シンア(暁のヨナ)がかわいい!青龍能力や過去・名言を紹介!反抗期もあった?

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今回は『暁のヨナ』で、主人公のヨナを守る四龍の中で最も年下で弟的存在の、青龍・シンアを紹介します。

 

いとこのスウォンが起こした謀反により、国を追われる身となったヨナ姫とその護衛のハク。

 

神からのお告げで龍の力を持つ戦士を探す旅を始めたヨナたちは、まず白龍キジャを仲間に加えます。

 

「四龍同士は離れていても存在を感じ合える」という四龍の特性を生かして次に出会ったのが、青龍シンアでした。

 

シンアはおとなしい青年ですが、青龍の能力のせいで里の人間から恐れられ、孤独に生きてきました。

 

友達と呼べる存在は、シンアが「アオ」と呼んで行動を共にしているリスが一匹だけ。

 

皆がそこまで恐れる青龍の能力とは、一体どんなものなのか。

 

そんなシンアがヨナたちの仲間に加わったことで、どのように変わっていくのか。

 

具体的なエピソードと共に解説していきます。

 

また『暁のヨナ』を1巻から最新巻まで無料で読みたい!という方に『暁のヨナ』を合法的に全巻無料で読む方法も併せてご紹介しています。

 

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黄金の瞳に龍の力を宿す青龍シンアの恐ろしい能力とは?

青龍シンアは金色の美しい瞳を持っており、その瞳に龍の力を宿しています。

 

その能力は、瞳を見た者の神経を麻痺させるというもの。

 

右腕が巨大化する白龍キジャの能力と比べると、敵を麻痺させる能力は少し地味に思えるかもしれません。

 

ただ、その気になれば相手の心臓を麻痺させて即死させることもできます。

 

実際にシンアは、かつて青龍の里を襲ってきた兵士たちに瞳の能力を使い、たった一人で全滅させたことがあります。

 

当時のシンアは、わずか4歳の子供でした。

 

ある意味、四龍の中で最も恐ろしい能力を持っているのは青龍かもしれませんね。

 

それでも無敵というわけではなく、青龍の能力には「麻痺返し」と呼ばれる弱点があります。

 

これは、相手を麻痺させると自分にも麻痺が返ってくるというもの。

 

加減を間違えて瞳の能力を使い過ぎると、自分も動けなくなってしまいます。

 

そのためシンアは普段は仮面を付けて瞳を隠しており、戦いでも龍の力を使わずに剣で戦います。

 

先代青龍の戦いを見て学んだという剣の腕前はかなりのもので、ヨナも「シンアの剣は速くてキレイ」と称賛しています。

 

またシンアの瞳は、麻痺の力を使わなくても視力が人一倍優れています。

 

暗闇でも敵を見つけ出したり、敵の接近にいち早く気付いてくれたりと、いろんな場面でヨナたちの力になってくれます。

シンアの名付け親はヨナ?名前に込められた意味とは?

シンアという名前には「月の光」という意味があり、命名したのはヨナです。

 

ヨナの仲間に加わるまで、青龍シンアに名前はありませんでした。

 

実際に、青龍の里を訪れたヨナに名前を訊かれたときも「名はない、ただ青龍だ」と答えています。

 

なぜシンアを産んだ親が名前を付けてくれなかったのか?

 

また、それまで青龍の里の人と共に暮らしてきたのに名前が無くて不便はなかったのか?

 

色々と疑問が生まれます。

 

これには、青龍の能力を持って生まれたきたシンアの悲しい生い立ちが関係しています。

 

まず、シンアを産んだ母親は出産後に自害しました。

 

恐ろしい能力を持つ呪われた子を産んでしまった絶望から死んでいったそうです。

 

育ての親として先代青龍がシンアの面倒を見てくれてましたが、先代からは「お前」としか呼ばれていません。

 

また、青龍の里の人間はシンアのことを「青龍様」と呼びます。

 

青龍の能力を持った人間は里に一人だけなので、名前を付けなくても特に不便はなかったようです。

 

さらに、里の人間は青龍の存在を隠し続けながらひっそりと暮らしてきたので、シンアとの交流もほとんどなかったのでしょう。

 

名前で呼びたくなるほど親しい関係の仲間や友人もいなかったはずです。

 

そんなシンアを仲間に加えたヨナは、彼の持つ静かで優しい雰囲気に似合う名前を付けたいと考え、仲間に相談します。

 

シンアのイメージを聞いてみたところ、ヨナ一行のお母さん的存在のユンからは「静寂」、幼なじみで専属護衛のハクからは「夜」という言葉が出ました。

 

さらに、ちょうどその夜はきれいな月夜でした。

 

こうして「日の光より優しく、闇にあって温かさを失わない」という月のイメージとシンアの雰囲気がぴったり合い、「月の光」という意味を持つ名前を青龍に与えたのでした。

 

初めて名前をもらったその夜、「あの人がくれた名前。大事にしよう」と思いながら穏やかな顔で眠るシンア。

 

シンア本人もヨナがくれた名前を気に入っているのが分かります。

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シンアの過去は?幼少期に面倒を見てくれた先代青龍とのエピソードも紹介

シンアは産まれてすぐに母親を亡くしてしまったので、里の掟に従って先代の青龍に育てられました。

 

先代の青龍といっても、シンアの父親というわけではないようです。

 

この点は、先代が父親だった白龍キジャとは違うところです。

 

シンアと同じように先代青龍にも名前はありませんでしたが、シンアは「アオ」と呼んでいました。

 

アオは育ての親として、青龍の力がいかに恐ろしく忌み嫌われているものかシンアに教えてくれました。

 

特に、能力を使うと自分に麻痺が返ってくる「麻痺返し」について厳しく教え込もうとしており、「制御のしかたは教えるが決して使うな」とシンアに警告しています。

 

アオ自身も青龍の力を使うことはなく、里を襲ってくる連中を撃退する時も剣だけで戦っていました。

 

アオが「(俺の戦いを見て)剣を一刻も早く覚えろ」と命じていたのも、青龍の力に頼らずに身を守る強さを手に入れてほしいという思いからだったのでしょう。

 

四龍の宿命により、シンアの瞳がよく見えるようになるほど先代青龍アオの力は弱っていきました。

 

やがてアオは青龍の力を完全に失って目も見えなくなり、自分の死が近いことを知ります。

 

しかしアオはそれに絶望するどころか、能力を失ったことを喜び「おれは人間だ!!!」と高らかに叫ぶのでした。

 

青龍の力のせいで化け物扱いされてきた、アオの人生。

 

それがどれだけ寂しいものだったか痛いほど伝わってきます。

 

その一方で、幼いシンアをひとり残していく悲しみも感じており「お前をひとりにして、ごめんな」と涙を流しながらアオは死んでいきました。

 

先代青龍は言葉こそ厳しい人でしたが、育ての親として、そして自分と同じ青龍の力を持って生まれてきてしまった同士として、シンアに愛情を持っていたようです。

 

シンアのほうもアオのことを大事に思っており、ヨナたちの仲間になってから「もう顔も思い出せないけど、大好きだったあの人」と思い出しています。

 

また、シンアの相棒で「暁のヨナ」のマスコット的存在であるリスのことをシンアは「アオ」と呼んでいます。

 

先代青龍を忘れないために同じ名前を付けた、とも考えられますね。

 

ちなみに作者のTwitterでは、先代青龍がリスのほうのアオを捕まえながら「なんでこいつの名前が(俺と同じ)アオなんだよ」とシンアに抗議する微笑ましいイラストが公開されています。

 

ぜひチェックしてみてください。

無口でおとなしい青龍シンアの名言で、仲間を大事に思っているかが分かる

シンアはとても無口なキャラクターです。

 

暁のヨナの主要キャラクターの中では、最も台詞が少ないキャラかもしれません。

 

しかし、その少ない台詞の中からシンアが仲間のことをどう思っているのかよく分かる名言を紹介します。

 

旅の途中で、高華国の隣国の一つである真国を訪れたヨナたち。

 

そこで四龍とユンが街中で真国の武将から襲撃を受け、そのまま捕らえられてしまいます。

 

強大な力を持つ四龍たちが、なぜ簡単に捕らえられてしまったのか。

 

実はこの時、真国と高華国は戦争が起こる直前の緊張状態にあったのです。

 

故郷である高華国が他国と争うのを回避したいヨナの意思を尊重するため、武将の攻撃を真正面から受けていた白龍キジャも緑龍ジェハも決して反撃しませんでした。

 

それが「高華国は、真国と戦うつもりはない」という意思表示だったからです。

 

シンアは青龍の能力を使って二人を救おうとしましたが、側にいた黄龍ゼノの判断に従って力は使わず、皆と揃ってそのまま捕らえられます。

 

真国の牢獄の中で、シンアは仲間を救えなかったことを後悔していました。

 

そして「(次にまた)ヨナやみんなが傷つけられるなら、誰が相手でも青龍の能力を使う。全てが敵になっても俺は闘う」と誓いを立てるシンア。

 

四龍の中でいちばん年下のシンアからそんな言葉を聞いた白龍キジャは心を打たれた様子でした。

 

緑龍ジェハも「お兄さんちょっぴり涙が出てきちゃった」と冗談っぽく言っていますが、その目にはハッキリと涙が。

 

青龍の力のせいで、同じ里で暮らす人達からも恐れられて孤独に生きてきたシンア。

 

だからこそ、仲間の大切さを誰よりも強く感じているのかもしれませんね。

かわいい弟キャラのシンアにまさかの反抗期?

シンアがヨナたちと旅を続けていた途中のこと。

 

それまでおとなしくて優しい青年だったシンアの態度が、ある日突然悪くなったことがありました。

 

白龍キジャ、緑龍ジェハ、黄龍ゼノの3人は「シンアが反抗期だ」という議題で話し合っています。

 

作者のツイートによるとシンアは18歳で、現代の四龍の中ではいちばん年下。

 

たしかに反抗期が始まってもおかしくない年齢ですが、決してそういうわけではありませんでした。

 

実はこの時、恨みを持ったまま死んでいった大昔の青龍の魂が、悪霊のような存在となってシンアの体を乗っ取っていたのです。

 

異変に気付いたキジャに「そなたは何者だ」と言われて正体を暴かれそうになると、事態は深刻な方向へ進みます。

 

なんとシンアを乗っ取っていた過去の青龍は、仲間に対して青龍の能力を使用してきました。

 

黄龍の能力のおかげで青龍の麻痺攻撃も効かないゼノが仲間をかばい、他の皆は救われました。

 

しかし結局、シンアを乗っ取っている過去の青龍はゼノを力技で拉致し、代々の青龍の魂が眠る墓へと逃亡。

 

四龍たちの弟的存在のシンアを救うため、キジャ、ジェハ、ゼノが追いかけて奮闘します。

 

シンアが仲間からどれほど可愛がられて、大事に思われているかが分かる良いエピソードになっています。

 

特に、シンアを乗っ取った過去の青龍と再び対峙した時の「弟を返してもらうぞ」というキジャの台詞は隠れた名言です。

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