失格紋の最強賢者を全巻無料で読む方法を紹介!漫画アプリでタダ?~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

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悩んでいる人
『失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。違法手段ではないので、安心してください。 

『失格紋の最強賢者』は漫画アプリ『マンガUP!』にて全巻無料で読める?

いきなり、結論です。

 

『失格紋の最強賢者』はこちらのスクウェア・エニックスが運営する漫画アプリマンガUP!にて全巻無料で読むことができます。

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『マンガUP!』はスクウェア・エニックスが運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

『マンガUP!』では、現在『失格紋の最強賢者』第1巻から最新巻までを惜しげもなく無料で公開してくれています。

 

安心安全に、そしてタダで『失格紋の最強賢者』を第1巻から最新巻まで読破したい方は『マンガUP!』を使う方法が最もお得です。

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ここまでのまとめ
  • 『失格紋の最強賢者』は漫画アプリ『マンガUP!』にて全巻無料で読める
  • 『マンガUP!』はスクウェア・エニックスが運営する漫画アプリなので安心安全
  • 『マンガUP!』をダウンロードする際にも一切お金はかからない

以上がここまでのまとめです。

 

また『マンガUP!』では、スクウェア・エニックスが発刊する有名マンガ雑誌月刊少年ガンガンヤングガンガン』『月刊ガンガンJOKERなどに掲載されている新旧作品を300タイトル以上、読むことができます。

 

半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです!

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『マンガUP!』は課金してもお得に読める!

『マンガUP!』ではポイントが無くなってしまっても課金することでお得に読むことができます!

 

例えば『アラフォー男の異世界通販生活』最新4巻を普通に購入すると660円かかります。

 

そこで『マンガUP!』内の課金システムを使えば、610円で『アラフォー男の異世界通販生活』最新4巻を読むことができます!

 

『マンガUP!』では1日に無料で読める話数に限りがあるので、うまく『コイン』を購入して読む方がストレスなく読み進められますよ!

 


 

また小学館が運営する公式漫画アプリサンデーうぇぶり』『マンガワンも特にオススメです!

 

以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。

 

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  • ダンベル何キロ持てる?
  • めぞん一刻
  • 青のオーケストラ
  • おやすみプンプン
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  • 送球ボーイズ
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「無料でマンガを楽しみたい!」という方は『マンガUP!』と併せて使ってみてはいかがでしょうか?

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次に『マンガUP!』の使い方(システム)を簡単にご説明します。

『マンガUP!』の基本的な使い方

『マンガUP!』に掲載されているマンガを無料で楽しむには、アプリ内アイテムである『MP(マンガポイント)MP+(マンガポイントプラス)を使用して読むことになります。

 

簡潔に言うと『MP(マンガポイント)』『MP+(マンガポイントプラス)』などを使うことで、1日1作品において、12話分以上のマンガを無料で読むことが可能です。

 

要するに1日に最低でも単行本1冊分に値する量のマンガを『マンガUP!』にてタダで楽しむことができるということです!

 

『失格紋の最強賢者』も1日に12話分以上、読み進めることができます。

 

『マンガUP!』で使うアプリ内アイテム『MP(マンガポイント)』『MP+(マンガポイントプラス)』のそれぞれの使い方を詳しくみていきましょう!

『マンガUP!』のMP(マンガポイント)とは?取得方法と使い方を解説

MP(マンガポイント)とは?
  • MPとは、アプリ内でマンガを無料で読むために必要なアイテム
  • 朝8時、夜8時に120MPずつ配布される(1日に計240MP)
  • 30MP消費で好きなマンガを1話分、無料で読むことが出来る

以上が簡単なMPの取得方法と使い方の説明です。

 

毎日、配布される計240MPを使って1日に8話分の作品をタダで読めるシステムがMPです。

 

但し1点だけ注意があり、MPを120MP以上貯めこむことは出来ません

 

朝8時に120MPが配布され、その120MPを使わずに夜の8時を迎えたとしても新たに120MPが加算されることはありませんので注意が必要です。

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『マンガUP!』のMP+(マンガポイントプラス)とは?取得方法と使い方を解説

MP+(マンガポイントプラス)とは?
  • MP+とは、アプリ内でマンガを無料で読むために必要なアイテム
  • MPがなくなってしまった場合でもMP+を使うことで好きなマンガを1話分、無料で読むことが出来る
  • 『マンガUP!』新規ダウンロード特典で750MP+(25話分)が付与される
  • 毎日、短い広告動画を1度見るだけで30MP+(1話分)が付与される

以上が簡単なMP+の取得方法と使い方の説明です。

 

下の画像のように『マンガUP!』新規ダウンロード特典では、750MP+25話分)が無料配布されます。

 

そして毎日、短い広告動画を視聴することで30MP+1話分を取得することが出来ます。

 

アプリを起動すると画面右下に「ヒヨコ?」のようなピーナップくんというキャラが鎮座しているので、タップしましょう!

すると「短い動画を見る」というボタンが表示されるので、タップして短い広告動画を視聴します。(広告を見ずに流してるだけでもOK!)

たったこれだけの労力で、30MP+(マンガ1話分)が手に入ります。

 

やらない手はありませんよね(^^)/

短い広告を見て30MP+を獲得できるシステムは毎日、夜0時に回復します。

他にもMP+を取得する方法があります。

 

ホーム画面上に表示される「クエスト」をクリアしていく方法です。

 

「クエスト」と言っても簡単なもので、例えば「マンガUP!に毎日ログインする」「~のマンガを3話まで読む」などの条件をクリアすることで、難易度に応じてMP+(マンガポイントプラス)が付与されます。

 

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『MP(マンガポイント』『MP+(マンガポイントプラス)』以外で1日3話分のマンガを読む

先ほど紹介した『MP』『MP+』が0ポイントになってしまった場合でも1日に3話分のマンガを無料で読むアプリ内システムがあります。

 

その仕組みがコチラ。

 

読みたい”話(はなし)”のページへ飛ぶと、「動画を再生して読むと表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで新たに1話分のマンガを無料で読むことが可能となります。

3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。

 

ここまでを簡単にまとめると

ここまでのまとめ
  • MPを利用して1日8話分のマンガを無料で読む
  • 広告視聴やクエストをクリアして獲得したMP+を利用してマンガを無料で読む
  • 短い広告動画を最大3本見て、3話分のマンガを無料で読む

以上の事から『マンガUP!』は、1つの作品において、1日に最低でも12話分のマンガを無料で読むことのできるかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります!

 

ぜひ、この機会に遠慮なく無料で読ませていただきましょう!!(^^)/

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『失格紋の最強賢者』の世間の評価は?

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『失格紋の最強賢者』序盤ネタバレ紹介!

第1話 最強賢者、転生する

「27秒42ー、ダメだな」

 

「遅い、遅すぎる」

 

3つの世界を滅ぼし、世界最強と謳われる龍。神さえも滅ぼす力を持つという「神滅の巨龍」。

 

この魔物を主人公と思われる男が倒すところから物語は始まります。

 

この程度の魔物に27秒もかけているようではダメだと嘆く主人公。

 

これ以上の成長は望めないと語り、その理由として自身が持つ紋章を挙げています。

 

主人公が持つ紋章は、戦闘に向かない第一紋と呼ばれるもの。

 

持っている紋章は最弱ながら、たゆまぬ鍛錬によって「世界最強の魔法使い」と呼ばれるようになっているのです。

 

もはやこの紋章では成長できないと悟ってしまった主人公ですが、紋章は生まれて来た時に既に決まっており、変更は不可能なもの。

 

そこで主人公が選んだのは、転生魔術による生まれ変わりでした。

 

紋章を変えるために転生を決意した主人公ですが、強くなれなかったもう1つの理由として仲間がおらず、一人ぼっちだったことも挙げています。

 

転生した際は一人ぼっちも克服したいとひっそり決意しつつ、転生を進めていきます。

 

主人公が目を覚ますと、そこはベッドの上。

 

転生により主人公は「マティアス=ヒルデスハイマー」という6歳の少年になっていました。

 

自分の手の甲にある紋章が第四紋であることを知り「当たりだ!」と叫ぶ主人公。

 

転生してまで紋章を変更したかった主人公ですが、どうやら求めていた紋章を得られたようです。

 

さて、主人公が転生したマティアスは貴族の生まれのようで、家には書斎がありました。

 

兄であるレイクとともに書斎に入ったマティアスは、まずはこの時代の情報収集をしようとしますが、手に取った本に書いてある文字が読めません。

 

どれくらい先の時代に転生してしまったのかと戸惑うマティアスは、兄のレイクに本を読んでもらいます。

 

魔法の本を読んでもらおうとしたマティアスに対し、「マティには剣の方がいいんだろうけど」と気になることを言うレイク。

 

レイクの手の甲に第二紋を見たレイクは、前世での知識として各紋章の意味を思い出します。

 

第一紋はマティアスが前世で持っていた生産系特化の紋章。戦闘系以外では大変役に立つ紋章とのこと。

 

レイクの持つ第二紋は威力特化型の紋章。鍛錬すると高火力の魔法を放てるようになります。

 

第三紋は連射特化型。鍛錬により魔法の威力と連射能力が上がる紋章です。

 

そして、主人公が転生によって手に入れたのが第四紋。射程は短いものの、第二紋の威力と、第三紋の連射性能を持つ、近接戦に特化した紋章です。

 

文字が読めず情報収集を諦めたマティアスは、鍛錬を優先することに。

 

鍛錬場所を探して町を歩くマティアスは、前世では生活に必要不可欠と言われていた魔道具と呼ばれるものが、ここでは全く使われていないことに違和感を覚えます。

 

しかし、魔法が普及していない地域なのだと無理に納得したマティアス。。

 

そのマティアスの前に、次男のビフゲルが立ちはだかります。

 

マティアスのことを「失格紋」「家の恥さらし」と呼び、自分は栄光紋であると自慢げに紋章を見せてくるビフゲル。

 

しかしその手の甲にあるのは、マティアスが前世で転生してまで手放したかった第一紋でした。

 

マティアスはビフゲルが、自分の紋章に絶望するあまり人格を歪めてしまったのだと見なし、相手にしないことにします。

 

魔法「身体強化」により脚力を上げ、ビフゲルから離れるマティアス。

 

身体強化を使い、前世の頃と比べて身体や魔力への負担が少なかったことから、改めて転生して第四紋になったことが成功であったことを喜びます。

 

ビフゲルから離れたマティアスは、力試しとして狩りをしてみることに。

 

魔道具や生物の発する魔力を感知する「受動探知」は、近接特化の第四紋になったことが理由で、前世では半径数百キロが範囲とできたところ、今では1キロが精一杯。

 

また5メートル先の鳥も射程外となってしまうため、戦い方を変える必要をあると考えます。

 

そこで身体強化により脚、肩、腕と強化して小石を投げ、見事一撃で鳥を倒します。

 

手際よく血抜きをし、合計5匹の鳥を持ち帰ったマティアス。

 

鳥が食卓に上がり、父親のカストルがどうやって手に入れたのか怪しみますが、面倒ごとを避けるために「落ちてきた」とごまかします。

 

その後話はマティアスが6歳になったことに変わり、明日から剣術を教えるというカストル。

 

魔法ではないのかと問うマティアスに対し、カストルは、「魔法でもいいが、剣の方がいいと思う」と、何とも歯切れの悪い言い方。

 

父の発言を不思議に思いながらも、気に止めないことにするマティアスでした。

 

翌日、父と剣にて模擬戦をすることになったマティアス。

 

素振りをする父を見て太刀筋は悪くないと判断したマティアスは、今できることをやろうと魔法「身体強化」「縮地」「魔力撃」を使い、父の剣を弾き飛ばします。

 

驚く父と見学していたレイクの二人。普通の魔法を使っただけと話すマティアスに、「それは普通じゃない!!」と声を揃えて反論します。

 

練習すれば誰でもできると話すマティアスですが、父は「お前に常識を教えてやろう」と、遅れてきたビフゲルとの模擬戦を指示します。

 

マティアスの紋章を失格紋だと話していたビフゲルは、遅刻したことにより父とマティアスの戦いも見ておらず、完全にマティアスを舐めている様子。

 

いざ模擬戦が始まり、一直線に向かってきたビフゲルの剣をマティアスは余裕で受け止めます。

 

そしてビフゲルのバランスを崩そうとするのですが、簡単に体勢を崩してしまうビフゲルを見て「これは罠だ」と疑います。

 

敢えて罠に乗ろうと更に踏み剣を振り下ろすマティアスですが、罠を誘ったはずの剣はそのまま命中。

 

痛がるビフゲルに対し、魔法の準備のために時間を稼ごうとしているのだと判断し、追撃を繰り出そうとします。

 

しかしそこにストップをかける父カストル。

 

そのまま失神してしまったビフゲルを見て、弱すぎると驚くマティアスですが、カストルは、ビフゲルは決して弱くなく、むしろ同年代では強い方であること、マティアスの強さが異常であることを語ります。

 

訓練もしていない6歳の少年であるマティアス。そのマティアスが異常な強さと言われるほど、魔法も剣術も衰退してしまった現代。

 

転生前と比べて大きく変わってしまったことに主人公が驚いたところで、第一話が終わります。

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第2話 最強賢者、名案を思い付く

第2話は、一話終了時点より3年経ったところから話が始まります。

 

転生後の主人公が前世の記憶を取り戻したのが、転生後の姿であるマティアス少年6歳のとき。

 

そのため、突然人が変わったようになってしまったマティアスに戸惑っていた家族も、3年間鍛錬を続けるのを見て、良くも悪くもすっかり受け入れた様子です。

 

ある日、領民が貴族であるヒルデスハイマー家に「魔物が出た」と駆け込んできます。

 

当主である父カストル不在のため、目立ちたがりの次男ビフゲルは、長男レイクを差し置き「当主代理であるビフゲル様に任ておけ!」と意気揚々。

 

領民とレイクを引き連れて討伐に向かいます。

 

マティアスもついていこうとするのですが、今日1日玄関から外に出るなとビフゲルから止められます。

 

どうやらこの3年で、すっかり警戒されてしまったよう。

 

渋々家に留まるマティアス、しかし念のため「受動探知」で気配を探ってみたところ、大きな反応を感じます。

 

そこでマティアスは、玄関から出るなという言い付けを逆手に取り、玄関ではなく窓から飛び出しだして後を追います。

 

森に到着した討伐団ですが、肝心の魔物が見つかりません。

 

手分けして探そうと提案する領民に対してビフゲルは「俺に何かあったらどうするつもりだ!」「側でしっかり俺を守れよ!」と何とも情けないセリフ。

 

追い付いたマティアスも呆れながら隠れて見守ります。

 

レイクも暗くなってきたから出直そうと提案するのですが、ビフゲルはレイクに対し、「当主代理である俺の決定に余計な口を挟むなよ!」と言います。

 

怒りの表情を浮かべるレイクと、物陰から心配そうに眺めるマティアス。

 

そこに響き渡る魔物の声。

 

現れたのは、巨大な熊のような魔物でした。

 

隠れて見ているマティアスは、その魔物の強さを「父カストルでも1対1で勝てるかどうか」と分析します。

 

その魔物に対し、自信満々に立ちはだかったビフゲル。

 

領民も「栄光紋の魔法でやっつけてください!」と期待します。

 

マティアスが第一紋と呼び、転生してまで手放したかった戦闘に向かない紋章ですが、現代では栄光紋と呼ばれています。

 

初めて見るこの時代の栄光紋の魔法に、マティアスは興味深く見守るのですが。

 

「我が体に満ちる火の魔力よ」

 

「一筋の矢となりて我が目の前の敵を穿て」

 

始まった詠唱と、放たれた魔法の威力の低さにマティアスは驚きます。

 

詠唱の有用性は大昔に否定されたはずだと、転生前の記憶をさかのぼるマティアス。

 

放たれた魔法の矢は魔物にあっさりと弾かれ、領民は逃げ惑います。

 

その中、魔法を放ったビフゲルに狙いを定める魔物。

 

振り下ろした腕に吹き飛ばされ、ビフゲルは木に叩きつけられます。

 

動けないビフゲルを更に襲おうとする魔物の前に、兄のレイクが立ちはだかります。

 

「ヒルデスハイマー家の名にかけて、誰も殺させない!」と叫ぶレイク。

 

1人では無理だと判断したマティアスは、加勢に入ります。

 

挑発魔法である「強制探知」にて魔物の注意を引き、向かってくる魔物を待ち構えるマティアス。

 

3年間の鍛錬の結果を試すつもりで、体術、魔法を効果的に組み合わせてダメージを与えて行きます。

 

そして最後に、「身体強化」と組み合わせた「魔力撃」にて魔物の首を切り落とし、見事に魔物を倒しました。

 

倒された魔物を見て驚くレイクにマティアスは、魔物はレイクが倒したことにしようと言います。

 

自分が言い付けを破って外に出ていることがばれると面倒だし、手柄もいらないと語るマティアス。

 

そのまま走り去って行ってしまいました。

 

場面はヒルデスハイマー家へ。

 

マティアスの部屋を訪れたレイクは、手柄はともかく戦利品は受け取って欲しいと話します。

 

固辞するマティアスに、せめてこれだけでも、と魔石を渡そうとします。

 

魔道具や魔法薬にも使え、換金もできる魔石。もらっておいて損はないかとマティアスは受けとります。

 

ついでにマティアスは気になっていた疑問をレイクにぶつけます。

 

何で当主代理が、長男であるレイクではなく、次男のビフゲルなのか?

 

問われたレイクは、当主の選定基準に決まりがあることを説明します。

 

それによると、長男、次男といった生まれの順番以外にも、栄光紋(第一紋)であることの優遇や、魔法技術の優劣による基準があるとのこと。

 

次男であるビフゲルですが、栄光紋であることと、魔法技術がレイクより優れていることを理由に当主代理となっている様子。

 

また失格紋、すなわちマティアスの持つ第四紋では、当主選定基準において大幅な減点となることもわかりました。

 

異常なまでの第四紋の減点はさておき、マティアスはレイクに、魔法技術は鍛錬で上がること、兄レイクが望むなら自分がそれを教えられると語ります。

 

ビフゲルの持つ第一紋が、初期の成長率は高いがすぐに頭打ちになる紋章であり、前世で第一紋だったマティアスもそのことで悩んでいたそう。

 

前世の記憶を元に、詠唱を止めて魔法操作の感覚を掴めば、すぐにレイクはビフゲルに勝てるようになると考えます。

 

「頼む!魔法を教えてくれ!」

 

「ビフゲルに勝つため、そしてこの領地を守るために!」とマティアスに頭を下げるレイク。

 

一週間後、自信満々に炎魔法を繰り出すビフゲルに対し、ビフゲルの数百倍の威力の炎魔法を笑顔で発動させ、レイクは「領地一番の魔法使い」という評判を得るのでした。

 

さて、レイクとビフゲルの勝負を見守っていたマティアスですが、「この世界はやはりおかしい」と考えています。

 

この世界では詠唱が魔法の基本動作となっていますが、マティアスの前世の知識によると、詠唱は本来は必要のない、非効率的な魔力の変換方法なのです。

 

「誰かが意図的にこういうシステムを広めたのではないか」

 

「しかし何のために?まるで魔法の発展を阻害するかのようだが」

 

この世界の違和感について深く考え始めるマティアス。

 

その後レイクは正式に時期当主候補となり、それから3年が過ぎたところで第二話が終わります。

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第3話 最強賢者、旅路を往く

第2話から3年が経ち、マティアスは12歳に。

 

剣術の鍛錬を続けるマティアスには、父カストルと長男レイクがまとめて襲いかかってもかないません。

 

余裕の表情で2人の剣を同時に弾き飛ばし、指導の礼を言うマティアス。

 

父カストルが「こんな歯応えのある相手は見つからない」と言うのを聞いて、自分相手じゃ物足りないんだと落ち込むレイクですが、カストルは「マティアスがおかしいだけだ」と慰めます。

 

マティアスも、もはやおかしいと言われるのにも慣れた様子です。

 

さて、マティアスが前世の記憶を取り戻してから6年の月日が経っています。

 

ここでできる訓練はもう十分だと、家を出ることを考えているマティアス。

 

父カストルに打診してみたところ、カストルはある条件を出します。

 

それは、「王立第二学園に特待生で入学すること」

 

しかし、入学するには試験があると聞き、前世の知識が全く通用しない学問もあるのでは、と不安になるマティアスですが、
父カストルは、自分も使った裏技的なやり方があると話します。

 

それは、剣術の試験官を「ぶちのめす!」こと。

 

試験官をぶちのめすと、更に強い試験官が出てくるそうですが、「そいつもぶちのめせ!」「作戦は以上だ!!」「作戦は異常だ」の間違いでは?と思わずマティアスも突っ込むとんでもない作戦ですが、父カストルは実際このやり方で、配点10点の剣技で満点以上の30点を取り、無事合格したそうです。

 

試す価値はありそうだと微笑むマティアス。

 

そしていよいよ、旅立ちの日がやってきます。

 

家族総出で見送りをしてくれるヒルデスハイマー一家。

 

「護衛を雇った方が」と心配する母親には、マティアスの強さを知る父カストルと長男レイクから「盗賊も魔物も倒せるから!!」と突っ込みが入ります。

 

次男ビフゲルは、「この日を心待ちにしていたぞ!さっさと行け!」と相変わらず毛嫌いしている様子。

 

そしてレイクからも激励されたマティアスは、馬車で旅立ちます。

 

天涯孤独の中、何百年もの時をかけて最強を求め続ける主人公ですが、ヒルデスハイマー家で過ごす時間も悪くなかったと感慨にふけつつ、旅路を進んでいくマティアスでした。

 

さて、御者のおじさんと2人、馬車で進んでいく道中マティアスは魔物の気配を感知します。

 

3キロ先に魔物がいると話すマティアスですが、そんなに遠くの魔物がわかるわけないと、御者のおじさんは取り合いません。

 

まあ何とかなるか、とマティアスも気にせず馬車は進んでいきます。

 

マティアスの予想通り、姿を現した魔物のワータイガー。

 

天災級と呼ばれる大型な魔物の出現に、早く逃げようと取り乱す御者のおじさんですが、マティアスは「ちょうどいい練習台だ」と馬車を降りて魔物に向かっていきます。

 

「失格紋のあんたに何ができるんです?戻って来なさい!」と心配する御者を横目に、魔物と向かい合ったマティアス。

 

「ワータイガーの動きは読みやすい」と、攻撃を楽々かわしていきます。

 

攻撃が止んだところで反撃開始。

 

「身体強化」と「魔力撃」、そして魔法制御が上がったおかげで同時に使えるようになった3つ目の魔法「斬鉄」。

 

見事魔物を一撃で倒します。

 

天災級の魔物をあっさりと倒したマティアスに驚く御者のおじさんですが、邪魔な魔物の死体を燃やそうとするマティアスを慌てて止めます。

 

「いらないなら俺が買い取ろう!是非!絶対!必ず!売ってくれ!」と凄まじい勢い。

 

どうやら天災級の魔物の素材には、様々な利用価値があるようです。

 

しかし大型のワータイガー、持ち運びに困ってしまったおじさんですが、マティアスはあっさりと収納魔法で運んでしまいます。

 

収納魔法に驚くおじさんに、「前世ではありふれた魔法だったが」と戸惑うマティアス。

 

もはや見慣れた光景と言っていいでしょう。

 

いい値段で売ってお返しすると話す御者のおじさんに、マティアスは、分け前の半分をヒルデスハイマー家に渡して欲しいと言います。

 

そして、別れ際に言い忘れた感謝の言葉も合わせて伝えて欲しいとも。

 

マティアスの家族を思う気持ちが伝わってきます。

 

さて、旅を続けること一週間、マティアスは王都へ到着します。

 

入試を翌日に控え、試験で使う剣を買おうとするマティアスに、宿の主人は「ベイスの鍛冶屋」がお勧めだと話します。

 

地元の人しか知らない目立たない小さな店だが、腕前は確かだとのこと。

 

早速向かってみるマティアス。

 

並んでいる品物を見ると、確かに武器の質は良いようですが、飾ってあった魔剣はマティアスからすると「魔力付与が下手すぎる」「前世の見習いの練習作でももう少しマシ」とのこと。

 

諦めて魔力付与は自分でしようかと考え始めたマティアスですが、店の前での騒ぎが聞こえてきます。

 

そこにいたのは2人の少女と、ベイスと呼ばれているがっしりとした男性。

 

何かの代わりとなる剣を探しているようで、必死に頼み込む少女ですが、「魔剣は一人では打てない」とベイスは断ります。

 

お互いを「ルリイ」「アルマ」と呼び会う少女二人は、どうやら翌日、マティアスと同じ王立第二学園の入学試験を受けるよう。

 

様子を見ていたマティアスに気づき、アルマが「君、魔法付与とかできない?」と話し掛けたところで第三話は終わります。

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第4話 最強賢者、試験を受ける

ベイスの店でアルマに「魔法付与とかできない?」と声を掛けられたマティアス。

 

明日入学試験を受けるルリイとアルマの2人ですが、ルリイの剣が使えなくなってしまっており、代わりの剣を探している様子です。

 

第一紋だった前世と違い、第四紋である現在では、「ゴミ同然」という自己評価の魔法付与ですが、この店のレベルくらいなら問題ないかと「できる」とマティアスは答えます。

 

しかしルリイもベイスも、できなくて当然と思っているようで、「魔法付与ができる人が都合よくいるわけないですよ」「そうだぞ嬢ちゃん落ち着けよ」とアルマに突っ込みます。

 

アルマも、「そうだよね…」と照れ笑い。

 

しばらく経ってから「できるって言った!?」との反応。

 

どうやらこれも非常識なことのようです。

 

さて、ベイスに魔法付与用の剣を用意してもらっている間に、3人は自己紹介をします。

 

率先して話し始める明るい性格のアルマ。貴族の生まれですが、「小貴族の三女だし、平民みたいなものだ」と気さくに語ります。

 

マティアスも自己紹介をしますが、その間ルリイは聞いているのかいないのか、赤面して下を向いたまま。

 

反応が変だともう一度自己紹介をしますが、モジモジ下を向いたままのルリイに戸惑うマティアスです。

 

最後はルリイ。顔を赤らめたまま緊張した様子で自己紹介をします。

 

それを見たマティアス、「か、かわいい!!」と心を掴まれた様子。

 

見たところ10代前半のルリイに対し、「自分の歳を考えろ」「いや待てよ?今の俺は12歳だ。おかしくはないのか?」と悩むマティアス。

 

「こういうときどうすればいい?前世の俺なら…」「前世の俺は、そもそもこういう経験がゼロだ!」転生の際、紋章の変更とともに「1人ぼっちも克服せねば」と言っていたことが思い出されます。

 

自己紹介が終わり、代わりの剣を探すことになったいきさつを説明するアルマですが、話を聞かずにモジモジしあっているルリイとマティアスの2人を見て、「あれあれ?ルリイもマティアスくんももしかして…」とニヤニヤし始めます。

 

緊張がピークに達したルリイは、「わ、私、婚約者や彼氏はいませんから!」と叫び、「いきなりすぎるよ!?」とアルマに突っ込まれます。

 

マティアスも赤面したまま「婚約者や彼氏はいないのか、そうか」と真剣な表情で聞いていました。

 

さて、ベイスから素体となる剣を受け取ったマティアス。もう1つの材料となる魔石を準備し、早速魔法付与に取りかかります。

 

「魔力調質」によって金属の魔力と魔石の魔力を同調させ、「強靭化」と「斬鉄」の2つの魔法を付与して作業終了。

 

魔法付与が終わった剣をルリイに渡します。

 

「もう終わったの?」と聞くアルマと「いくらなんでも早すぎる」と言うベイス。

 

試し斬り用にベイスは丸太を出してきますが、勢いよく斬りかかったルリイは、あまりの手応えのなさに驚き、思わず剣から手を離してしまいます。

 

落ちた剣はそのまま根元まで床に刺さり、呆然とそれを見つめる3人。

 

我に返った3人はそれぞれ「一体どんな付与を!?」と問いただしますが、マティアスは平然と、「強靭化と斬鉄だけだ」と答えます。

 

それを聞いた3人は、「複数付与!?」「国宝級じゃないですか!」「全財産払う!店の剣にも付与してくれ!」と大騒ぎ。

 

3人の騒ぎっぷりにやや引きつつ、前世の熟練付与師なら10や20付与していたと思い出すマティアス。

 

「どうなってしまったんだ、この世界は!?」と戸惑います。

 

その後、1本だけ付与してベイスには納得してもらったマティアス。

 

いよいよ試験の日を迎えます。

 

試験はまず、座学から。

 

元々座学を不安視していたマティアスは、知識を問われる試験に詰まります。

 

知らんのだから仕方ないと開き直り、ロイター流剣術に対して問う問題に対しては、同名だった前世の知り合い「ロイター」の言っていた戦術をとりあえず書いてみます。

 

座学は終わり、次は実技の試験へ。

 

まずはルリイの試験の様子。

 

鋭く突きを繰り出すルリイに反撃する試験官ですが、ルリイの剣に受け止められた試験官の剣は、受け止められる度にキンキンと折れていきます。

 

根元まで折れてしまい降参する試験官。

 

ルリイの剣を素晴らしい剣だと褒めますが、ベイスの店で買ったと聞き、さらにまだ1本在庫があると知って試験も放ったらかしに走って買いに行ってしまいます。

 

呆れる残された試験官。

 

剣術の試験ができないと困ってしまいますがそこに颯爽と「ガイル」と呼ばれる男が現れます。

 

どうやらかなりの有名人な様子です。

 

「俺が引き受けよう」と語り、早速次の受験者であるマティアスの資料を見たガイル。

 

ヒルデスハイマーという名前から、カストルの息子だと気付きます。

 

試験の時のカストルを覚えているというガイル、「お前も実技だけで試験を突破しに来たクチか?」と笑いながら尋ねます。

 

「だとしたら、どうだというんですか?」と微笑むマティアス。

 

そしてマティアスの試験が始まります。

 

凄まじい迫力で襲いかかるガイルに、「身体強化」「魔力撃」で打ち合うマティアス。

 

ルリイとアルマは、速すぎて見えないと怯えています。

 

ガイルの強さを父カストルより上だと感じるマティアスと、「カストルもヤバかったが、それ以上の化け物か」と語るガイル。

 

ガイルは力任せに剣で抑え込もうとしますが、マティアスは刃の表面に魔力で層を作り、剣を滑らせてガイルのバランスを崩します。

 

地面に腰をついたガイル、その首筋にマティアスが剣を突き付け、ガイルは降参しました。

 

剣術の試験が終わり、次は魔術。

 

30メートル先の的を魔法で破壊する試験です。

 

マティアスが失格紋(第四紋)であるのを見た試験官は、「気落ちしないで下さい。他の科目が良ければ合格はできるかもしれませんよ」と話します。

 

確かに、マティアスの第四紋は近距離射程。

 

マティアスによると魔法の射程は約10メートルとのこと。

 

直撃は無理ですが、それならばと試験場の地面に向けて大きな爆発を起こし、爆風で的を全て破壊しました。

 

茫然自失の試験官を見て「やり過ぎたか?」と思うマティアス。

 

とりあえず爆発で大きな穴のあいた試験場を修復魔法で直します。

 

修復魔法を見て再び驚く試験官と、普通の修復魔法だと話すマティアス。どうやらこれで試験は終わりのようです。

 

さて、場面は試験官の集まる薄暗い部屋へ。

 

入学試験の審査結果について話し合っています。

 

「ロイター流剣術をここまで理解しているとは」「学者すら解いた者のいない未解決問題、完璧な回答が記入されている」誰かの結果を見ながら、魔法の神ガイアスのご加護かと語る試験官たち。

 

そしていよいよ結果発表となります。

 

発表の場に向かうマティアスを、先に結果を見た様子のルリイ、アルマの2人が急かします。

 

合格者の欄に自分の名前がないのを見たマティアスは、ダメだったかと引き返そうとしますが、「何言ってんの?」と引き止めるアルマ。

 

「一番上だよ!特待生で合格してる!」

 

驚くマティアスに、「私たちも当然合格してるから」「これから同級生だね!」と話すアルマ。

 

よろしく!と握手したところで第四話は終わります。

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