漫画「薬屋のひとりごと」に登場する羅漢とは一体どのような人物なのでしょうか?
変人と呼ばれる彼の特徴や、主人公・猫猫との関係にも迫っていきます。
更に猫猫を産んだ母親と羅漢との関係や過去についてのネタバレ記事にもなっております。
『薬屋のひとりごと』を全巻無料で読む方法は?
日向夏による原作小説『薬屋のひとりごと』は、2つの漫画雑誌にてコミカライズされています。
1つ目は「月刊サンデーGX」に連載されている『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』です。
原作:日向夏
作画:倉田三ノ路
キャラクター原案:しのとうこ
もう一つは「月刊ビッグガンガン」にて連載されている『薬屋のひとりごと』です。
原作:日向夏
作画:ねこクラゲ
構成:七緒一綺
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』は、こちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』もしくは同じく小学館が運営する『マンガワン』にて無料で読むことができます。
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※『サンデーうぇぶり』『マンガワン』では、1日に無料で読める話数に制限があります。2つのアプリをダウンロードして読み進めることをオススメします。
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後宮の変人・羅漢の人物像とは?
漫画第5巻で初登場する羅漢(ラカン)は軍部で軍師として力を発揮しています。
自身が武官として戦うことは苦手ですが、その代わりに戦局を考え、兵を導く才能があります。
細い切れ長の目をしており、狐のような印象を受けます。
そして軍部の中で優秀な人物ではありますが、後宮の中でも有名な変人として知られています。
彼はなぜか猫猫の事を知っており、所々で関わってきます。
なぜなら彼は猫猫の本当の父親だからです。
壬氏を通して猫猫に謎解きをさせたり、時には猫猫の事を助けたりと不思議ともとれる行動をとります。
第7巻にて猫猫と将棋の対決を行う事になった際には、彼は実はとんでもない下戸であったと言うことが分かります。
そして第8巻で羅漢の過去が語られます。
羅漢は幼いころから人の顔が判別できず、両親の事どころか男女すらも顔だけでは分かりません。
そんな彼は親族の中で唯一自分の事を理解してくれた叔父の提案を聞き入れ、それからは将棋や碁石の駒に人物を当てはめていくことになります。
羅漢の仕事や役割は?
羅漢は詳しく言うと、後宮に隣接されている軍部で、その中でも高官として働いています。
といのも彼は元々家柄の良い息子で、若い頃にいきなり軍部の長を任されることになります。
羅漢には生まれた頃から人の顔が判断することが出来ないという特徴があり、そのため幼少期から将棋や碁を好んでいました。
将棋や碁は戦略を立てるのにとても役立ち、羅漢は武官ではなく軍師として才能を発揮していきます。
その頃には自分以外の人間の顔は全て将棋の駒に見えるようになっており、彼は将棋をする感覚で武官達を配備し、軍部での成功を収めていきます。
そんな日々が続き、彼は仕事でも、遊びの場でも無敗を極めていきました。
羅漢と主人公・猫猫との気になる関係をご紹介!
軍部と後宮、いくら隣り合っているとはいえ、多くの女官が働いている中で、どうして羅漢は猫猫の事を特に気になっているのでしょうか?
それは人物像でも紹介している通り、猫猫の実の父親だからなのです。
猫猫の方も羅漢が自身の父親であることは知っているのですが、良い思い出は無いようで初めて壬氏から羅漢の名を聞いた時には恐ろしい表情を浮かべた程です。
一方、羅漢は猫猫の生い立ちや、父親である自分との関係を理解しているため、積極的に関わろうとはしませんが、猫猫がピンチの時には助けたりと娘を想っているようです。
第7巻では猫猫が羅漢に将棋の勝負を仕掛けます。
ほとんど全ての人間の顔が駒にしか見えない羅漢ですが、この世でたった二人だけはちゃんとした人として認識することが出来ます。
その内の一人は自身の娘、猫猫のことです。
その対決の場ではお互いに賭けをすることとなります。
羅漢の方は自分が勝てば、猫猫が正式に羅漢の娘となる事、猫猫の方はというと、自身の育った緑青館という妓楼に勤める妓女の中から一人を身請けすると言う条件でした。
勝負の結果からと言うと、猫猫の勝利となり羅漢は緑青館から妓女を身請けすることになりました。
勝負の結末に関してはこの後の羅漢の過去と妓女、鳳仙(フォンシェン)との関係の所でご紹介します。
猫猫の両親・羅漢と緑青館の妓女鳳仙(フォンシェン)の関係と過去は?
軍部の長となり、軍師としての才能を発揮し始めてしばらく経った頃、羅漢は付き合いで妓楼へ赴きました。
向かった先は緑青館という名の妓楼、そこで自分と同じく当時、妓楼内で無敗として有名だったある妓女と碁の勝負をすることとなります。
その妓女の名前は鳳仙(フォンシェン)、彼女と勝負をしていた羅漢は確かに強いが、しょせんは井の中の蛙だと最初は鳳仙の事を見くびっていました。
しかし、勝負は鳳仙の圧勝、羅漢がここまで大敗することは久々すぎる程だったため、思わず笑いだしてしまいます。
そこで改めて鳳仙の方を向き、「人とはこういう顔をしているのか」と初めて正しく人間の顔を認識することが出来ます。
羅漢がこの世で認識できる二人とは猫猫と鳳仙の事だったのです。
鳳仙の事を気に入った羅漢はそれから度々緑青館へ赴き、碁や将棋の対決を鳳仙と繰り返すようになります。
そんな生活が何年か続いたころ、段々と鳳仙の妓女としての価値が上がり、比例して値段も上がっていきました。
鳳仙は美しい容姿をしていながらも少々不愛想な所があり、万人受けしていなかったものの、そう言った性格の方が好ましいと感じる男も多数いました。
そんな中で羅漢も彼女とは三月に一度会う事がやっとになってしまいます。
その頃には不愛想だった鳳仙も次はいつ会いに来られるのか、と羅漢に聞くまでの仲になっていました。
そこからさらに時が経ち、ある時、鳳仙の身請け話が持ち上がります。
その額は到底羅漢には太刀打ちできない値段。
身請け話を聞いた後、久々に鳳仙に会いに行った羅漢、いつも通りに二人は勝負をします。
そこでふいに鳳仙が「たまには賭けをしませんか?」と羅漢に提案します。
内容は勝った方が負けた方になんでも与える、といったものでした。
その時、羅漢の頭にはふと悪い事がよぎります。
碁を選び、勝負を始めようと言う時、鳳仙は自分に付いている禿(かむろ)と呼ばれる妹分の妓女見習い、梅梅(メイメイ)を「勝負に集中したいから」という理由で下がらせます。
勝負が始まり二人の空間には、ぱちん、ぱちんと碁を並べる音が響くのみ、そんな中でどちらが言うでもなくお互いの手が重なります。
そして羅漢は妓楼において「やってはならない」ことを犯してしまいます。
それから鳳仙の身請け話は、破談となったことを後に聞くこととなりました。
羅漢の頭に浮かんだ「悪い事」というのは妓女にとって一番の痛手であり、自身の価値を下げる事、すなわち「子供を孕んでしまう事」だったのです。
その後、重なるように羅漢の叔父であり、猫猫の義理の父である羅門(ルオメン) の失脚が起こります。
羅漢は父の命令で新たな仕事を言い渡されます。
その仕事は時間がかかるもので、鳳仙へは半年程で戻るという手紙を送ることしかできませんでした。
その時の羅漢はその仕事から戻るのに三年もかかるとは思ってもいませんでした。
久しぶりに戻った自室には埃をかぶった物の中に手紙と小さな巾着が置いてあることに気が付きます。
不思議に思って中身を取り出すと、そこから出てきたのは二本の指でした。
一本は爪紅(マニキュア)をした大人の、女性の指でもう一本はとても小さく、指と言われなければ分からない程の指でした。
この指は誰の物なのか、そしてこの小さな指は誰の子供なのか、一目で理解した羅漢は急いで緑青館へと向かいます。
指切りという呪い(まじない)が妓楼では流行っていました。
真に惚れ、信じた相手に自分の覚悟を示すため、妓女は指を切って送る風習がかつてはあったのです。
三年ぶりに緑青館に行くと、鳳仙ならもういないと言われます。
そこで羅漢は自分のしてしまった事の重大さに気が付きます。
それからも何度も羅漢は緑青館へ赴き、鳳仙の子供に会いに行きます。
しかし、何度行っても子供など居ないと門前払いを受け、妓楼を取り仕切るやり手婆に殴られる日々。
そんなある日、いつもの様に門前払いを食らい道端で座っていると、隣で草を抜いている幼い少女に出会います。
それは幼い時の猫猫でした。
猫猫をその時初めて見た羅漢ですが、なぜかはっきりと顔を認識することが出来たのです。
さらに彼女の小指をよく見ると、指の先が歪んでいました。
羅漢は猫猫が本当に自分の娘である事に気が付きました。
そして、もう駒だけに囲まれた生活は嫌だ、残された娘と共に居たいと思います。
場面は現在に戻り、猫猫と将棋の対決の末、敗北した羅漢は緑青館から妓女を一人身請けする事になりました。
緑青館で彼を出迎えてくれたのはいつか鳳仙の禿として働いていた梅梅。
彼女は羅漢が鳳仙の件で妓楼を追い出され、賠償金も支払い終わった後、緑青館の中で唯一歓迎してくれた妓女でした。
梅梅は現在、緑青館の中で最も売れっ子「三姫」の内の一人になるほどの妓女になっていました。
それから店中の妓女が集められた部屋へと通された羅漢はやり手婆から身請けしたい妓女を一人選ぶように言われます。
それは梅梅をはじめとする三姫も含まれていました。
けれど、どんなに綺麗に着飾っていてもみな碁石の顔にしか見えない羅漢は鳳仙の禿であり、自分に良くしてくれた梅梅を身請けしようと彼女へ手を伸ばします。
その時、梅梅は「選ぶならちゃんと選んでくださいね」と何を思ったのか部屋の窓を開けました。
不思議に思っている羅漢に聞こえてきたのは歌声、その声を聴いたとたん、彼は部屋を飛び出します。
歌声を頼りにたどり着いたのは蔵、扉を開けるとそこにはひどく衰えた女が一人います。
彼女の左手の薬指は欠けていました。
その手にそっと碁石の入った巾着を手渡す羅漢。
うつろな目で碁石とそれを渡した羅漢を見つめた鳳仙、しかし羅漢の目には昔に見た元気な頃の鳳仙が映っていました。
そして羅漢は鳳仙花の様に美しい彼女を身請けすることに決めたのでした。
これが羅漢と鳳仙の出会いと過去、そして現在のご紹介となります。
現在の鳳仙は病魔に侵されており、この先長くはないだろうと言われています。
ずっと守られながらも人目に触れられない様に隠されてきた鳳仙は羅漢によって見つけられ、最後の時を共に過ごせるようです。
サンデーうぇぶり
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