人気マンガ『リアルアカウント』。
この記事では、そんな『リアルアカウント』の最終回・結末はどうなったのか?について分かりやすく簡潔にまとめていきます!
『リアルアカウント』は漫画アプリ『マガポケ』で無料で読める?
『リアルアカウント』はこちらの講談社が運営する漫画アプリ『マガポケ』にて無料で読むことができます。
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『マガポケ』では、『リアルアカウント』をこのように無料で公開してくれています。
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『マガポケ』は、講談社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
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『リアルアカウント』あらすじ紹介!
5000万人以上が利用する国内最大級のSNS「リアルアカウント」。
ある日、10000人のユーザーはリアアカの電脳世界に閉じ込められてしまいます。
突如目の前に現れたリアアカのキャラクター「マーブル」。
リアアカのマーブルやりてぇ……… pic.twitter.com/X9atlJDEpi
— ツキロフ書記長☭a!コーガ様 (@zakumoon) September 19, 2018
「フォロワー0で即死亡」というルールのもと、主人公たちは現実世界への生還を目標にさまざまなデスゲームに挑戦することになります。
『リアルアカウント』主な登場人物紹介!
『リアルアカウント』の登場人物を解説します。
柏木アタル
主人公です。
高校2年生で、友達にはSNS「リアルアカウント」を利用していることを隠しています。
幼いころに事故で両親を失い、妹の柏木ユリ以外に信用できる人がいないアタルにとって、リアアカは大きな居場所になっていました。
突如スマホが光り、リアアカの電脳世界に閉じ込められたアタルは、デスゲームへの参加を余儀なくされてしまいます。
リアルアカウントを読み終わった
最初は「またデスゲームかよ…」って思いながら読んでたけど、読んでみたら意外とこれが面白かった
特に第二部になって主人公がユウマに変わってからはすっきりした展開が多くて面白くなってきたな
いろいろガバガバな要素はあるけどギャグも面白いし熱いんでヨシ! pic.twitter.com/SXLlpbCVRx— 中志モンスタ (@HgLPrhnHHmPcx5c) April 8, 2023
柏木ユリ
アタルの妹です。
両親がいないため、中学2年生ながら家では料理などの家事をこなしています。
アタルがデスゲームに巻き込まれてからは、自宅に1人取り残されてしまいます。
神田こより
アタルがゲームのなかで出会うプレイヤーで、外見がアタルの妹のユリに非常に似ている人物です。
アタルと協力しながらゲームに立ち向かっていきます。
アタルとは両想いの関係です。
こよりちゃん可愛くね?リアアカの子でーす pic.twitter.com/x6rjNlPAF5
— トヒ (@8d16b86ce8d747f) July 14, 2016
星名アイジ
自身をわざと窮地に追い込むことで快感を得る、スリルが大好きなイカれたプレイヤーです。
当初はアタルに敵対心を持っていましたが、ゲームのなかでアタルから死のスリルを与えられたことで、アタルを慕うようになります。
向井ユウマ
2部で登場するもう1人の主人公です。
死んだはずのアタルの兄そっくりな外見で、ゲームが進むにつれてアタルとの関係が明らかになっていきます。
柚原ナナコ
ユウマの彼女です。
デスゲームに巻き込まれたユウマの力になるために、現実世界でデスゲームの真相を明らかにしようと奔走します。
上條あやめ
ユウマが最初のゲームで出会うプレイヤーです。
お互いに相互フォローすることで初めのゲームを生き残り、以降も一蓮托生の関係でユウマとゲームを攻略していきます。
ゲームを進めるうちにユウマに恋心を抱き始めます。
蔵科ミズキ
狂気に満ちた人物で、ゲーム内では自殺志願者を集めて殺したりといった行動を取ります。
ユウマと関わるうちに徐々に性格が変わっていき、物語の途中からはユウマの右腕として活躍するようになります。
『リアルアカウント』最終回までのおさらい!アタルは人殺し?
『リアルアカウント』の最終章までのおさらいです。
アタルは人殺し?黒歴史裁判で過去が明らかに!
2日目のゲーム「黒歴史裁判」で、アタルは星名アイジと同じグループになります。
このゲームは、ツイッターのような機能を持つリアアカの人気コンテンツ「つぶやき」を使って行われました。
ゲーム内ではグループのメンバー10人の過去のつぶやきが見られるようになっていました。
他人のつぶやきから黒歴史を見つけ、相手のフォロワーを0にして殺すというのがゲームの内容で、制限時間内にグループのメンバーが3人以下にならなかった場合は全員死亡というルールでした。
スリルが大好きな星名アイジは、このゲームであえて自分の黒歴史つぶやきを晒し、生死の恐怖を楽しんでいました。
しかし、アタルはアイジが混乱して自分の黒歴史を暴露していると思い、優しさで助けてしまいます。
これがきっかけでアタルはアイジから狙われてしまい、とんでもない黒歴史を暴かれることになります。
アイジが取り上げたアタルのつぶやきは、「人を殺してしまった」というものでした。
アタルはこのつぶやきが晒され、過去を暴露せざるを得なくなりました。
アタルが語ったのは、彼にはもともと外見がそっくりな双子の兄がいて、その兄が自分をかばって交通事故で死んでしまってから、自分が兄のアタルと偽って生きているという内容でした。
つまり、アタルは自分自身をこの世から抹消したのです。
自分とは対照的に人気者だった兄に憧れて、交通事故をきっかけにもとの柏木ユウマとしての自分を殺して、現在のように柏木アタルとして人生を歩み始めたというのが、アタルが語った過去でした。
アタルはこの暴露のせいで中継を見ている妹のユリに嫌われてしまうのではないかと恐れていましたが、2人の兄を見分けるのが得意だったユリはなんと最初から気づいていたようで、アタルが真実を告白したことで兄弟の絆はさらに深まり、アタルは現実世界に戻ったらユウマとして生きていくことをユリと電話で約束しました。
その後、ゲームではアタルがアイジを生死のふちに追いつめました。
アイジはこれをきっかけに圧倒的なスリルを与えてくれたアタルを慕うようになります。
ユウマの本性は?実は腹黒い?
「大炎上祭」は第2部のゲームで、柏木アタル視点ではなく、もう1人の主人公である向井ユウマの視点で描かれました。
このゲームのクリア方法は、グループのメンバーのスマホをシャッフルして、他人の個人情報を晒し合うことでネット上で炎上を起こすというものでした。
ここまでのゲームで他のプレイヤーのために勇敢に戦い抜いてきていたユウマは、プレイヤー内で人気人物になっていました。
しかし、ユウマのスマホがある人物の手元に渡ったことで、ユウマの予想外の本性が明かされることになります。
ユウマのスマホを手にしたのは、ユウマに邪悪な興味を持つ蔵科ミズキでした。
ミズキが晒したのは、ユウマがスマホのメモ帳機能で記録していた日記でした。
そこには、ユウマが児童養護施設で目覚めてからの出来事が記録されていました。
どうやらユウマは交通事故で記憶を失い、児童養護施設に預けられ、向井という苗字は園長先生からもらい、ユウマという名前は親が書き残していた手紙で知ったようです。
そんなユウマの日記の続きには、養護施設で出会った彼女のナナコ以外の他人はどうでもいいと書かれていました。
これまでの優しくて正義感が強いユウマの姿は演技だったことが明らかになり、ネットは大炎上します。
この衝撃の事実には、ユウマとともにゲームを攻略してきた上條あやめも驚いていました。
そして、ミズキに本性を晒されたことがきっかけで、ユウマの性格は一変します。
これまでゲームとはいえ他人のスマホを見ることをためらっていたユウマでしたが、たまたま手元に渡ってきたミズキのスマホのなかを躊躇なく探り始めます。
その結果、ユウマはミズキが母の自殺を引きずって、さまざまな狂気に満ちた行いをしていることを知ります。
そしてユウマは、ミズキに母はそんなことを望んでいないという証拠をミズキ自身のスマホから突き出します。
これをきっかけに、ミズキは自身の価値観をひっくり返したユウマを慕うようになります。
大炎上祭の最終的な結果としては、ユウマの炎上がきっかけでクリアとなりました。
ついに現実世界に生還?リアアカの謎やユウマとアタルの関係が判明!
「SNS鬼ごっこ」はユウマたちがもともと生活していた現実世界で行われました。
リアアカの仮想世界で気を失ったユウマたちは気づいたら現実世界に戻っていました。
しかしゲームが終わったわけではありません。
今度はプレイヤーたちは現実世界の人たちから追われる身になります。
プレイヤーの体にあるマークを読み込んだら1億円。
この賞金をめがけて追ってくる現実の人間から逃げるというのが、SNS鬼ごっこのルールでした。
プレイヤーたちは体にあるマークを読みこまれると死亡してしまうため、制限時間である3日間の間ずっと逃げ続けなければいけません。
厳しい逃亡ゲームのなか、ユウマは現実世界でアタルに出会います。
そして、アタルがなぜか自分を殺そうとしていること、アタルがリアアカ側に加勢していることを知ります。
状況を把握するために、幼少期に通っていた児童養護施設を訪れたユウマは、園長先生が昔ユウマの親から預かっていたというメモリーカードをもらうことに成功しました。
そして、現実世界にいた彼女ナナコの協力もあり、ユウマたちはリアアカの本社でメモリーカードの中身を見ることができ、新たな真実を知ることになります。
メモリーカードの映像のなかで、研究者だったユウマの両親は自分たちが開発した技術について語りました。
それは、コピーアンドペースト(CAP)技術というものについての話で、その技術はA地点の物質をB地点の端末で複製できるというものでした。
さらに、動画のなかの両親は、その技術が当時リアアカ社に狙われていたことを明かしました。
ユウマの交通事故にもリアアカ社が関わっていたようで、両親はリアアカ社から守るためにCAP技術でユウマを複製し、養護施設に預けたようです。
そして生物を複製すると精神は新しい肉体に移るという特性を活かして、ユウマのもとの体を使ってお葬式をあげたのです。
そのため、アタル目線では過去にユウマのお葬式をしたのに、ユウマが生きているという不思議な現象が起こったのでした。
そして、ユウマたちはこれらの情報のおかげでSNS鬼ごっこをクリアすることに成功します。
ゴール地点はスタート地点。
リアアカからのこの言葉をそのまま受け取ると、鬼ごっこが始まった現実世界の市民スタジアム前がゴール地点であるように思えますが、実は違ったのです。
ユウマたちはCAP技術についての情報などを知り、リアアカの仮想空間が本当は現実世界であることに気づきました。
そして今まで仮想空間だと思い込んでいたリアアカ本社の地下にある巨大な広場に辿り着きました。
実際に、リアアカの運営が定めていたゴール地点も一連のデスゲームが始まった地下広場だったため、ユウマたちは見事にゲームをクリアできました。
しかし、3日間の鬼ごっこの間にこのことに気づけなかったプレイヤーたちは、当たり前のように市民スタジアムの前に集合してしまいます。
スタジアム前のプレイヤーは全員死んでしまうかと思われましたが、ユウマが養護施設でもらったメモリーカードを使い、スタジアム前に集まったプレイヤーたちをCAP技術で地下広場に複製して救いました。
さらに、リアアカが会社としてデスゲームを運営していたことや、会場が現実世界だったことが明らかになり、地下空間には警察も押し寄せます。
こうしてゲームの続行が不可能となり、プレイヤーたちはついに解放され、日常生活に戻りました。
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『リアルアカウント』最終回結末ネタバレ考察【完結ラスト漫画アニメ】その後の最後はどうなった?アタルとユウマ
『リアルアカウント』の最終章を解説します。
敵になったアタルと対決!アタルがリアアカ側についた理由はユウマを殺すため?
デスゲームが終わって半年後、リアアカ社によって30人のプレイヤーが厳選され、ゲームの再開が告げられました。
プレイヤー以外のリアアカユーザーは、フォローしているプレイヤーが死んだら道連れというルールのもとで、30人のうちの誰かをフォローすることを義務付けられます。
プレイヤーに選ばれたユウマやあやめ、ミズキは全クリして今度こそ決着をつけるために再びデスゲームに臨みました。
順調にゲームをクリアしたユウマたちは、ついにリアアカ側に加勢したアタルと対峙することになります。
アタルがマスターを務めるゲームは「フェイクニュースアイランド」。
舞台は仮想現実世界のとある島で、クリア条件は現実世界への鍵を持つアタルを見つけ、現実に戻ることでした。
「この島はネット空間」「割合は9:1」というアタルからのヒントで始まったこのゲーム。
進むにつれて、正直者である1割の島民からの情報を集めてアタルのもとに辿り着くゲームであることが判明します。
そして、なんとかアタルのもとに辿り着いたユウマたちは、ついにアタルとユウマの関係について真相を知ることになります。
なんとユウマはアタルの出生時にCAP技術で作られたコピーだったのです。
アタルはゲームの途中でこの事実に加えて、こよりがユリのコピーであることも知りました。
コピーで作られた人物の精神は不安定で、大きな精神的ショックが加わると性格変化が起きること、最終的には殺人衝動を持つ凶悪な人格「ステージ3」になることをこよりの性格変化を通して実感していたアタル。
ステージ3の人格は、特に近親者に対しての殺意が強いということもあり、アタルはユリを守るためにこよりを殺し、同様にステージ3を引き起こす可能性があるユウマも殺すためにリアアカ側に加勢して機会をうかがっていたのです。
アタルはステージ3は治療不可能というリアアカ側の言葉を信じて、苦渋の決断で愛していたこよりを殺しました。
しかし、フェイクニュースアイランドのなかでユウマからステージ3は治療可能であるという事実を突きつけられます。
アタルはこのことを知り、こよりを殺してしまったことを強く悔やみながらも、ユウマのステージ3は対処できることを認め、今までリアアカ側で人殺しに加担してきたことを反省し、ユウマたちとリアアカ運営を倒すために立ち上がります。
しかし結果としては、アタルはリアアカ社の策にはまり、自分で作ったこのゲームで命を落としてしまいます。
そして、ユウマたちはアタルの思いも背負って最終決戦に臨むことになります。
正真正銘のラストバトル!黒幕「真マーブル」の正体はなんと…
アタルがゲームマスターを務めた「フェイクニュースアイランド」をクリアしたユウマたちは、ついに最終ゲームに挑みます。
最後のゲームではリアアカ社の社長が登場し、一連のデスゲームがインターネットをこの世から無くしたいというリアアカ社の思いから始まったことが明かされました。
そして社長は、ゲーム計画時の思惑通りネット不要の思想に変わったユウマたちをネットのない社会を作る仲間として誘います。
しかし、ユウマたちはそんな理由で多くの人を殺したリアアカ社の誘いに乗ることはなく、改めてラストゲームを戦い抜き、リアアカを終わらせるという意思を固めます。
最終決戦のゲームマスターは、一連のデスゲームの主催者的存在だった真マーブルでした。
ゲーム名は「リアルフォロワー決戦」。
ゲーム内容はプレイヤー全員で真マーブルを倒すというシンプルなゲームでした。
このゲーム内での各プレイヤーの攻撃力は真マーブルとのフォロワー差によって決まるというルールがありましたが、真マーブルのフォロワーはほとんどいなかったため、15人のプレイヤーたちは誰かが1発当てれば勝てるようなとても簡単なゲームだと思っていました。
しかし、実際にはゲームクリアは予想していたほど簡単ではありませんでした。
それは、本ゲーム中はいつでもフォローするプレイヤーを変更可能、真マーブルをフォローしていた場合は真マーブルが倒されてもフォロワーは道連れで死なないというルールがあったからです。
つまり、プレイヤー以外の人々は真マーブルをフォローしていれば、ユウマたちが勝っても負けても死ぬことはないのです。
これに気づいたゲーム外の人々は、今までプレイヤーと一蓮托生の関係で生き残ってきたにもかかわらず、すぐに真マーブルにフォローを移しはじめます。
ユウマたちは真マーブルにフォロー数を抜かれたプレイヤーを守りながらの戦いとなり、苦戦を強いられますが、プレイヤーのなかで最もフォロワー数が多いユウマがなんとか渾身の一撃を与えます。
そして、この一撃で真マーブルが頭に付けていた被り物が割れ、ついになかの人物の正体が明らかになります。
一連のデスゲームを管理していた真マーブルの正体は、なんとユウマとアタルの父親である柏木シンでした。
シンはリアアカ社に協力することになった経緯を語り始めます。
若いころから好奇心が全ての原動力だったシンは、妻との間にできた子供をCAP技術で複製しました。
ちなみに、ユウマとアタルの妹であるユリから複製されたこよりは、複製時に別環境での成長を観察するために里子に出されたようです。
シンは妻と子供との幸せな普通の生活を送っていましたが、ほどなくして退屈してきてしまいます。
そんな時期にシンのもとを訪ねてきたのがリアアカ社の社長でした。
CAP技術を使ったデスゲームの計画を聞いたシンは強く好奇心を刺激されます。
そして、天才的な頭脳を持つ研究者からつまらない母親に成り下がった妻を殺害した後に、自身の体を複製して事故死を装ったシンは、リアアカ社と結託して今回のデスゲームの計画を進めたのです。
シンは全てを明かした後で、改めてユウマたちを新たな仲間として誘いますが、ユウマたちは当然この提案には乗りません。
しかし、すでに真マーブルのフォロワー数はユウマをはるかに超えており、プレイヤーたちは誰もシンにダメージを与えられないという絶望的な状況でした。
この危機的な状況でプレイヤーたちは、リアアカ社にバレないように一般の人々に指定した時間ピッタリにユウマにフォローを変えるようにお願いするメッセージを送ります。
最終的に、ゲーム外のリアアカユーザーの協力でこの最後の作戦が成功し、プレイヤーたちはSNSの力を見せつける形でラスト勝負に勝利しました。
ついにゲームクリア!ゲーム後のユウマたちの生活は?死んだはずのあの人物が奇跡の再登場!
全てのデスゲームをクリアし、プレイヤーたちはついに日常生活を取り戻しました。
ユウマはゲームのなかで兄弟であるアタルを失いましたが、なんとアタルは予想外な形で生きていました。
アタルの精神だけユウマの体のなかで生きていたのです。
これは、アタルが仮想現実で行われたゲーム「フェイクニュースアイランド」で死んだために発生した現象でした。
精神だけ抜き出してプレイするVR空間内で死んだアタルの精神は、CAP技術で生まれたユウマと同じ場所でその肉体から乖離した結果、ユウマのなかに混入したのです。
また、ゲーム中にユウマが悩まされたステージ3もこの現象のおかげで完治します。
これは、ステージ3がCAP技術でコピーされたことによる精神の不安定さから生まれるもので、ユウマの精神はコピー元であるアタルの精神と結合して安定したためでした。
そのため、ゲーム終了後の生活では、ユウマはステージ3の心配なく、時々アタルと入れ替わったりして、妹であるユリと幸せに暮らします。
また、ゲーム開始前にユウマの彼女だったナナコは、リアアカ社に捕まえられていましたが、無事に生きて戻ってきます。
しかし、ユウマはゲーム後はナナコとは付き合わず、ともにゲームをクリアしたあやめと付き合います。
この話を直接ユウマから聞いたナナコは、納得して祝福していました。
デスゲームのなかでネットの嫌な部分を身に染みて実感してきたプレイヤーたちでしたが、戻ってきた日常でもネットから完全に離れるという選択はしませんでした。
インターネットは恐ろしいけど、そこで築ける人間関係などプラスな部分もある。
ゲームのなかでそう気づいたプレイヤーたちは、ネットとうまく付き合いながら生きていくという気持ちを固め、物語は終了します。
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