ジョジョの奇妙な冒険第五部に登場するギャング組織「パッショーネ」。
その組織のボスは謎に包まれており、構成員ですらその正体を知る者はいませんでした。
その正体はディアボロという二重人格者の男性でした。
いくら正体を隠しているといっても生活をしている以上限度があります。
では彼は何故正体がこれまでばれなかったのでしょうか。
また、生まれた時の記録はどうして残っていなかったのか、その真相に迫っていきます。
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矢を見つけた男、ディアボロとは何者!?スタンド能力は?
ディアボロに関する概要
ディアボロとは第五部に登場するギャング組織「パッショーネ」のボスです。
その正体は組織内の構成員はもちろん、世間一般にも徹底して隠されており、任務などのやり取りはメールを通して行います。
幹部ですらその正体は秘密にしており、中にはボスの正体を探ろうとする者もいました。
しかし、正体を探る者はことごとく非業の死を迎えていたことから、ディアボロは排他的な人間であることが窺えます。
ディアボロのスタンド能力とは?
彼のスタンドの名前は「キング・クリムゾン」。
全身が赤く、白い網目模様が入ったスタンドです。
近距離パワー型でその拳の威力はブチャラティの腹部を貫通させる程の威力です。
身体能力だけですでに怪物じみているスタンドの能力は「時を消し飛ばす能力」。
自身が指定した時間を消して、その時間帯に起こったことは無かったことにする能力です。
例えるなら攻撃を受ける瞬間に時を消すと攻撃を受けた事実は無くなり、その攻撃は通り過ぎていったという事実に書き換えられるのです。
その力を利用してディアボロは瞬間移動したり、相手の攻撃をよけたりします。
その他にもキング・クリムゾンには「エピタフ」という数秒先の未来を予知する能力があります。
この力と時を消す能力を併せ持つディアボロは作中最強格の一人でもあります。
ジョジョ5部のディアボロはポルナレフの生死をちゃんと確認しなかったから悪いみたいなことよく言われるけど
・頭を真っ二つに割る
・右腕を千切り飛ばす
・上半身と下半身を腰からに真っ二つに千切り飛ばす
・そのまま崖下に突き落として岩に直撃させるこれで生きてると思う方がおかしい。 pic.twitter.com/olWBjWHz6X
— yotiyoti (@yoti4423yoti) June 18, 2024
彼が見つけた矢とは?
ジョジョの作品を通して第三部からある特定の「矢」が登場します。
その矢とは貫かれた者がスタンドの力を発現する効果があります。
第四部に登場するキャラクターのほとんどは矢に貫かれてスタンドを発現しています。
その矢はディアボロが過去にエジプトで掘り起こした物で、何故エジプトにあったのか、詳しい経緯は判明しておりません。
元々発掘した矢は六本ありましたが、ディアボロは一本だけ持ち帰り、残りは売ってしまいました。
この矢はただスタンドを発現させるだけではなく、すでにスタンド能力を身に着けた者に刺すとさらなる進化を遂げることができるのです。
アナスイに似ているディアボロの過去とは!なぜ母親を生き埋めにしたのか?彼には娘がいる?
ディアボロは第六部に登場するキャラクター、アナスイに容姿が似ています。
ディアボロと関係があるのか?
ディアボロの過去に迫っていきます。
ディアボロはどんな幼少期を過ごしたのか
ディアボロの母親は囚人でした。
彼の母は獄中で妊娠し、そのままディアボロを出産しました。
彼は生まれ故郷のサルディニアでそこに住む神父に引き取られすくすくと育ちました。
ある時、神父は彼に車をプレゼントする為に家にガレージを増設しようと決めました。
そのスペースを作る為床下を掘っているとディアボロの母が生きたまま埋められていたのです。
その日の夜にディアボロは神父を含めた村の人間を火事を起こして殺害してしまいました。
また、自身の死を偽装して自分の存在を記録から抹消したのです。
#ジョジョの奇妙なモブ達
ディアボロの義父神父ジョジョ三大神父最後の一角
流石に息子に悪魔なんて名前つけないやろしゴッドファーザーは他にいるんやろなぁ pic.twitter.com/jqftWfYgLb
— アカツキ 10/13 jojoオフ会募集中 (@syukuhukusiro) March 7, 2024
そして、現在に至る
そして彼はギャング組織のボスとなり莫大な利益を得ることになります。
作中では、彼が若い頃に恋に落ちた女性との娘が登場しており、その女性は既に死に、ディアボロは娘を殺すことで自身の痕跡を完全に消そうと目論んでいるのです。
彼はアナスイと容姿は似ていますが、ディアボロは兄弟や他に子供がいた描写が無いので単に容姿が似ているだけではないかと思われます。
ディアボロとブチャラティの差!上に立つ者の違い…
作中ではチームのリーダーのブチャラティ、組織のボスであるディアボロ。
同じ上に立つ立場ですが、二人は大きく異なる面を持ちます。
ここでは二人の違いについて比較していきます。
まずはブチャラティについて触れていきます。
ブチャラティはジョルノ達のリーダーとして冷静に、しかし仲間が死んだときはその悲しみを完全には切り替えれない程の情に厚い人物です。
ブチャラティの部下達もブチャラティに拾われたり、その人柄に惹かれて忠誠を誓っています。
対してディアボロはといいますと、彼は基本的に他人を信用しません。
それは自身の名前や姿を徹底的に隠す程だからです。
また、彼には親衛隊も長い付き合いの幹部もいます。
しかしその人物達にすら自身のことは一切公表しませんでした。
以上のことから二人を端的に表すなら、ブチャラティの周りにはいつも人がいて、ディアボロはいつも一人なのです。
ディアボロの最後とは!?レクイエムからは逃れられない!
ディアボロはローマでジョルノ達と戦った末に敗北しました。
そんな彼の結末に触れていきます。
ディアボロ対ジョルノ!ローマでの決着は…?
何としても矢を手に入れたいディアボロとそれを追うジョルノ達。
ブチャラティの機転によって矢を手に入れたのはジョルノ・ジョバーナ。
ジョルノが自身に矢を刺したことでゴールド・エクスペリエンス・レクイエムにスタンドが進化しました。
その力は「真実に辿り着けなくなること」。
キング・クリムゾンの時間を消した結果に辿り着く力とは相性最悪です。
その為ディアボロはジョルノに能力を封じられスタンドのラッシュを受けて敗北してしまうのでした。
1時間、コメントもXにも触れず淡々と画面を見続けてました()
気持ちはディアボロでしたねはい() pic.twitter.com/4LEXsXQWTU
— 鶏肉貴族 (@toriniku89) September 16, 2024
ディアボロのその後、彼に訪れた悲劇とは…
敗北後命からがら川に身を投げ生き延びたディアボロはジョルノ達に復讐しようとしますが一度目は一般人に刺殺、二度目はいつの間にか移動していた手術台に生きたまま解剖され、三度目は車に轢かれるなど通常ではありえない事態が続いています。
ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムは単にキング・クリムゾンの力を封じるだけではなくありとあらゆる真実に到達することができなくなるのです。
つまり、死ぬという真実に到達することもできなくなるのです。
死ぬことも出来なくなったディアボロは永遠に死ぬ体験を繰り返すことになったのでした。
彼とドッピオとの関係は?ドッピオはかわいそう?
作中ではディアボロと唯一会話をすることが出来たドッピオという青年彼はディアボロとどんな関係なのか、その正体について解説します。
ドッピオとは?ボスと唯一連絡の取れる存在!
ドッピオとはディアボロと同じ髪色に、少し細めの体格の青年です。
彼は度々ディアボロと会話をしているシーンがあるのですが、作中では何もないところで会話したり、ある時はカエルや人形を携帯に見立てて通話していたりとどのようにして会話をしているか物語の序盤では不明点が数多く存在しました。
ドッピオの正体に迫る!
その正体は単行本第58、59巻で明らかになりました。
サルディニア島でドッピオはリゾットという組織を裏切った暗殺チームのリーダーに襲撃されました。
その際にボスは「私が行くまで持ちこたえろ」とドッピオに指示を出します。
人目を気にしているディアボロがどのようにしてサルディニアまで向かったのか、その答えは意外なものでした。
ディアボロはドッピオの別人格の姿であり、彼らは二重人格者だったのです。
そしてディアボロへと人格が切り替わるタイミングで体格も変化するので見た目まで変わってしまえば一般社会に溶け込んでも正体がばれることはありません。
人格同士で脳内で会話は出来るようですが、人格を切り替えるには時間がかかるというリスクを抱えており、リゾットと戦闘をしたときは人格を切り替える寸前までドッピオは瀕死の重体でした。
ディアボロの名言紹介!
ここではディアボロの価値観、生き方を表している名言を3つ紹介致します。
「これは【試練】だ 過去に打ち勝てという【試練】とオレは受け取った。人の成長は未熟な過去に打ち勝つことだとな」
61巻でローマでジョルノ達を待っていたポルナレフに出会った時に言ったセリフです。
ディアボロは過去にポルナレフを殺し損ねてしまい、結果ジョルノ達に自身の正体に迫るきっかけを与えてしまいました。
このセリフから自身がしてきた行いが時として災いになることを知っていたディアボロは、間違ったやり方ではありますが、これまで何度もその行いに責任を取ってきました。
このセリフの通り人は未熟な自分を超えていつも成長していきます。
ディアボロは傲慢な性格ではなく、自身を顧みることができる人物です。
「どんな人間だろうと、一生のうちに【浮き沈み】があるものだ【成功したり】【失敗したり】。未来というぽっかり空いた【落とし穴】を見つけ!それに落ちることがなければ、人生は決して【沈む】ことがない。絶頂のままでいられる。」
単行本56巻でブチャラティとの戦闘中に放ったセリフです。
未来を予知出来るディアボロだからこそのセリフだとも言えます。
徹底した秘密主義で幹部にも正体を明かしていないディアボロは石橋を叩いて渡る慎重な性格であることが窺えます。
「オレのそばに近寄るなああーッ」
こちらは単行本63巻でゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの能力で死ぬことがなく精神が疲弊しきったディアボロが最後に発したセリフです。
これまでディアボロは他人に刺されたり、解剖されたりと他人から色々と悲惨な目に遭わされてきました。
その為より他人に対して猜疑心が強まってしまった、ディアボロらしい結末でした。