわゆる伝承の化け物として探し求める人もいたようです。

 

後に登場する登山家・八木もその一人です。

 

舞台となる岩砕山との関係性は?

古くからの伝承から生まれた悪しき存在なのか?

「猿投山の伝説」と呼ばれ、江戸後期に「六ツ倉猿神奇聞」という歴史書にも登場するようです。

 

「犯して殺して食う」というとんでもない猿で、当時の住民も困っていたようで、そこへ武士が立ち上がり成敗し、断崖絶壁の岩砕山の山頂から投げ捨てて殺した、という逸話が記録されています。

 

古くからの伝承程度にしか聞こえず、ただの言い伝えと思われていたが、この近辺の山に度々登頂する登山家・八木は、一度だけその姿を遠くではあるが見たことがあると言っていました。

 

その姿はまさに「猿神」との事です。

 

なぜ、現代に存在するのか?

後に判明する事実の中に、この山に伝わる恐怖の伝説を利用しようという動きがあったようです。

 

つまり、この山で行われた惨殺劇を、全てその魔猿の仕業に仕立て上げようという考えにも思えます。

 

だが実際には複雑な経緯でそうはならず、それどころか「本物の」魔猿も確認されています。

 

つまり本物の「魔猿」は存在するわけであり、よくあるフィクション作品の「お化けや幽霊の仕業にしよう」というチープな企み(大体は頓挫するシナリオです)ではなく、山に伝わる本物の怪物が襲いかかってくるわけです。

 

なお、なぜ現代に「魔猿」が存在するのか?という伏線は続編である「モンキーピーク the Rock」で語られているようですが、この「モンキーピーク」連載の時点ではそこまで設定は考えてはいなかったと思えるので、この物語の時点では「全く不明」と見做してよいでしょう。

 

猿は何匹いるのか?単体か?複数か?

一体でも恐ろしいその「猿」が実は複数体存在する?

 

「猿が複数いる?」という憶測は、何度かの襲撃の度に武器が異なる事から主人公・早乙女らに推測されていた事でした。

 

まず最初は大きなナタを所持していました。

 

その後に夜襲で弓で攻撃してきました。

 

そして昔はヤンチャだったという早乙女が猿と取っ組み合いになった際に、意外に体が細い(見てくれの体格との比較の話かもしれない)が判明。

 

最初の「ナタを持っていた猿」とは違う猿だとわかった、との事でした。

 

つまり「ナタの猿」と「弓の猿」は別の個体という事です。

 

だがこの時点では早乙女の推測でしかなかったのですが、後に避難していた山小屋では同時に2匹の猿が確認されました。

 

八木の妹はここで背後から猿に槍で刺され死亡しました。

 

猿が複数いる、と生存者達に確認されてからは、猿(と猿側)も大胆になってきたのか、同時に2匹以上で生存者の前に姿を現すようになり、挙げ句は後に避難する山小屋ではなんと3匹目も登場してきました。

 

やがて垣間見えてくる猿と「事件」の関連性

その猿の中には実は(というかやっぱり)人が入っていた事が判明するのは、妹を猿に殺害された八木が倒した猿の着ぐるみを剥がした時でした。

 

その中身は水口さなえという女子大生登山家。

 

だが彼女はかつて藤谷製薬が引き起こした薬害事件の被害者でした。

 

全国的に有名な彼女が高校生の時に被害説明会で藤谷製薬を問い詰めた際に、同席していた法務である安斎が確認していて、そしてここであの水口さなえとわかってからは事態は急変します。

 

被害者達からの強烈な恨みによる犯行で、この山に伝わる恐怖の伝説を使った連続大量殺人事件だ、という推理が浮かぶ上がります。

 

薬害の被害者本人だけではなく、その家族をも含めれば、相当な人数の協力者が考えれられます。

 

藤谷製薬約外事件の被害に遭われた58世帯の家族ともなれば200人はいるのでは?というのが安斎の推測です。

 

それだけの人員が「猿」として、組織立って強烈な恨みで藤谷製薬の社員を皆殺しにやってくる事が想像されたわけです。

 

猿の仲間らしき「日本刀の男」のネタバレ

実は藤谷製薬の関係者?あの人が???

三ツ倉小屋という山小屋にて「猿」と、日本刀を持つ男が立っていました。

 

3匹目の猿と一緒に行動を取っていたかのように現れます。

 

その仕草は明らかに「猿の仲間」であり、使役しているかのようにも見えました。

 

日本刀を持つ事から、あれは途中で逸れて行方不明中の長谷川部長ではないか?と安斎が憶測します。

 

かつて飲み会で長谷川の父親が定年退職記念に無銘の日本刀を購入したと自慢していたのを思い出したから、だそうです。

 

そんないい加減な情報で人を犯人扱いするなと早乙女らから猛反発されましたが、その反発は正解でした。

 

その日本刀の人物は、長谷川部長ではありませんでした。

 

彼はトオルという青年で、「本物の猿」を使役する事ができる人物だったのです。

 

常にフードを被っていて、そしてその戦闘力は凄まじく、山岳警備隊を猿と共に日本刀で斬りつけ皆殺しにするレベルです。

 

最期に明かされるその悲しき正体と実情

劇中ではなかなかその正体が分からぬ謎のフードの日本刀の男として付きまとってきたが、終盤になってやっとフードを取り、実は長谷川らとも共謀してこの事件に関わっていた事が判明します。

 

「アンタのやり方は生ぬるい」と批判し、直接的に復讐を行おうと姿を現したわけです。

 

実は長谷川部長は家族を藤谷製薬薬害事件で家族が被害に遭われたという境遇で、今回の事件の首謀者とも呼べる存在でした。

 

つまり「猿の仲間」と劇中散々呼ばれ疑われていたそれは、生存者を安斎と共に引っ張ってきた長谷川その人だったわけです。

 

そんな長谷川からはトオルは「復讐と同時に殺しも楽しんでいる」と、計画の本筋からは遠ざけられていたが、「猿(=人つまり同志が入っている)」が予想以上に倒されているので援軍として呼ばれました。

 

トオルはあんじゅという妹を薬害事件で失っており、素行が悪く妹からは恨まれていましたが、憎き法務である安斎との死闘の末に力尽き、最期には妹を思う兄としての側面を見せて死亡しました。

 

猿の正体が遂にネタバレ!そして「事件」の真の犯人は?

「猿」とは何か?そして真なる犯人がついに明らかに?

劇中の「猿」とは、話が進む中でやがて復讐者としての意味もあったが、人間性を失った獣という側面も見せてきました。

 

殺人鬼としての「猿」ですが、まず本物の「魔猿」で、トオルが使役し、時には乗りこなし、共に行動してきたが、後にトオルが死亡してからはその制御を失い、本当の「魔猿」となった。

 

そして中に人間が入っていた「猿」で、藤谷製薬薬害事件の被害者およびその家族が入り、数々の殺戮を企てた。

 

この2種類に分類できます。

 

さらに「中に人が入っていた猿」になると最初の猿=不明、2体目=水口さなえ、3体目=長谷川部長、と考えられます。

 

最初に襲ってきた猿は中身が何者かは劇中では不明ですが、岩砕山山頂でのラストバトルではトオルの制御を失った本物の魔猿との戦いに同調し参加しますが、魔猿によって倒されます。

 

2体目は八木が倒した猿の中身で、ここから「猿は人間が入っているんだ!」という衝撃の事実が判明し、同時に藤谷製薬薬害事件との関与が明らかになります。

 

3体目は一度は生存者達から逸れて行方不明になった長谷川が、同じく生存者達から分かれて行動していた社員・飯塚に公表した事で発覚。

 

「俺は猿の仲間なんだ」と言い、飯塚に刃物を突き立て殺害を試み、その中で「猿の衣装を着てお前たちの前にもいたんだぞ?」という衝撃の告白。

 

さらに終盤には早乙女らを騙し毒入りチョコを食べさせてからは「この計画は私が立案した。藤谷製薬は罰を受けるべきなんだ」と堂々と告白します。

 

この岩砕山連続大量殺人事件の真犯人の一人として長谷川を挙げても間違いではないでしょう。

 

タイトルに帰結する「猿山」という言葉の意味

だがこのような大量殺人事件を引き起こす契機となった藤谷製薬薬害事件、そこに関わっていたいわゆる「標的」も、やがて人間性を失い野生に近い獣=猿になった、とも見られます。

 

極限状態や空腹や疲労で幻影を見るような感じで、本音とも本性のような思考や行動を起こす者が多かったこの「モンキーピーク」ですが、その中でも際立って目立つ人物が法務・安斎でしょうか。

 

彼曰く「経営陣と開発チームは見事に皆殺しにされた。憎しみの深さからいえば営業もかなり憎まれているのではないか?会社を守ろうとした私もな」と、自身が恨まれて当然な立場は自覚しているようです。

 

だが彼なりの正義や倫理観があるようで、「薬害で死んだのはたかが8人だぞ?藤谷製薬の社会的価値はそれより遥かに高い」と考えているようで、これで藤谷製薬を潰すよりは更生させて社会へ貢献させる方が得策と判断した、と一見筋が通っているような価値観を持っています。

 

自身が正義と信じて疑わないからこそ、それまでのリーダーシップぶりにもかなりの傲慢と横暴が見られるが、やがてそれでも皆が理解してくれないからとさらに横暴になっていきます。

 

その過程で自分がこのままでは犯人にされかねないと山岳警備隊を殺害し、「俺が猿だ」と、人間性の崩壊を自覚していきます。

 

このように極限状態下における人間性の崩壊もこの「モンキーピーク」の作品性のひとつであり、それでも最後まで人間性を失わなかった主人公・早乙女がそれだけ際立って描かれていました。

 

「猿山」とは、この事件が一件落着した後のエピローグにて、この事件の体験記を本にしようとした際に早乙女が「簡単なのがいいだろう」と命名されたタイトルの一案です。

 

この大事件はセンセーショナルに報道されたようで、後に寄付金も多く集まり、被害者の会のホームページも存在します。

 

そこには「猿はまだいる。猿はまた現れる。悪は必ず裁かれる。怒りは人を猿に変える。猿は見ている―――」と書かれています。

 

「願わくは猿が現れない世の中であって欲しいな」と早乙女が締めくくり、「モンキーピーク」は幕を閉じます。

 

「猿」とは、ここでは単に動物の一種の事ではなく、「猿」に扮した被害者だけでなく、人間性を失い獣となった「猿」をも含めた意味なのかもしれません。

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