トニカクカワイイ3巻無料ネタバレ!タダで読む方法紹介!漫画バンクzip,rarは危険|ナサの両親のいる奈良へハネムーン?挨拶はどうなる?

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悩んでいる人
『トニカクカワイイ』3巻を無料で読む方法とネタバレが知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

余談なのですが、違法な無料漫画サイト(漫画バンク、zipやrarファイルを含む)では、ウイルスによる感染率が年々高くなっています

 

ご紹介する『トニカクカワイイ』3巻を無料で読む方法は、登録不要もちろん合法です。

 

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『トニカクカワイイ』3巻は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で読める

いきなり、結論です。

 

『トニカクカワイイ』3巻は、こちらの小学館が運営する漫画アプリサンデーうぇぶりにて無料で読むことができます。

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『トニカクカワイイ』3巻が『サンデーうぇぶり』にて無料で読めると言いましたが、この記事を執筆している現在では第1巻から第12巻まで無料で読むことができます

 

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【最新版】サンデーうぇぶりの使い方やメリットを徹底解説!おすすめ漫画ランキングも紹介!

 

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『トニカクカワイイ』最新巻をお得に読む方法は?

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『トニカクカワイイ』3巻 ネタバレ紹介!

第19話 「なんだこの話?」

(お嫁さんが、可愛いのである ー )ベッドの上で目を”ぱちくり”させ司に腕枕をする星空。(一緒に暮らし出して数日 ー なぜこうなったかというと ー )と言う星空の言葉から始まります。

 

(お嫁さんと暮らしてわかったこと。 僕のお嫁さんは… 寝相がワイルドである。女の子はみんなこうなんだろうか?髪を毎日整えて寝ているが、あっという間に解けている。

 

そして、体温が高いのか、夜中によくお水を飲む。そして、水を飲みに行った帰り、寝ぼけて僕の布団を奪うこともしばしば。 しかし、今夜は…)と一通り司の寝相を星空が観察します。

 

司は寝ボケたまま星空の布団を剥ぎ取りベッドへ倒れ込んだ所に星空の腕がちょうどあったので腕枕をする事になったのです。

 

(そして、現在 ー )”ドキドキ”しまくる星空は(…… ど… どうしよう… これって… このまま、抱きしめてもいいのかな? いや、でも抱きしめた ところで起きたりしたら…)

 

(いや、でも抱きしめて起きたとしてそれがなんの問題か!! だって司ちゃんは僕のお嫁さんだし!)と自分と格闘し始めて抱きしめてみるのです。

 

司を後ろから”ぎゅっ”と抱きしめながら星空は(女の子って… こんなに体温高いんだ…そして、すごくいい匂いがする。

 

ていうか、いい匂いすぎて脳がチカチカする! ああ、ヤバイ! これはちょっと…!! )と思いながら抱きしめて始めてしる事実に更にドキドキします。

 

そしてそのまま司の胸を触ってしまい(ヤバイ、これ捕まるやつだ! ああ、いかん…!!これは…! 本当に…!!)と”ドキドキ”を通り越し”ドドドドドド”と心臓が早まります。

 

すると司が”ピクッ”と動き星空の方へ寝返りを打ち”パチクリ”と目を開け星空を見つめます。” ” ” ♡”が、司は寝ボケていただけです。

 

司はしばらくそのまま眠った後、自分の布団へと転がっていきます。

 

ただ、司が自分の寝床へ戻るまでの間、3回程星空はこっそりチューしてみたのです。

 

その後、一睡もできなかった星空は翌朝、目の下にクマを作り司に「寝不足…?」と聞かれ「ちょっとね…」と答えます。

 

この一件で星空は(やっぱり… ダブル ベッド欲しい。 別にいやらしい意味じゃないよ?)等と色々理由を付けて”ドキドキ”しながら携帯の通販サイトでダブル ベッドを検索します。

 

購入の決意をした星空は(となると… やっぱ引っ越しか… )と築32年の1DKの自室を見渡し今度は(二人の寝室…)というとても興奮するパワーワードをきっかけに妄想が膨らみ昨日の司の体温を思い出し「ウォォォォォォォォォ!」と叫びます。

 

更に(大きい家に引っ越せば当然そこにはお風呂があるわけで…)お風呂の磨りガラス越しにタオル1枚の司が「ねぇねぇだんな様、 一緒に入る…?」と誘われる…という妄想をし(ヤバイ!引っ越し最高!!)と思います。

 

早速、司に「あのさ司ちゃん! 司ちゃん、広い家に引っ越したくない…!?」と聞きますが「いや、別に… 今のままで不便はないけど…?」と言われてしまい「だ、だけどほら…! この家はやっぱ狭いしさ…!」と食い下がる星空に司は”ん~…”と少し考えた後、「だけど 狭い方が… ナサくんを近くに感じられるし…」とちょっと照れたように言います。

 

そんな可愛く言われてしまった星空は「そ… そういうメリットもあるねー。」とどちらにせよ幸せという話になるのでした。

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第20話 「サプライズだから突然に」

いつもの銭湯で賃貸雑誌を読みながら「ゔ~ん」と唸る星空の場面から始まります。

 

(なんとなく… 引っ越しはしない感じになったけど… やっぱり僕は… 一つのベッドで一緒に寝るという夢を諦めきれない…!)と世の中でもっともどうでもいい夢に命をかけます。

 

その様子を見ていた要が「あれ?先輩、引っ越すんスか?」と聞いてきて「まだ 具体的には決めてないけど… ただ、あの部屋は二人で住むには狭いから… 寝るのも大変で…」と答えます。

 

「まぁ、確かに… もしかして同じベッドで寝てないんスか?」と聞かれた星空は「僕がベッドでお嫁さんが下に布団を敷いて寝てるよ」と答えると要に「ふーん、てことは… 手を繋いで寝たりもしてないんスね。」と言われ「!」(手を繋いで… 寝る!?)とまた想像が膨らむのです。

 

「な、なるほど! 高低差がなくなると、そんな夢のようなシチュが待っていたのか! これは計算外だ!」と興奮する星空に少し引き気味に要が「ただ お嫁さんは引っ越しする気あるんスか?」と聞きます。

 

星空は「それが手狭なことを全然気にしてなくて…」と引っ越しが難しいことを伝えます。

 

「それに今度引っ越すとしたらさすがに風呂付きにするので、そうなると要ちゃん家に朝風呂入りに来るってこともなくなるから… やっぱ、しばらくこのままかなー。」と笑顔で要に伝えると要も笑顔で「はは、それはありがたいっスねー。」と答えた後、目が笑っていない表情になり「ただ 私は結婚して、だんなが風呂なし1DKにずっと住む気でいるなら ぶっ飛ばしますけどね。「狭い家でも まぁいっかー」とか言おうもんなら、家を燃やしてでも引っ越しさせますけどね。」とチクリチクリと言います。

 

夜になり、仕事帰りの星空はトボトボと歩きながら(まぁ、確かに… 狭いままでいいってことはないよね… ただ下手に何度も『広い部屋に引っ越したい!』って話をすると…)「そっか… 私がそばにいると落ち着かないもんね…」と勘違いされるかもしれないと想像します。

 

自宅に着き(やはりここは、お嫁さんを悲しませないように、注意して話をしないと…)と考え「ただいまー。」と自室の扉を開いた瞬間、司が「あ!」っと大きな声をあげます。

 

「え?」と星空が司を見ると、着替え真っ最中の司がスカートを今まさに着ようとしているところで星空は司のパンツを見てしまい「うわぁぁぁ!ご、ゴメン!」と叫び司もなぜか「あ、いや!こちらこそゴメン…!」と謝ります。

 

場面変わり、近くの公園にて星空が赤くなりながら「このように… 部屋が狭いことによる不幸な事故は発生してしまうのです。」と先ほど自宅での出来事を例に挙げ話ます。

 

司はベンチに座りスカートの裾を”スス…”と直しながら話を聞きます。

 

「というわけで、引っ越しをすると様々なメリットがあるということを、ただいまより説明させていただきます。」と広い部屋に引っ越すと”プロジェクターを買って映画館のような臨場感で映画を見ることが出来る””壁一面に本棚を設置しお気に入りのDVDを並べることが出来る””寝る場所の高低差がなくなると手を繋いで寝ることが出来る”といかにメリットがあるかを説明し星空は司を納得させることに成功します。

 

公園からの帰り道お互い少し照れながらも手を繋ぎ歩く星空と司。

 

”ふっ”と司が「家を借りるとなると保証人とかはどうするの?」と聞き、星空が「それはもちろん… 今の部屋と同じでうちの親に ー 」と言いかけた時「そういえば… 結婚の報告してないな…」と、とても重要なことを思い出します。

 

そうこうしているうちに自宅へ戻って来た2人は、階段を上り自室前の廊下で星空が携帯で母に電話を掛けようとします。

 

星空が「でも、いきなり結婚の報告をするとビックリするだろうなぁ…」と少し緊張気味で言うと司も「ビックリしない親がいるなら、むしろどうかしてるわよ。 私も電話出た方がいい?」と緊張して答えます。

 

星空は「いや… 今はいいので中入ってて。」と答え「わ、わかった。頑張って!」と司は部屋に入ります。

 

そのまま廊下に残り”プルル プルッ ”と1人で母に電話を掛ける星空は”ガチャ”と電話に出た母に「あ、もしもし? うん、久しぶり。」「ところでちょっと報告したいことがあるんだけど…」「うん あのさー、僕… 結婚したから。 」と話します。

 

電話越しに母は少し無言になった後、「☆△○☆×△□☆△ ーー 」と叫び声をあげます。

 

心配な司はこっそりと玄関から電話をしている星空の背中を見守ります。

 

星空と母の会話は”相手は誰か?”との話題になっている様で「相手? 相手はほら前言ったじゃん。事故の時、僕を助けてくれた… そう… その凄く可愛い子!!」「ま、というわけだから…!! また連絡する!!」と一方的に電話を終えた星空に司は「ど…どうだった…?」と心配そうに聞きます。

 

「大丈夫。なんの問題もないよ。」と答える星空に司は「絶対ウソだ。 ていうか事故の後… ご両親に私のことなんて説明してたの?」と更に聞くと何食わぬ顔で星空は「え?宇宙一可愛い女の子に助けられたって。」と答えます。

 

司は恥ずかしくなり「その説明だと… 私、ご両親に会いづらくない?」と言いますが「大丈夫だよ。 司ちゃんは宇宙一可愛いから。」とまた平然と答えられてしまうのでした。

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第21話 「二人の旅立ち。俺たちの戦いはこれからだ!ご愛読ありが…」

20話からの続きで司が突然「やっぱり… ご両親へのご挨拶はしておいた方がいいと思うのよ。」と言い出し少し困惑気味の星空が「え? マジですか…?」と聞く場面から始まります。

 

いつもの公園に来た星空と司、星空が「結婚の… 挨拶か~…」と改めて悩んでいると司が「あまり、気が進まない感じ?」と聞きます。

 

星空は「こんなこと言うのもなんだけど… ちょっと照れる… 司ちゃん可愛いから、すごい可愛いから、親に見せるの、なんかすごい照れる」と答え続けて「しかもうちの親、なかなかの変わり者なので… 司ちゃんに絶対余計なことを言うと思うし」と話します。

 

そんな話をしていると” ピロリン”と星空の携帯が鳴り、珍しく母からL●NEが届き開くと(母は察しましたよ。)とメッセージが表示されます。

 

星空は「え?」と(な… なにが…?)と返信すると(結婚して二人で住むには、その部屋狭いよね?)(だから今、ナサ君は ー )(引っ越しを考えている ー )(謎は全て解けた!)と引っ越しを検討し、保証人をどうするか悩んだ結果、保証人のついでに結婚報告をした事を全て推理されていたのです。

 

母と星空のやり取りを見ていた司は「なるほど。頭の良さは親譲りなのね。」と納得します。

 

また母からメッセージが届き(ナサくん、えろ~い。)と一言、そのメッセージに「ああ!ほら! こういうとこだよ!全く! こういう親だから会わせたくないんだよ、僕は!」と星空が焦っていると更にメッセージが届き(でも会わせてくれないと保証人になってあげない。)(今週、必ず実家に帰ってくるように。 もちろん、お嫁さんも一緒に。)と痛いところをつかれ「くぅぅぅ!まったく!あの親はまったく!」と星空は叫ぶのです。

 

公園からの帰り道自然と手を繋げるようになった2人は並んで歩きながら話します。

 

「でもこの感じってやっぱり怒ってる感じよね?」と司が言うと星空は「ま、まぁ… そうかも…」と答えます。

 

司は「じゃあ、しょうがない。すぐにご両親へご挨拶に伺おう…」と言います。

 

「え? でも… うちの親が司ちゃんに嫌な思いをさせるかもしれないし…」と躊躇する星空に司は「大丈夫… 怒られてもナサくんのご両親だから、大丈夫。」と優しく微笑むのです。

 

場面変わり現在も2人の進行状況をシャーロット達に偵察させている千歳。

 

シャーロットから偵察の報告を受ける千歳は「は…? 旦那のご両親に挨拶へ行く?」と聞き返します。

 

シャーロットは「うん。 しかも行き先は奈良だって。」と言うと一緒に報告を聞いていたアウロラが「ふ~ん… てことはそれは言いようによっては 新婚旅行ってことになるのかな?」と言うのです。

 

また、場面は変わり自宅に戻った星空と司。星空は(これは… ことによると新婚旅行といえるのでは?)と目をキラキラさせながら色々とポジティブに実家に帰る道のりを考えます。

 

すると背後から司が「それはそうと、旅行に行くなら一つ欲しい物があるの。」と星空へ話しかけます。

 

話を聞くと「ホントはスマホがあれば十分なんだけど、今、持ってないから… カメラがね、欲しいの。」との事で早速2人で買いに出掛けます。

 

電気屋さんへとやって来た2人はカメラを見ながら「あ、これ小さくていいかも!」と司が言います。

 

星空が「まぁ 時間もあるしさ。 その…新婚旅行っていうか… 京都の名所を撮影しながら…」と言うと司は「カメラが欲しかったのは… 観光名所を撮りたいからじゃないわよ?私が撮りたいのは… ナサくんとの日々よ。」と笑顔で答えます。

 

買い物を終えた二人は公園に行き、先ほど買った”カメラ””撮った写真をチェキみたいにプリントできる機械””それを貼り付けるアルバム”をベンチに広げ司が「これから毎日写真を1枚ずつ撮っていって、一言添えて残していきたいの。」「日々の生活の中で… 人は忘れがちになるの… 愛する人と過ごす この一日一日が、何よりも貴重だってことを…」「だからこうやって少しずつ思い出を積み重ねていきたいの…」「夫婦 二人だけの… 秘密の日記を…」と話します。

 

”二人だけの秘密”という言葉に軽い興奮を覚える星空は(確かに、すごい名案だ…!)と考えます。

 

「じゃ、じゃあさ! 試しに司ちゃんを撮ってみてもいい!?」と興奮気味に話す星空に「も… もちろん、いいけど…」と司は答えます。

 

”池の淵に座ってちょっとポーズとって”という星空の指示に従いポーズをとる司を星空が試し撮りすると(カメラって… なんか興奮する!)と星空の中で何かが目覚めます。

 

そのまま星空は興奮気味に「あああ、あの…! もう少し撮っていいかな!?」と言い次々と司の写真を撮ります。

 

(ヤバい! これ止まんない!)と更に目を輝かせ興奮している星空に「だんな様、ちょっとカメラ貸してくれる?」と司はカメラを受け取り、すぐさま撮った写真をプリントし興奮する星空の写真を撮り「今日の一枚はこれにしよう。」「だんな様が血走った目で私を激写した日を一生忘れないように これを一枚目にするわ」と言い21話が終わります。

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第22話 「東京ー京都間が1600円ってどうやって成り立っているのか不思議」

星空の実家(奈良)へ結婚の挨拶へ行く為、星空と司は”バスタ新宿”へやって来ます。

 

唐突に星空が「司ちゃん、ここ立って!ここ!」と言い司の写真を撮り(うーん。こいつはヤベェ。どう撮ってもお嫁さんが可愛い… こりゃSDカード64Gじゃ足んないな…)とヤバイのはこだわりだすとトコトンまでやってしまう性格の方である星空がまた興奮します。

 

それから、星空が「夜行バスって噂には聞いてるけど大丈夫かなー?」と言い出し「噂って?」と司が聞くと「いや、僕くらいしか見てない、マイナーなローカル番組があってさ…」と某番組で『はかた号』というバスが地獄のようだったと話します。

 

「でも、本当に新幹線じゃなくて良かったの? 僕、別にグリーン車に乗るくらいのお金はあるよ?」と聞く星空に「大丈夫。寝てれば着くんだからバスで十分よ。」と答える司。

 

ちなみに新幹線のグリーン車は一人1万8690円。今回の深夜バスは、なんとネット割で1600円だったのです。

 

そんな話をしているとバスの定刻が近づいてきた為2人はバスへと乗り込みます。

 

「へー、中はこんな感じなんだ。」「結構、綺麗で素敵ね。」と車内を見て感動する2人。

 

「これって京都に何時に着くの?」と司が聞くと「大体、朝6時くらいかな。」”途中、2時間おきにサービスエリアに止まり、一か所だけは50分くらい休憩をとるみたい”だと星空は説明し「まぁ、でもそこも降りたくなければ寝てていいから。」と言います。

 

司は「なるほど。 でも降りちゃうわよね。 だって深夜のサービスエリアよ。そんなのテンション爆上げじゃない!」と相変わらず好奇心旺盛に言います。

 

席についても尚「もう無駄にうどんとか食べちゃう。 あとじゃがバター! もしかしたらハンバーガーの自販機もあるかもしれないわ!」と興奮気味に司が話します。

 

そして『それでは間もなく出発します。』と車内アナウンスが流れ、司は「いよいよね。ナサくんのご両親に会うの… とっても楽しみ。」と言い星空は「はは… 幻滅されなきゃいいけど…」と答えると「幻滅なんかしないわ。きっと… いい人だから…」と自信を持って言うのです。

 

そしてバスは走り始めます。まずは京都を目指して。

 

場面は変わり、2人の後を追いかけて来ていた千歳達。バレないように”バスタ新宿”で2人を乗せたバスを見送った後「なんであの二人 新幹線で行かないの…?」と聞く千歳に「お金がないのかなぁ…?」とシャーロットが答えます。

 

「まぁ、いいわ。とにかく我々もあのバスを追うわよ!」と車に乗り込もうとする千歳にアウロラが「え? …なんで?」と聞きます。

 

千歳は「は? なんでって何よ!」と聞き返すとアウロラは「平日の夜中に奈良まで追いかける気ですか? そんなの時子様に怒られますよ!」と答えます。

 

「関っ係ないわよ!」と強い口調で千歳が言い、続けて「ご両親に会いに行って結婚認めてもらうとか… そんなの私は許せないんだから…!」「あの二人の結婚を… 私はまだ認めてないんだから!」と叫びます。

 

シャーロットとアウロラは「千歳ちゃんあの二人の親かなんかだっけ?」「妹ですらないわよ。」と話すのです。

 

また場面変わり、バスに揺られる2人。

 

星空は(それにしてもただ座っているだけとはいえ… 結構苦しくて寝づらいな… かといってスマホとか光るものも禁止だし…)と考えており一方、司は消灯前にはすでに爆睡しているのでした。

 

(す、すごい… この硬い椅子と狭いスペースで、あっという間に寝てしまうとは…)と司を見つめる星空。(くそぅ! 相変わらず寝顔が可愛いなぁ!)”せっかくなら肩にもたれ掛かって欲しいなぁ”と思うのです。

 

星空が”ドキドキ”しているとバスが揺れた衝撃で”とん…”と星空の肩にもたれ掛かる様に倒れる司。星空は嬉しいながらも(よ、より寝れない…)と幸せ気分で一睡もできなかったのです。

 

深夜3時、パーキングエリアに着き『ではここで50分ほど休憩となりまーす。』とアナウンスが流れ星空と司は一度バスを降ります。

 

「んー、よく寝た!」と背伸びをする司は「寝てるだけで、こんな遠くまで来れるんだから、楽なものね。」と星空を見て言うと星空は腰を曲げ杖をついています。

 

司が「だ、大丈夫? だんな様… もしかして寝れなかった?」と聞くと星空は「司ちゃんは椅子の硬さとか 姿勢とか、 苦しくなかった…?」と聞き返します。

 

「全然。空調も効いてたし快適だったわよ。」と答える司に(な、なんとなくわかってきたけど… 僕のお嫁さんは… メチャクチャ 頑丈だ…!)(そりゃそうか。最初に助けてくれた時のことを考えても… 並の強さではないはずだ。)と星空は思います。

 

苦しそうな星空を見て、夜行バスを提案し、ちょっと申し訳ない気持ちになった司が”しゅん…”としているとそれに気付いた星空が「大丈夫! 僕も実は全然平気だったよ!」と強がり、「それより早速フードコート行ってみよ! いやー、深夜のサービスエリアはテンション上がるなー!!」と歩き出します。

 

その光景を茂みの影から偵察していた千歳達。アウロラが「仲のいい夫婦だな。」と言うとシャーロットが「旦那さん、やさしー☆ 本当にあんな仲良し夫婦を別れさせるの?」言い、更にアウロラが「人として心は痛まないのか?」と千歳に問います。

 

千歳は「うるさーい! 仲が良いとか悪いとか、そんなのどうでもいいのよ! 新婚旅行っていうのはね… 成田離婚って言葉があるように夫婦にとって危険なものなのよ!! それを… 教えてあげるわ!」と逆ギレし息巻きます。

 

その頃、司はフードコートの充実ぶりに「おぉ~」とテンションが上がっているのでした。

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第23話 「フードコートという人類の発明で4番目くらいにテンションが上がる場所」

22話からの続きで(成田離婚 新婚旅行の些細なトラブルで関係が悪化。 帰国した成田空港で離婚してしまうこと。)「なので、些細なトラブルで… 男女の関係は終わってしまうのよ!」と言う千歳にアウロラが「だから些細なトラブルを起こそうと?」と聞きます。

 

千歳は「ふ… わざわざそんなことをしなくても… トラブルはすでに、起こっているのよ!」と熱弁する場面から始まります。

 

フードコートに向かう星空と司。星空が「あれ!?」と大きな声をあげ財布をバスに忘れたと焦ります。

 

「ゴメン!ちょっと待ってて!」とバスへ財布を取りに走りだす星空。その様子を茂みから見ている千歳が「くくく、財布を忘れるなんて… なんて頼り甲斐のない… これはもう… 嫁の怒りは爆発寸前ね!」と嬉しそうに言います。

 

バス財布を見つけた星空は「ふー、 あった、あった。」と司の元へ戻ろうとバスから降りる時、目の前に司が居ることに気づき「どうしたの? あっちで待ってれば良かったのに。」と言うと司は「うん、 まぁ、そうなんだけど…」「待つより、一緒に行きたいから…」と可愛く微笑みます。

 

星空は「ありがとう。 じゃあ、一緒に行こうか。」と言い2人で改めてフードコートへ向かいます。

 

茂みの中のシャーロットとアウロラは「仲良しねー。」「ねー。」と千歳にわざと言いますが千歳は「ふ、ふん! あんなのは序の口よ! 本当のトラブルはここからなんだから!」と言います。

 

フードコートを見渡し星空が「うわー! こ、これは… テンションの上がるフードコートだねー。」と言うと司も「ラーメン、カレーにジャガバター! 選びきれないわね!」と楽しそうに話します。

 

司が「ナサくんは何を食べる?」と聞くと星空は「うーん、そうだねー…」と少し悩み「古野屋の牛丼… かな?」と答えると司は「だんな様、正気!? せっかく、こんな食の宝庫に来て、なんでチェーン店を選ぶの? そんなの近所で食べられるじゃない!」と興奮気味に言います。

 

「だ、だけど 美味しいし…」と星空が言うと「美味しいかもしれないけども! お腹には限界があるのよ! なんでチャレンジしないの! 諦めたらそこで試合終了よ!」と司は熱弁します。

 

星空が「じゃ、じゃあ 司ちゃんは何にするの?」と逆に聞くと司は「私? ふふ…」と不適な笑みをこぼし「私はだんな様と違って… 見逃していないわ… 気付かなかったかしら…? 入り口にあった看板を…!!」(5月15日放送の ”ヒルネンデス!” にて紹介されました! [ライムうどん])と書かれた看板を紹介し星空は「ひ… ヒルネンデス!?」と驚愕すると司は「そう!ヒルネンデスは裏切らない! だから私の選択は… あのライムうどんよ!」と更に熱がこもります。

 

”ライムうどん”を注文し待っている間も司は”ライムうどん”に付いて熱の入った説明をし続けます。

 

”ピーピー”っと持っていた札がなり”ライムうどん”を取りに行き戻って来た司。2人で”ライムうどん”を見つめ「なんか… 写真とちょっと違うね。」と写真ではぎっしりと敷き詰められていたライムが現実ではまばらに置かれていることを星空が指摘するも司は「ま、まあ、それも想定内よ。」と食べ始めます。

 

一口食べた司に星空が「ど、どう?」と聞くと司は「だんな様… これ、冷たいおうどんに、ライムを載せただけの味がするわ…」と答えるも「驚くほど驚きのない味! ここまで想定内の味だと、ある意味 感動的よ! だんな様も食べてみて!」「はい、あーん!」と星空の口へうどんを運びます。

 

照れながらも一口食べた星空は「…… 本当に特に感想がない味だね。」と感想を言うと司が「でしょ! でも嫌いじゃないわ。」と言いまた食べ始めようとした時、星空が「あ、でも… もしかしたら ライムと一緒に食べたら美味しいのかも…」と言い出し「だんな様は…私にライムを丸かぶれと…」と司は言います。

 

「いや、別にそんなことは言ってないけど… ただチャレンジ精神って言うからには… 試してみるのもいいんじゃないかなーって…」と答える星空、司は「わ、わかったわ! やってやるわよ!」とライムを口に入れ”きゅ~…”っと酸っぱそうな顔をします。

 

そこをすかさず星空は写真に納め、「ちょっ…! な、なんで撮るのよ!」と立ち上がる司に「だって可愛いんだもん。」と答える星空。司は「もー! 変な顔取らないで!」と怒ります。

 

食事を終えた後も司は”つーん”としており星空が「つ、司ちゃん…? どうしたの…?」と声を掛けるも司は「だんな様が意地悪をして深く傷付きました。 これはあれよ。 ご機嫌をとらなきゃ いけないやつよ? どうするの?」と拗ねながらも楽しんでいるような様子で言います。

 

「じゃあ、ソフトクリームでも買う?」と誘う星空に少し靡いた司だったが「そ、そんなもので 私のご機嫌を取ろうなんて、 …侮らないで!」と一蹴します。

 

星空は少し考え「じゃあ僕が食べるものも司ちゃんが選んでいいよ。 そしたら少しあげるから、一緒に食べよう。」と提案します。

 

「ほ、ホントに 私が食べたいもの選んじゃうからね!」と提案を受け入れた司はこのSAの名物”メロンパン”を選び満悦し「このメロンパンに免じて今回は許してあげる。」と無事仲直りします。

 

「さて、出発前に僕 ちょっと お手洗い行ってくるけど… 司ちゃんは?」と言う星空に「私はここで待ってる。」と司は答えます。一部始終を見ていた千歳達。シャーロットとアウロラが「なんか… 些細なトラブルも、」

 

「イチャイチャのいいスパイスって感じだな…」と言うと千歳は怒りに震え星空を待つ司の方へと歩き出すのでした。

サンデーうぇぶり

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第24話 「この話のためだけに海老名まで行ってきた」

23話からの続きで星空を待つ司の目の前に現れた千歳が「がっかりですわ!」と話かけ、司はメロンパンを見て「いや、結構これ 美味しいって。」と千歳にメロンパンを差し出します。

 

すると千歳は「メロンパンにがっかりしてるわけではありませんわ!」と怒鳴り「こんなところで… 姉様は何をしていますの!? サービスエリアでメロンパン食べて… 旦那といちゃついて…! まるで、普通の女の子みたいに…!」と言います。

 

「…買い被りすぎだ。 お前と初めて会った時からずっと… 私は16歳の、 普通の 小娘だよ。」と言い、メロンパンに口をつける司に千歳は「そ、そんなことない! 姉様は… 」と言いかけた時、後ろから「はい、どうもー!」と女性の明るい声が聞こえます。

 

声の方へと振り向く千歳の後ろで「今日はですねー、 深夜のサービスエリアに来ていまーす!」とマイクを持った女性が話しています。

 

千歳が「ちょ…! なんですのあれは!」と言うと「あ、あれは… ヒルネンデスだ…!」とボソッと言う司に「は?」と千歳は聞き返します。

 

司は真剣な面持ちで「バカ! ヒルネンデスだよ! ヒルネンデス!」と今度は、はっきりと答えます。

 

そして「サービスエリアに現れるのはわかっていたが… まさか、こんな深夜にロケなんて…! 油断した…!」と言う司に訳のわからない千歳は「は?」と答えます。

 

司が「ダメだ! 千歳! このままではランキングされてしまうぞ!」と言っていると星空が「あ、司ちゃん、もうすぐバスの時間だから、 そろそろ…」とトイレから戻って来ます。

 

「 ー って、あれ? 君は…?」と千歳に気付いた星空だが「そんなこと言ってる場合じゃない! 急げ、だんな様! 早く行かないとヒルネンデスの穴場情報の餌食だ!」と司に言われ「え?」と困惑しているとアウロラが現れ「我々もここは一旦、引きましょう! ここでヒルネンデスに襲われたら… 時子様にバレてえらいことになります!」と千歳に有無を言わせず引きづり去ります。

 

司に手を引かれバスへと走り出す星空。アウロラに引きづられながらも2人の後ろ姿に「なんで結婚なんかするのよ…!様!」と千歳が叫びます。

 

無事バスに戻って来た星空と司。席に着き司は「ふー、危なかった…」と一息吐きます。

 

星空が「さっきのって、司ちゃんの知り合いの…」と司に聞くと「ああ、千歳な。 どうやら我々の結婚に反対らしい。 まぁ、結婚は当人たちだけの問題ではないからね。 反対も…あるだろう。」と答えます。

 

そしてふと心配になった司は「だんな様の… ご両親はどうかな…? 祝福されないまでも…やっぱ反対だったり ー 」と弱気になります。

 

「大丈夫! きっと僕が、 納得させてみせるよ…!」との星空の言葉に少し安心した司は「…ありがと。」と微笑みます。

 

一方、まだSAに居る千歳は「あー、もう! 逃げられちゃったじゃない!」と怒鳴るもアウロラとシャーロットは「うまっ!この肉寿司 うまっ!」「このラーメンもおいしーねー。」とSAを堪能します。

 

千歳達の背後でインタビューする”ヒルネンデス”リポーターを見てシャーロットが「あの人、アイドルのタキちゃんだー!」と言いアウロラは「やっぱ 芸能人は可愛いなー。」と感心します。

 

インタビューの様子をしばらく見ていたシャーロットが「なるほど。聞いてみればいいのか。」と急に閃いたように言い出します。

 

場面変わりバスに揺られる星空は千歳に最後に言われた「なんで結婚するのよ!」という言葉がなぜかずっと頭から離れないようで目を閉じ結婚について色々と考えていると「だんな様。」と司の声が聞こえ「はい?」と返事を返すと「もう着いたみたいよ。」といつの間にか司の肩にもたれ掛かり眠ってしまっていた事に気付き「あぅお! ご、ごめん!」と焦って目を覚まします。

 

『京都』に到着しバスを降りた2人。星空は伸びをしながら「いやー、長旅だったねー。」と言い(ここから奈良までは金鉄で35分。 夜に実家に行くとして… たっぷり半日は二人きりで京都観光できる!)と考えテンションが上がった様子で「てことで 司ちゃん! どっか行きたいとこある!?」と聞きます。

 

司は「あー、あるある。 なんか、美味しいパン屋さんがあるのよ。 もしくは可愛い喫茶店。」と答えます。

 

「司ちゃん、正気!? パン屋も喫茶店も東京にあるでしょ! 」「そうじゃなくて! 京都ならではのものが… ほら…! あるじゃない!」と星空が強めに言うと司は「確かに 忘れてた! マンガミュージアムね!」と期待外れの答えを言われ星空は「ちがーう! ここ 古都京都! 見る! 寺 神社! 和服、散策! 思い、馳せる 歴史!」と思わずラップ調でツッコんでしまいます。

 

司は「あ、ああ… そういう古い物件ね…」と苦笑いで答えます。

 

星空は「ひょっとして… 司ちゃんって、そういう歴史なものに興味ないの?」と聞きます。

 

「いや、興味ないっていうか… いまさら その…」と言いながら司は”チラッ”と星空を見ると、とても残念そうな表情をしているので慌てて「ある! あるある! 古い物件大好きー!」と気を遣うのでした。

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第25話 「年齢を重ねれば重ねるほど京都はよくなるよね。」

「見てごらん ハニー、あれが金閣寺だよー。」と笑顔で指差す星空。「わー、ホントー、ステキー。 まるで百式 みたーい。」と笑顔で答える千歳。

 

2人並び「あっはっは。ちょっと 何言ってるか わかんないなー。」「もー、ゼータ 見てないの? この非国民ー☆」と話ます。

 

司との京都旅行を楽しみにしていた星空がなぜ 千歳とこんな感じになっているかというと…

 

[1時間前]

 

着物のレンタル店へやって来た、星空と司。着物を選んだ司に店員さんが「では着付けのお手伝いさせていただきますね。」と言うが司は「あ、一人で 出来るので大丈夫です。」と驚く店員を尻目に手際よく着替えていきます。

 

着替え終わり、店の外で待っている星空の元へ「お待たせー。」とやって来た着物姿の司を見た星空は「どう?」と聞かれ真っ赤になり「すごく… 綺麗です…」と答えます。

 

「朝っぱらからイチャイチャしてんじゃないわよー!」と言う怒鳴り声が背後から聞こえ2人が振り返ると、千歳が立っており「サービスエリアだろうが、京都だろうが… お構いなしかお前らは!」と怒ります。

 

司は「ち… 千歳? だんだんドロンボー 一味みたいになってきたな、お前ら。」と驚きながらもツッコミを入れ、千歳は「今どきの子に通じない例えで呼ぶのやめて! 結婚の挨拶だかなんだか知らないけど、 親族といえば私だって姉様の親族みたいなもんでしょ!」と指摘します。

 

「全然、違うわ。」と否定する司だがそんな事はお構いなしの千歳は続けて「だから私が納得していない結婚は… 婚姻届を出そうと認められないのよ!」と言います。

 

ボソッと司が「どんな理屈だよ。」言い、2人のやり取りを見ていた星空は昨夜「僕が必ず ー 認めさせるよ。」と言った事を思い出し千歳に「じゃあ、僕と二人で話をしよう。」と言い、司と千歳は同時に「え?」と星空の顔を見ます。

 

「ごめんね、ホントは司ちゃんと京都観光を楽しみたかったけど… その前に… たくさんの人に祝福される結婚にしたいから…」と言う星空に司は「わかった。」と笑顔で答えます。

 

シャーロットが「じゃあ、司ちゃんは私たちと美味しいパン食べに行こー☆」と誘い、司は興奮気味に「お、お洒落な 喫茶店は…?」と聞くとアウロラが「もちろんチェック済みよ。そして… マンガミュージアムの入場券も… 手配済みです!」とさすが執事な部分が垣間見えます。

 

そして星空と司は別行動をする事になり、星空は千歳に「さて、では 僕たちも、 京都観光でもしながら 話し合いを…」と言い掛けると千歳が「話し合いなんかで、相手のことはわからないわ。 やはり人間性というのは… 親密な関係の中でわかるもの! てことで 私が恋人役をやるから… あなたは その相手として 私を もてなしなさい!」ともてなし具合で見極めると言い出します。

 

千歳は(見てなさい… こいつがいかに ダメな男か… 私が証明して やるんだから!)と意気込むのでした。

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第26話 「全ては君を愛するために」

25話からの続きで星空が「それじゃあ 僕が司ちゃんに 相応しい 男だと思ったら… 結婚を認めてくれる?」と聞くと千歳は「もちろん。 ただ、今のところ、 とても 相応しい男には見えませんけど。」と自信あり気に言いますが「そっか… まぁでも、僕の エスコートっぷり見たらきっとわかってくれると信じているよ。」と星空も自信たっぷりに言います。

 

千歳が「まったく… どっから その自信が 来るのか…」と言うと「やっぱ 愛… かなぁ…?」と答える星空に千歳は”イラッ”し「何よ その 非科学的な 答えは!」と怒鳴りますが星空は「あ、人力車! あれ 乗ろうよ! あれ!」と無視します。

 

一方、司達は喫茶店でお茶を楽しんでおりシャーロットが「……それで、 どこが好きなんですか…?」と聞くと司は少し動揺し「…… え …?」と聞き返すとシャーロットは「ですから 旦那さんの ことですよ。」「どの辺に惚れたんですか?」「ときめいたんですか?」「キュンキュンきてるんですか?」と”ズイズイ”と質問責めにします。

 

照れまくる司を見てアウロラは(こんな反応 するんだ。可愛い。)とひっそり思います。

 

「まぁ… なんて言うか その…」「あー、だから、 つまりー…」「…と、とにかく可愛いんだよ。」と恥ずかしがりながらも司は答えます。

 

シャーロットは「え? まさかそれ、 一目惚れとかって言うんじゃ…」 と聞きますが司は「や、違う! そ、そうじゃ なくて…!」と慌てて否定し「例えばさ、 だんな様の 知り合いを 紹介された時 なんだけど… 第一声目が…『有栖川 要ちゃん。 彼女 偉いんだよ。』…って、 褒めるところから入るんだよね。 絶対に。」「どんな言葉で 人を説明するのか…それを聞けば、 生き方がポジティブかネガティブかは わかると思うんだよ。 だから、それを聞いた時に、 ああ、この人は 優しい人 なんだなって 思ったんだ…」と話します。

 

「つまり メチャメチャ タイプだったって ことですよね あの子が。」とシャーロットが言うと司は口に含んだコーヒーを”ブフッ”と吹き出し「わ、私の話 聞いてた!?」と聞き返します。

 

シャーロットが「もちろん。 見た目も中身も メチャメチャ タイプだったから、 凄く好きになって、 キュンキュンきて、 すぐに結婚したと…」”きょとん”とした顔で言うと司は「い、いや だから…!」と言い掛けるもシャーロットに「違うんですか?」と言われ「ま、まぁ…」と照れて小さい声ながらもシャーロットの言葉を認めるのです。

 

場面変わり、人力車に乗る星空と千歳。「へー、人力車って… 意外と面白いわね。」と言う千歳に「でしょ! 色々 リサーチしてさ、京都に来たら 絶対乗ろうって決めてたんだ!」と星空は楽しそうに話します。

 

「あ、 この先、美味しい お団子屋さんが あるんですよね!」と俥夫に話しかけ「詳しいですね、 止めますか?」とお団子屋さんに止まります。

 

お団子屋さんで「はい、どーぞ。」と星空が千歳に団子を進め、食べた瞬間に「なにこれ! 凄く美味しい!」と感動する千歳。「良かった!」と星空がその光景を微笑ましく見守ります。

 

千歳が「これも… 今回のために 調べてたの?」と聞くと「もちろん! 僕は 学校のテストも デートも、 下準備は怠らない 男なので!」と力強く答えます。

 

「でも姉様… 京都に来ても、こういうとこ、 来たがらないでしょ?」と千歳が言います。星空は「はは、 そうなんだよねー。なんか パン屋さんとか マンガ ミュージアムに 行きたがって… 焦っちゃたよ。」と苦笑いで答えると「だからあなたは あの人のことを、 何も知らないのよ。 そんな風に 何も知らない相手の… 一体どこが好きだっていうの?」と語尾を荒げて聞きます。

 

「そ、それは… ありすぎて… 困る …」と照れながらも「笑顔が可愛いとことか… 料理が上手なとことか… あとなんかこう、 性格がいちいち 可愛いって いうか…」と星空が答えていると「そんなの… 私だって負けないわよ!」と千歳も司の好きな所を勢いよく述べはじめます。

 

司の好きな所合戦でヒートアップした千歳は「全く… なんで あんたなのよ!」(…悔しい…)とどこかへ走り出してしまいます。

 

千歳は走りながら(これ以上 確かめなくても わかる。 姉様をよく 知っているから。 姉様が 好きなのは… こういう人だ… だから悔しい。)と思い、立ち止まると後ろに追いかけて来た星空が立っているが前を向いたまま「私の方が 知ってるのに! 何年も 一緒にいた 私の方が絶対…! 絶対 たくさん… 姉様を知っているのに! なのにどうして 何も知らない あんたなんかと …結婚なんて…!」叫びます。

 

星空は「2年前… 彼女に助けられたんだ。」と優しく千歳に話かけます。

 

「僕の不注意で トラックに 轢かれてね… 彼女が割って 入らなかったら… 即死だったって 運が 良かったと… 思ってる。」と話す星空に千歳が「そんなの… 私だって…」と言いかけ「助かったこと じゃなくて… 出会えたことが。0.0000034%なんだって。」とドレイク方程式という運命の人に出会える確率の話を説明し「一目見た 瞬間に… 運命だって… 思ったんだ… 理屈なんかどうでもいい。 理解も… されなくて いい。 でも 生まれる前から 探してたものを、 見つけた気が したんだ。」と話します。

 

「う、運命が 何よ! 結局そんなの…! ただの直感じゃない!」と言い返す千歳に星空は「ベルンハルト・リーマンは!」と強めに声をあげ、様々な科学者たちが”証明”をするのに何百年もかかったことを話し、「君に 比べたら、 僕は彼女のことを、まだ何も 知らないけど… この愛を… 一生を懸けて… 証明していくつもりだ。」「愛が証明 されたから結婚するんじゃ ない。 愛を証明 するために… 結婚したんだ。」と語るのです。

 

千歳と別れ、司と合流した星空は京都駅のホームにて「それで…? 千歳は納得 してくれた?」と司に聞かれ「どうかな? でもとりあえず、東京に帰るって。」と答え「そっか… 」と優しく微笑み「じゃあ いよいよ、ご両親と ご対面だな。」と司が言うと2人は電車で奈良へと向かいます。

 

 

第27話 「ただいま」

“金鉄 奈良駅“に着いた星空と司。「それで? ご両親には どんな風に紹介しようと思ってるの?」と司が聞くと星空は「え? そりゃ もちろん… こちらが、 宇宙一可愛い 僕のお嫁さんだよ!」とシュミレーションします。

 

司は”ドヤ顔”の星空に「ホント その紹介は やめて…」と(事前に聞いといて良かった。)と思う場面から始まります。

 

電車に乗り込み星空の自宅へ向かう最中「でも 意外 だったわ。 だんな様、奈良県出身だったのね。」と司が話かけると「いや、 僕、 東京生まれの東京育ちだよ。」と星空は答えます。

 

「え? じゃあ ご両親の出身が奈良なの…?」と更に聞くが「両親も奈良とは縁も所縁もない」 とのこと。「じゃあ なんでわざわざ奈良に?」と聞くと「だからさ… 変わり者 なんだよ。 うちの親…」 と答えます。

 

駅に着き、ホームを歩きながら星空が「ウチの父親、 考古学者 なんだよ。元々は東京の国立大学で教えて たんだけど、 色々あって 僕が家を 出た時にさ、 『父さん、やっぱ、考古学の 本場の奈良で 発掘とかやりたい。』 …って 言い出して…」と説明します。

 

タクシー乗り場へと行きタクシーに乗り込んだ2人。司は「…お、お母様は、 反対しな かったの?」と聞くと「あー、母親も 母親で… 『奈良? いいわね! 母さん 本場の鹿が見たい!』 …ってノリノリで 引っ越して いったよ…」と答え、司は「私… うまくやれるかしら…?」と少し不安になります。

 

そうこうしているうちに星空の実家に到着した司が辺りを見回し「ここ… 春日大社のそばか…」と言い「わ、すごい! よく わかるね。」と星空が言うと”ポツリ”と「まぁ、千年経っても山の形というのは… 案外、変わらない ものだよ…」と言った後に「よ、よし!それは それとして… ご挨拶に伺おうか!」と司は気合を入れます。

 

星空が「もしかして、ちょっと緊張 してる?」っと聞くと「そ、そりゃ もちろん。 結婚なんて 初めてだし… 緊張はするさ。」と少し俯きながら答える司に「そっか… 僕も親が余計なことをしないか… 緊張して…」と話していると”コソッ”と玄関の影から頭が動くのが見え『なんか出てるわよ。』『出てるね。』と小声で話た後、「あ、司ちゃん。 ちょっと 待ってて。」と星空が玄関へ行き「母さん…! 何 やってるの!」っと少し開いてた玄関を勢いよく開き怒鳴るように言います。

 

「あ! や…! お、おかえり ナサくん…!」と慌てる母親はその勢いで「あの… あの人がナサくんの お嫁さん? ナサくんがずっと 捜してた宇宙一 可愛いっていう…」と聞くと「そうだよ。」と星空は答えます。

 

「だからちゃんと 挨拶を…」と司を呼びに行こうとする星空に母親は「待って! まだ心の準備が…!」と言いますが「なに 子供 みたいなこと 言ってるの!」と一蹴されてしまい「司ちゃん、 どうぞー。」と有無を言わさず星空は司を招き入れます。

 

司は玄関に入り「はじめまして、 お母様。 由崎司と 申します 。 本日はお時間を 取ってください まして、 ありがとう ございます。」としっかり挨拶をします。

 

緊張している母親は「あ! はい! 私も 由崎です! 奇遇ですね! …って! 違う! ナサの母の 叶香です! よろしく お願いします!」と挨拶します。

 

星空に「父さんは?」と聞かれ「もちろん 奥にいるわ。 ただ緊張 し過ぎて… 朝から一歩も 動けないで いるけど…」と話し「とりあえず 部屋に荷物 置いてきたら? お母さんたち お茶用意して 居間にいるからー!」っと逃げるようにその場から去っていきます。

 

司は「なんか私… 避けられてる のかしら?」と不安を漏らすも星空は「いや、 あんなもんだよ?」と答え2人は荷物を置き居間へ向かいます。

 

居間には星空の父親が腕を組み座っており司は持ってきた手土産を机の上に置き「本日はお忙しいところ ありがとう ございます。 心ばかりの ものですが お受けとり ください。」と挨拶します。

 

父親は「は、はい。 どうも… 父の縁です。」と緊張気味に挨拶を返し、しばらく沈黙が続き星空が口を開きます。

 

「ちょっと! 固まってないで 受けとって くれない? せっかく 買ってきたん だから。」と言い「あ! …お! ごめん…!」と父親は慌てて返事をします。

 

星空が「あのさ、無理矢理 来いって 言ったのは そっち なんだから… もう少し なんとかならないの?」と言うと父親は「そそそそ そ、そう言う けどもだな、ナサくん! こっちにだって 心の準備というものが…」と言い、母親も「ねぇ! そうよ、そうよ!」と共感します。

 

すると、司が「申し訳 ありません。 いきなりの 報告で驚かせて しまって…」と謝罪すると父親は「いや、そ、 それはその…」と慌てるが一度落ち着き「ところで ナサくん。そろそろお風呂が 沸いたみたい なんだけど… 入ってきては どうかね? 」といきなり言い出し星空は「は? いやいや…! なに言ってんの? まだ挨拶も 途中じゃん! なのに 風呂とか…!」と言い返すも「いや! 入った方がいい! ていうか是非 入りなさい!」と強引に母親も一緒になり星空をお風呂に入るよう説得します。

 

それでも抵抗する星空に父親は「もー! ナサくんがいない所で 司さんに話したい ことがあるんだよ! それくらい 察してよ!」と本音を言います。

 

星空は「余計 ダメだよ!」と抵抗を続けるも、司が「ナサくん。 いいから。 お風呂 入ってきて。」「大丈夫。 せっかく お話されたいと おっしゃってくれて いるのだから…」とお風呂に入るよう説得し星空は「…う、 うん… じゃあ…」と渋々、承諾し一人お風呂へと行きます。

 

星空が居間から出ていくのを確認した司は「それでは お父様、 私にお話というのは…」と父親の方に向き直ろうとした時、目の前で父親が土下座をしています。

 

「え? え? ちょっ…! お父様!?」っと驚く司に父親は頭を下げたまま「あの日…」「息子の命を… 救ってくれて ありがとう!」「君がとっさに 助けてくれなければ… ナサくんは もう… この世には いません。」と星空が事故に遭った時の心情を話し、「本当に… 本当に ありがとう ございます!」と誠心誠意お礼を言い「ナサくんは… 僕らにとって 自慢の息子です。 だから、 そんな立派な 彼が選び、 彼を救ってくれた 君が結婚することに、 僕たちは 祝福の言葉 以外、 何も言うことは ありません。」「ですが、その お祝いの前に、 どうしても 一言… 君にお礼が 言いたくて… 本当に… 助けてくれて ありがとう ございました。 どうか これからも 息子を… よろしく お願いします。」とお礼とお祝いを温かい言葉で伝えます。

 

父親の話を最後まで”じっ”と聞いていた司が「とても嬉しい お言葉… 本当に ありがとうございます。」と三つ指をつき「こちらこそ… 末永く、よろしく お願いします。」と頭を下げます。

 

父親と司のやり取りを廊下からこっそり見守っていた母親は感動し涙ぐみ、蚊帳の外に出された星空はそんな話をしているとは知らず(まったく… 余計なこと 言ってなきゃ いいけど…)と心配しながら1人お風呂に浸かっているのでした。

第28話 「親の経験、子知らず。まぁ、知りたくはないけど」

27話からの続きで両親への挨拶を済ませた司とお風呂から上がった星空は、星空の部屋へ行き「ナサくんの ご両親… とっても 素敵な方ね。」と司が言うと「そう? 話の途中で 風呂に入れとか… 相変わらず 変な親だよ。」と言います。

 

司が「ナサくんが いない間に… 素敵なお話 いっぱい聞かせて もらっちゃった。」と意地悪な感じで言うと「ち、ちなみに どんな話?」と心配そうに聞く星空に司は「ふふ、ないしょ☆」と誤魔化します。

 

「ところで この部屋って、 ナサくんの 部屋なの?」と司が聞くと「一応ね。 まぁ、僕も引っ越しの 手伝いで来たきりで 何もないけど…」と星空は答えます。

 

司が「でも、東京の部屋も… 相当 何も ないわよね。」と言うと「万が一に備えて 大事な書類や 印鑑は貸金庫。 パソコンの データは クラウド。 いつも持ち歩いてる アイフォン、鍵、財布 以外になくして困るものは… 結婚指輪と 司ちゃんとの 写真くらいかな?まぁ、でも それも常に 持ち歩いてるから、 最悪、 東京の部屋が 燃えても 大丈夫だよ!」と自信満々に星空は答えます。

 

星空が「もちろん。 今日は泊まって、 明日の夜、夜行バスで帰るよ。」と予定を伝えると、母親は「そっか。 えーと、 一つでよかった かもしれないけど、 一応、押し入れに 司さんのお布団 用意しといたから。」と言います。

 

「へ…? ああ、ありがとう。」と星空が言うと母親は何か言いづらそうに「…… と、ところで… か… 母さんたちの 寝室… 隣だから…」と言いますが星空は”ピン”ときていない様子で不思議に思いながら母親の話を聞きます。

 

「そ、そこそこ 防音性能は いいけど、 か、か、過信は ダメだから! じゃ、じゃあ! ほどほどにね!」と言い残し去って行く母親を星空は未だ不思議に思いながら見送っていると後ろから司が「どうしたの?」と話しかけてきます。

 

「わかんない… なんか 司ちゃんの 布団が… 押し入れにあるって…」と自分で答えながら母親の言葉の意味に気付いた星空は固まってしまい(そ、そうか! よく考えたら 今夜は、この部屋に お嫁さんと二人で 寝るのか! しかも 図らずとも… 目指していた 高低差のない 隣同士! 『母さんたちの寝室… …隣だから…』 そ、そうか…! 今のは 親からのそういうメッセージ…! うわー、助かるけど 超いらねー 気遣い! 恥ずかしいけど… すっごい興奮する…!)と考えを巡らせ”ワクワク””ドキドキ”が止まらなくなります。

 

興奮する星空に司が「これって 私も、先にお風呂 入った方が いいのかしら? 」と聞くと「は、はい! ごゆっくり!」と声が大きくなってしまいながら答えます。

 

居間に戻ってきた母親に父親が「いやぁ、思い出すなぁ… 新婚の頃を… 僕らも あったじゃん。 ご両親の家に 初めて 泊まるとかさ。」と言うと母親も「あー、確かにあった わねー。」と懐かしむと続けて父親が「どっちの親の 家もさ… 妙に気恥ずかしくて 居心地が悪くて…」「でも… あれは 興奮したなぁ… この年になって ようやくあの時の 親の気持ちが わかったよ… やはり人の 歴史というのは こうやって続く ものなんだなー。」と話すと母親は恥ずかしくなり「もういいから 寝なさい!」と怒鳴るのです。

 

一方、お風呂から戻ってきた司。部屋には並んで2組の布団が敷かれています。

 

(隣の部屋で 親が寝ている というのに… 女の子と こんな風に寝る とか… 倫理観が…)と考えている星空。司が「そういえば、 こうやって 同じ目線で寝るの… 初めてだね。」と言い興奮している星空は「そそそそ、そうだね!」と返事します。

 

司は「じゃあ そろそろ寝ましょうか。」と2人は布団に入り、電気を消します。

 

星空は”ドキドキ”しまくり(お嫁さんが… 隣で 寝ている。 ちょっと 手を伸ばせば… 届くところに… 無防備に… お嫁さんが…)と色々考え眠れそうになく意を決して「司ちゃん…」と話しかけます。

 

「ん?」と司が返事すると「腕枕とか… どうかな?」と触るのが我慢できなかった星空は誘います。

 

”ス…”と起き上がり司は「お、 おじゃましまーす。」と星空の布団に移り、星空の腕の中へと入ります。

 

余計に”ドキドキ”する星空は(す、すごい… これが 腕枕という やつか…! 司ちゃんの体温が… 腕を通して ダイレクトに 伝わってくる!)と興奮するも(だがやってみて 初めてわかった けど… 腕枕って… 意外と腕が痛い…)とやってから初めて知る事実に少し冷静を取り戻します。

 

(で、でも… 体温は伝わるし、いい匂いだし、これは… 天国と地獄のマリアージュだ!)と星空が自分と葛藤していると司は「だんな様。腕、痺れて きたんじゃない?」と聞きます。

 

星空は「え? い、いや、そんなこと ないよ!」と言うが「ほんとにー?」と司は腕の中で”ゴロン ゴロン”寝返りを打ちます。

 

「はぅつつつつ!」と声を上げる星空に「あはは やっぱり 痺れてる…」と司が言います。

 

星空は「ひ、ひ、ひ、ひどいよ!」と言いますが司は「クスクス、だって強がる から…でも、これ以上 だんな様を苦しめるのも アレなので… 今日はこれくらいに…」と言い自分の布団に戻ろうとします。

 

「じゃ、じゃあ 腕枕は 諦めるから… おやすみの… チューをしてください。」と顔を真っ赤に染めながら星空が言います。

 

司は「…え?」と驚きのあまり結っていた髪の毛も解けてしまいます。

 

星空は更に「今のダメージは それくらいないと 回復しそうにないので、 おやすみの チューをしてください! 司ちゃん から… 積極的に!」と駄々をこねるように言います。

 

司は「わ、わかったよ… しょうがないなぁ~…」と星空の顔に近づきますが目を開いたままの星空に「どうして… 目を 開けてるの。」と聞きます。

 

「そりゃ、近くで見たい からね。」と答える星空に司は「見られながら するの… 恥ずかしい…」と言いますが星空は「恥ずかしがってる 顔も可愛いよ。」と言うのです。

 

「もぉ…」と一言、言うと星空にキスをします。

 

隣の寝室で両親布団に並んで寝ており、「さっき「はぅつつつ」って 凄い声が…」と要らぬ妄想を抱く父親に母親は「いいから 寝なさい!」と一喝するのでした。

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