新宿スワン全巻無料で読む方法紹介!漫画バンクplayrawは違法|アプリでダウンロード可能?

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『新宿スワン』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

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違法手段ではないので、安心してください。

 

『新宿スワン』は漫画アプリ『マガポケ』で全巻無料で読める?漫画バンクplayrawは違法|アプリでダウンロード可能?

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『新宿スワン』読者の評価や感想は?

 

『新宿スワン』あらすじ紹介!

舞台は歌舞伎町 アングラな世界へ

仕事もお金もなく、上京してきた白鳥タツヒコ。

 

新宿の歌舞伎町でチンピラに絡まれ、ボコボコにされている所を真虎(まこ)に助けてもらう場面から始まります。

 

真虎の職業は“スカウト”。

 

女の子を夜のお店(キャバクラ、風俗等)に紹介する仕事をしていました。

 

真虎に気に入られたタツヒコは、最初は乗り気ではなかったものの、彼の下でスカウトとして働くことになるのでした。

『新宿スワン』は面白い?見どころ紹介!

見どころ① とにかく女の子に真摯に向き合うタツヒコ

夜のお店で働く女の子達は、色々と事情がある女の子も少なくありません。

 

そんな彼女達にとにかく真正面から向き合おうとする姿勢に、心を打たれます。

 

ホスト通いで借金を作ってしまった女の子に対して、「オレはあの子を守る。ホスト通いは辞めさせます」と上司の真虎に宣言する場面も。

 

とにかく自分に関わった女の子は幸せになって欲しいと願う、優しい心の持ち主なのでした。

見どころ② 真虎の頭の回転の速さに圧倒される!

タツヒコの上司である真虎。

 

タツヒコがピンチになった時には、機転を利かせて助けてくれました。

 

ハーレムとバーストというスカウト会社同士の抗争にタツヒコが巻き込まれてしまった時です。

 

タツヒコの属するバーストの社長は、新人であるタツヒコを利用しハーレムをなんとか安く自分達の傘下に入れようとしていました。

 

全責任をなすりつけられ会社を追放されかけるタツヒコでしたが、そこで真虎がハーレムの幹部を説得し、自らバーストの傘下に入るよう仕向けるのです。

 

「タツヒコはオレの部下なので、責任は取らせませんよ」と彼を守ってくれました。

 

真虎の常に冷静な所や頭の回転の速さに圧倒されます!

 

タツヒコが慕うのも頷けますね。

見どころ③ 破天荒だが愛されキャラのタツヒコ

感情豊かで素直なタツヒコ。

 

どう見ても勝てない喧嘩に挑んだり、女の子に仕事を飛ばれてしまい挙句の果てにお金が無くなって家賃を滞納し追い出されたり、上司を挑発したりとはちゃめちゃです。

 

ですが人情に厚く、自分の正義を貫こうとする姿もあり憎めない存在でもあります。

 

真虎がタツヒコを可愛がる気持ちがよく分かります。

見どころ④ 応援したくなる!タツヒコの成長ぶり

女の子の事を一番に考えて、毎日必死に成果を上げようと努力するタツヒコ。

 

とにかく自分のお金の事しか考えない他のスカウトとは違って、女の子からの信頼も厚いようです。

 

契約が多くなって周りに認められたり、部下ができたりと、タツヒコが成長する姿を見て読者側も嬉しくなってしまいます。

 

上司である真虎に褒められたり、バーストの幹部中心の旅行なのにも関わらずAVの仕事で結果を出したタツヒコも呼んでもらえる場面もあり、彼の努力は着実に実っていきます。

 

成長するタツヒコに目が離せません!!

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『新宿スワン』登場人物紹介!

白鳥 タツヒコ

 

お金も仕事もなく、東京で一旗揚げようと上京してきます。

 

天然パーマが特徴で、よく周りからもいじられています。

 

素直で明るく、少し、というかかなりドジな所もありますが憎めない存在です。

 

困難があっても持ち前の明るさと前向きな姿勢で乗り越えようと努力します。

 

人情に厚く、仲間や女の子を絶対に裏切りません。

 

その為、女の子にとても信頼されています。

 

よく食べ、よく笑い、愛嬌があって皆に可愛がられる性格です。

真虎(まこ)

 

スカウト会社バーストの幹部である真虎。

 

バーストの中でも発言力が強い存在です。

 

タツヒコを部下として可愛がっており、スカウトの仕事に誘った人物でもあります。

 

穏やかな表情をしてかなり残酷な事を言ったりと怖い面もありますが、頭の回転が早く頼れる上司です。

 

タツヒコが何者かに嵌められて危険な目に遭いそうになった時も、真虎が助けてくれました。

 

タツヒコの成長を常に見守ってくれています。

関玄介

 

関もバーストの幹部です。

 

元ヤクザで喧嘩っ早く、殺人以外はなんでもやるという“狂犬”です。

 

見ていてヒヤヒヤすることもありますが、タツヒコを「タチュヒコ」と呼ぶなど、可愛らしい一面も。

 

黒髪、オールバック、アクセサリージャラジャラ、メガネという出で立ちで、目つきが悪いのでかなり強面です。

 

一目見ただけで「こいつはヤバい」と思ってしまうほどのオーラを持ち合わせた彼ですが、時には女の子を慰めたりと優しい部分もあります。

南ヒデヨシ

 

ヒデヨシはバーストに吸収されたスカウト会社「ハーレム」の出身です。

 

黒髪にオールバックが特徴で、タツヒコと同い年でもあります。

 

タツヒコのケータイから女の子の連絡先を盗んだりと、汚い手を使ってでも上にのし上がろうとするハングリー精神が強い人物です。

 

タツヒコを敵対視していて、見下したような態度をとる時もあります。

 

のちに裏でシャブを流しているという噂が立ち、かなり危ない立場に追いやられます。

アゲハ

 

借金があり、ヘルスで奴隷のように働かされている女の子です。

 

彼女はいつの日か、本当の王子様が迎えに来てくれると信じていました。

 

しかし彼女はヘルス店の店長にシャブ漬けにされ、休憩する間も無く馬車馬のように働かされていていたのです。

 

反抗しても店員に殴られるシーンは、見ていて心が痛みます。

 

タツヒコに出会い、救われ、「この人が私の王子様だ」と惹かれていきます。

 

タツヒコとアゲハが手を繋いで歌舞伎町を走り回りはしゃいでいるシーンは2人ともとっても楽しそうです。

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『新宿スワン』作者・和久井健とは?

新宿スワンの作者は和久井健(わくいたける)先生です。

 

他の有名な作品としては「Abaddon」、「セキセイインコ」、「デザートイーグル」、「新宿ホスト」「東京リベンジャーズ」等があります。

 

『新宿スワン』は2005年にヤングマガジンにて掲載されており、当時からかなり人気があったそうです。

 

なんと和久井先生自身がスカウトマンだった経歴を持っています。

 

なるほどだからあの闇社会をリアルに描けていた訳ですね。

 

先生のデビュー作は週刊ヤングマガジンで2004年に新人漫画賞佳作受賞作を取っている『新宿ホスト』です。

 

その後に描いた『新宿スワン』は全38巻、連載期間8年を誇る大人気作品となりました。

 

不良や闇社会といったテーマを取り扱う作品を多く発表している漫画家です。

 

今人気絶頂期にある『東京リベンジャーズ』は、“不良モノ”と“タイムリープ”というテーマが合わさっている作品になっています。

 

新宿スワンを読んで、他の和久井先生の作品が気になった方は是非手にとってチェックして見てくださいね。

 

『新宿スワン』実写化情報!

 

『新宿スワン』は2015年に実写化されました。

 

原作ファンが多いので、期待していた人が多かったのではないでしょうか。

 

気になる俳優陣はというと、まず主人公の白鳥タツヒコは綾野剛さんが演じています。

 

真虎を演じるのは伊勢谷友介さん、ヒデヨシは山田孝之さん、アゲハは沢尻エリカさん…と豪華キャストが勢ぞろいです。

 

映画版では、ヘルス嬢であるアゲハが主に出てくるストーリーを中心として描かれています。

 

皆さんかなりハマり役で、特に綾野剛さん演じるタツヒコ。

 

よく食べよく笑い、ドジで底抜けに明るい様子は漫画から出てきた彼そのものです。

 

表情豊かな綾野さんの演技に引き込まれてしまいます。

 

また、アゲハを演じる沢尻エリカさんと歌舞伎町を駆け抜けていくシーンは2人とも本当に楽しそうで、見ていて思わず笑みが溢れてしまうほどです。

 

アングラな世界を実写化しており、時には暴力シーンなど怖い場面もありますが、各俳優さんの演技が上手く、いい意味で歌舞伎町の闇が鮮やかに描かれており見応えがあるのではないかと思いました。

『新宿スワン』序盤ネタバレ紹介!

第1話 【スカウトデビュー】

物語は、仕事もお金もなく新宿の歌舞伎町を彷徨っていた白鳥タツヒコが真虎(まこ)という男と出会うところから始まります。

 

ある日チンピラに絡まれボコボコにされていたタツヒコに、真虎はご飯に誘います。

 

美味しそうにご飯を食べるタツヒコ。

 

なぜ自分のようなヤツに奢ってくれるのかという問いに「なんかかわいいから。」と答える真虎。

 

「オレの仕事なんだと思う?」とタツヒコに尋ねると、「いやあ、分かんないです。」とタツヒコは言いました。

 

すると「女の子を騙してお金を稼いでいる。」と真虎は言います。

 

女の子を水商売、風俗、AV等のいわゆる夜のお仕事に紹介しお金を稼ぐ”スカウト”を生業としていたのです。

 

世間一般にあまり知られていない闇の部分の仕事だからこそスカウトは面白いという彼に、タツヒコは「かっこいい!」と真虎に憧れの気持ちを抱きます。

 

そして真虎にスカウトの仕事に誘われ、気持ちは嬉しいができないと一度断りを入れるタツヒコ。

 

女を騙すようなマネは許せないという考えなのです。

 

しかしご飯を奢ってもらったという手前、真虎に従うしかないタツヒコは歌舞伎町でスカウトを始めます。

 

そして、何人か声をかけていくうちに風俗の仕事を探しているという女の子に出会います。

 

その子を見事お店に紹介することができ、タツヒコにお給料が入ることが決まって順調なスタートを切ったように見えましたが、なんだか納得いかない様子。

 

やはり女を騙すようなことは自分には向いていない、と言います。

 

そんなタツヒコに、真虎は「そんな生温い仕事じゃない。びびっただけだろう」と一蹴します。

 

しばらく考えるタツヒコでしたが、やはり真虎のいう通りびびっていただけ、このまま辞められないとスカウトを続けることを決意します。

第2話 【ハッスルタイム】

タツヒコが三日前に出会った女の子は、ちょうど働くお店を探していました。

 

キャバクラに紹介してみましたが、時給3500円はあり得ないと納得できない様子。

 

「じゃあ風俗にする?」と提案します。

 

しかし流石に体を売るのには抵抗があり「絶対ムリ」と言います。

 

「でもお金に困ってるんだよね?」とタツヒコ。

 

事情を聞いたところ彼女には五百万円の借金があるというのです。

 

初めは軽い気持ちで行ったホストクラブですがハマってしまいあっという間に500万円を使ってしまった、との事。

 

次会う時までにお店を探すようにタツヒコに頼み、その日は帰りました。

 

タツヒコはその事を真虎に相談します。

 

すると爽やかに「いいねえ、その子。もっと貢げばガッツリ稼ぐようになるしお前の取り分も増えるよ!」と言うのです。

 

真虎の口添えもあり、タツヒコはその女の子を時給5000円の風俗店に紹介する事になりました。

 

ホスト通いが辞められなければもっと大金が必要になり、更にハードサービスな風俗店で働くようになります。

 

「これからどんどん落ちていくね、あの子」と真虎。

 

そんな彼女の状況を見ていられないタツヒコは「オレはあの子を守りたい、ホスト通いはやめさせます!」と言います。

 

「人として正義の味方でいたい。とことん向き合ってみるしかない」と、自分なりにスカウトとしての人生を歩むのでした。

第3話 【ホスト】

客絡みでトラブルがあったと聞き、ホストクラブに向かう真虎とそれについて行くタツヒコ。

 

真虎を呼び出したホストを待っていると、しばらくしてそのホストがリョーコという女の子を引きずりながら出てきました。

 

リョーコは色々なホストクラブに足繁く通っており、すべて売り掛け(女の子が後払いでお酒を飲む事)でお酒を飲んでいたのです。

 

その総額は1200万円。

 

しかし、リョーコは仕事をしていませんでした。

 

彼女を働かせるために、ホストは真虎を呼んでいたのです。

 

1200万円も売り掛けがあってもまたホストにハマるくらいホスト狂いになっているのに働いていないのはおかしいと考えた真虎は、カマをかけてリョーコが未成年であるという事を白状させます。

 

彼女は17歳だったのです。

 

「悪いが18歳未満の子は扱えない」と断りを入れる真虎。

 

タツヒコが「どうしようもない感じですか?」と聞くと「まあそんな感じだね」と真虎は答えます。

 

しばらくするとホストクラブの前に1台の車が到着します。

 

それはヤクザの車でした。

 

リョーコはヤクザに売られる羽目になるのです。

第4話 【Sランクの女】

スカウトを始めて2週間がたったタツヒコ。

 

毎日歌舞伎町に立って女の子の連絡先を聞いていました。

 

ある日タツヒコは自身の超タイプである女の子を見かけます。

 

迷う事なく後ろから声を掛けにいくタツヒコ。

 

しかしその女の子は元客のストーカーだと勘違いし、得意の合気道の投げ技で投げ飛ばしてしまいます。

 

その子は長谷川裕香と言い、抱えるお客さんは超VIP揃いで雑誌でも特集を組まれるほど大人気の“es”というキャバクラで働いていたナンバーワンキャバ嬢でした。

 

そうとは知らず時給3000円のキャバクラに紹介するタツヒコ。

 

後から祐香が何者かを知ったタツヒコは、彼女に謝ります。

 

なぜ自分の様な新米のスカウトを使ってくれたのかと聞くと、投げ飛ばしてしまったからお返しだよと祐香は言います。

 

その後2人で歩いていると、元々祐香が使っていたスカウト、ヒデに出くわします。

 

彼は「お前なんで無断で店辞めんだよ!?」と怒鳴りました。

 

「私が辞めたい時に辞めて何が悪いの」と祐香。

 

祐香に新しいお店を紹介したタツヒコが気にくわないヒデは、仲間と共にタツヒコをボコボコにしてしまいます。

 

祐香はと泣きながら謝ります。

 

タツヒコは女の子1人守れない自分の不甲斐なさに腹が立ち、その場に座り込むのでした。

第5話 【火種】

タツヒコの所属するスカウト会社、“バースト”の幹部が集まって話し合っていました。

 

内容は、タツヒコがこの間“ハーレム”という会社の人間に襲われた件についてです。

 

社長はこの件を火種にして抗争を起こし、ハーレムを潰したいと考えていました。

 

真虎は自分が話をつけに行くと社長に提案しますが、社長はそれを真虎ではなくバーストの幹部、関という男に任せます。

 

タツヒコと共に歌舞伎町に向かい、「よーし!行くぞ」と関。

 

早速この間タツヒコを襲った奴らを見つけます。

 

タツヒコはハーレムの1人を殴りにかかります。

 

そして関はハーレムの社長に蹴りを入れたのです。

 

その場にいるハーレムの人間は多数いた為、タツヒコと関はボコボコにされてしまいます。

 

しかしそれは正面切ってハーレムを叩くための布石だったのです。

 

社長はこれが狙いでした。

 

「それを分かっててわざわざボコられにきたんですか?」とタツヒコは関に尋ねます。

 

「人にはそれぞれ役目ってもんがある。組織ってのはそういうもんだ」と関は答えました。

 

組織の為に身の危険を顧みない彼の姿勢に心を動かされたタツヒコは、「オレはアンタを尊敬します!」と頭を下げながら伝えるのでした。

第6話 【開戦】

関とタツヒコがボコボコにされた事をきっかけに、ハーレムを潰す計画を始めようとするバーストの社長。

 

「ハーレムのシマ(縄張り)で仕事して、ハーレムの人間がケンカを売ってきたら容赦無く襲え!」と社長は言いました。

 

バーストのスカウト達は言われた通り、ハーレムの人間をボコボコにしていきます。

 

一方で社長と真虎は直接ハーレムの社長、松方という男に会いに行きます。

 

「用件は2つ。1つ目はハーレムは本日をもって解散しろ。2度と新宿でスカウトをするな。2つ目は、それが無理ならウチの傘下に入れ!松方には幹部の座を用意してやる」と言いました。

 

もちろん松方はそんな用件飲めないと抵抗します。

 

「こっちにも後ろ盾はある」と松方は言いました。

 

ケツモチがいるのです。

 

しかし社長はそんなもの屁でもないというように「講談会か?北島さんの所か?ウチのケツモチはデカいんだぞ」と挑発します。

 

穏便に話が進みそうにない様子を見かねた真虎が割って入り、「松方さん、落ち着いてください。ヤクザが出てきて困るのは自分らだけじゃない。貴方達もですよ?少し落ち着いて話しましょう」と松方と社長を宥めます。

 

「当事者がいないと話にならないか…」と社長。

 

関とタツヒコが呼び出されることになるのでした。

第7話 【責任】

社長達の話し合いの場に呼び出された関とタツヒコ。

 

タツヒコは事の経緯を説明します。

 

それに対して松方は「最初のいざこざではウチに非があったことは認めるが、下っ端の小競り合いをここまで大きくしたのは関だ。これに対してはそっちで責任を取ってもらう」と言い、慰謝料3000万を請求します。

 

社長は「3000万なんて払うつもりはない」と言いました。

 

「それならどうする」と松方は聞きます。

 

「関を渡そうじゃないか」と社長は言います。

 

それを聞いたタツヒコは「関さんは会社のためにあそこまで働いたんですよ!?それじゃああんまりです」と社長を止めようとします。

 

しかしそれを聞いた関は「さっきから黙って聞いてたけど、ちょっと話が違うなあ。初めに手を出したのはタツヒコだ」とタツヒコに責任をなすりつけます。

 

これは全て社長の計画だったのです。

 

今回の抗争の目的はハーレムの吸収。

 

問題はどれだけ安く済ませるか。

 

そこで関に動いてもらい、ハーレムの人間と衝突します。

 

そこで問題を大きくさせれば松方は関を責めざるを得ません。

 

そして関に全ての責任を押し付けた後に、その責任をそっくりそのまま何も知らない新人、タツヒコに持っていく…

 

そういう狙いだったのです。

 

「新人は煮るなり焼くなり好きにしていいがハーレムはオレの物だ」と社長は豪語するのでした。

第8話 【用済み】

途方に暮れるタツヒコ。

 

「まあ頑張れタツヒコ。山か海行って10年も働けばすぐだ!」と情けのかけらもない言葉をかけます。

 

タツヒコは「オレはこの会社に入ってまだ3週間足らずだけど一生懸命働いたが、その見返りがこれなんですか!?ふざけんな!」と帰ろうとしますが、ボコボコにされてしまいます。

 

しかしそこで真虎とハーレムの幹部、葉山という男が入ってきます。

 

葉山は、真虎が録音しておいた松方の言葉、「3千万でハーレムを売る」というのはどういう事か、と松方に問い詰めます。

 

「これは大きな問題です。組織をまとめるべき人が相談もなく組織を売り飛ばす。そんな理不尽な話はないでしょう。ハーレム幹部の意向によりバーストの傘下に入る事に決まりました」と葉山は言います。

 

松方は用済み、という訳です。

 

さらに真虎が「つまり誰かを引き渡す必要もない。タツヒコはオレの部下なので、彼に責任は取らせません。」とタツヒコを守ってくれました。

 

最後にタツヒコは「一つだけ質問していいですか?社長はいつからそんなに腐ったんですか?少なくともオレから見た社長は松方さんとたいして変わらない」と言います。

 

帰り際、「ありがとうございました!!」と真虎にお礼を言うタツヒコ。

 

この世界に長くいたらいつかオレも社長や松方のような腐った人間になってしまうのかなと不安に思い始めます。

 

しかしすぐ気を取り直し、『いや、それでも目指すべき場所はある!』と前を向くのでした。

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