薬屋のひとりごと鳳仙(フォンシェン)は梅毒で鼻がなく死亡?最後は羅漢に身請け?ネタバレ解説

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「薬屋のひとりごと」は、2011年10月からWeb小説サイト「小説家になろう」にて連載されている、中華風ミステリーファンタジー小説作品です。

 

2014年から「ヒーロー文庫」にて書籍化され、2017年から「月刊サンデーGX」と「月刊ビッグガンガン」にてコミカライズされるなど、読者から高い評価を得ています。

 

薬屋のひとりごとの魅力の一つとして、個性豊かなキャラクター達でしょう。

 

今回は、主人公である猫猫(マオマオ)の母親、鳳仙(フォンシェン)について詳しくご紹介します!

 

『薬屋のひとりごと』を全巻無料で読む方法は?

日向夏による原作小説『薬屋のひとりごと』は、2つの漫画雑誌にてコミカライズされています。

 

1つ目は「月刊サンデーGX」に連載されている『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』です

原作:日向夏

作画:倉田三ノ路

キャラクター原案:しのとうこ

 

もう一つは「月刊ビッグガンガン」にて連載されている『薬屋のひとりごと』です。

原作:日向夏

作画:ねこクラゲ

構成:七緒一綺

 

『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』は、こちらの小学館が運営する漫画アプリサンデーうぇぶりもしくは同じく小学館が運営するマンガワンにて無料で読むことができます。

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『サンデーうぇぶり』『マンガワン』共に公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

 

漫画アプリの『サンデーうぇぶり』『マンガワン』では、『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』第1巻から最新巻(最新話)に収録されているすべてのエピソードを無料で読むことが可能です。

 

安心安全に、そしてタダで『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』を最新巻まで読破したい方は『サンデーうぇぶり』もしくは『マンガワン』を使う方法がベストです。

 

※『サンデーうぇぶり』『マンガワン』では、1日に無料で読める話数に制限があります。2つのアプリをダウンロードして読み進めることをオススメします。

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『薬屋のひとりごと』(月刊ビッグガンガン)は漫画アプリ『マンガUP!』で読める

月刊ビッグガンガンで連載中の『薬屋のひとりごと』は、スクウェア・エニックスが運営する公式漫画アプリ『マンガUP!』にて最新巻まで無料で読むことができます!

 

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月刊サンデーGXの方と読み比べてみて、お好きな方を読み進めみてはいかがでしょうか?(^^)/

 

※もちろん『マンガUP!』をダウンロードする際もお金は一切かかりませんので安心してください!

猫猫(マオマオ)の母親である鳳仙(フォンシェン)は花街の妓女だった?

 

鳳仙(フォンシェン)は緑青館(ロクショウカン)で働く妓女で、自身の母親も妓女であったため幼い頃から花街で育った女性です。

 

容貌が優れた人物ですが誇りだけを固めたような性格で、男性に媚びることは無くむしろきつ過ぎる対応を取っていました。

 

例えば、客にお茶を注ぐときに下賤の民に施しを与えるような尊大な目で見ていたり、笑顔を振りまくこともなく会話を楽しむ様子もなかったりと、妓女として印象が良いとは言えませんでした。

 

しかし、一部の好事家からの受けが良かったことや、頭が良く囲碁や将棋が得意であったことから、次第に人気が出てくるようになります。

 

特に囲碁は負けなしと言われ、劇中のキャラクターとの強さを相関すると最強クラスとされています。

 

鳳仙(フォンシェン)と羅漢(ラカン)はどのように出会った?なぜ二人は離れ離れになった?

鳳仙と羅漢の馴れ初めについて

鳳仙と羅漢が出会ったのは、緑青館で囲碁の勝負をした時でした。

 

羅漢は同僚の付き合いで妓楼に行くことはありましたが、これまで楽しむことはできませんでした。

 

踊りや音楽に対して興味が持てず、酒も下戸のため飲めない体質だからという理由がありました。

 

また、いくら妓女が着飾っていても人の顔を覚えることができないため、全員同じようにしか見えません。

 

なぜなら、羅漢は生まれつき人間の顔を区別することができない「先天性相貌失認」を患っており、彼からすれば他人の顔はみな碁石か将棋の駒に見えるのです。

 

囲碁や将棋が得意であったため、軍部では負けなしでした。

 

鳳仙と勝負する時も「所詮は井の中の蛙だ」と侮っており、かなり自信があったようです。

 

しかし、結果は鳳仙の圧勝となりました。

 

羅漢は圧倒的に負けたことに、むしろ清々しさを覚え腹を抱えて笑いました。

 

この時に鳳仙の顔を見た羅漢は、初めて人の顔を認識することができたのです。

 

対して鳳仙は喜ぶこともなく、羅漢が油断していたことに対して不満げな表情を浮かべていました。

 

このことがきっかけで、二人は何年も囲碁と将棋をするだけの逢瀬を繰り返していました。

 

鳳仙と羅漢が離れ離れになった理由

鳳仙は時間が経過すると共に一部の好事家からの人気を得ることになり、妓女としての価値が上がったため値段もどんどん上昇していき、二人は3ヶ月に一回会うのがやっとになっていきます。

 

そのうち身請け話が持ち上がるようになり、富豪の者達によって競い合うように値が吊り上がっていきます。

 

時に妓女の身請け金は離宮が一つ建つ額になるとされ、おそらく鳳仙もそのぐらいの値段になっていたことでしょう。

 

異母兄弟に一家の後継を奪われた羅漢には到底太刀打ちできない額なので、このままでは鳳仙を身請けすることは困難でした。

 

羅漢はどうにか鳳仙を手に入れる方法はないかと悩んでおり、鳳仙は密かに羅漢に想いを寄せていましたが、素直になれず好意を伝えられずにいました。

 

ある日、鳳仙の方から賭け碁を持ち掛け、どちらかが勝ったら好きなものを与えるという条件で勝負することに。

 

しかし、勝敗が分からぬまま二人はお互いに言葉もないまま手が重なり、そのまま一夜を共にしたことで鳳仙は猫猫を妊娠しました。

 

妊娠することで妓女の価値が大幅に下がるため、羅漢に身請けしてもらうよう謀ったのです。

 

ですが、運悪く羅漢は叔父である羅門(ルォメン)の失脚の影響で父親から遊説を命ぜられ、3年間都に戻ることができませんでした。

 

このことで、鳳仙と羅漢は離れ離れになってしまったのです。

 

鳳仙(フォンシェン)はなぜ鼻が欠けてしまった?なぜ梅毒に感染した?

そもそも梅毒はどんな病気?なぜ鼻が欠けるの?

劇中で梅毒に感染してしまった鳳仙ですが、そもそも梅毒はどんな病気なのでしょうか。

 

梅毒は性行為感染症の代表格の1つであり、梅毒トレポネーマという病原体によって発生する病気です。

 

性行為で感染するケースが非常に多く、皮膚や粘膜の微小な傷口を通して感染したり、妊娠中に感染した場合は母子感染で子供が先天梅毒になることもあります。

 

梅毒の起源はまだ明らかにはなっていませんが、元々アメリカ大陸の風土病であり、15世紀にコロンブスと彼の部下達が船の荷物と共にヨーロッパに持ち帰ったのが通説とされています。

 

その後ヨーロッパ全土に広がっていき、わずか20年弱で海を越えて多くの国々へと渡り猛威を振るったというのが有力な説です。

 

それは日本も例外ではなく、花柳病(かりゅうびょう)という別名も存在していました。

 

主に遊郭などの色街で爆発的に流行し、患者100人の内95人は梅毒にかかっているとされていました。

 

当時は有効的な治療法が存在せず、特効薬であるペニシリンが日本に普及したのは1940年以降でした。

 

感染後約1週間から13週間で発症し、第1期、第2期、潜伏期、第3期、第4期の5段階を経て症状が進行していきます。

 

症状の進行速度は年単位とゆっくりで、第4期まで進むのに10年~30年かかります。

 

第1〜第2期に発疹や膿、リンパ節の腫れなどの症状が見られ、第3期になるとゴムのような腫瘍いわゆる「ゴム腫」が身体中にでき、第4期まで進行すると心臓や脳、神経系などに重い障害が出現し死に至ります。

 

この第3期に見られるゴム腫は、筋肉や臓器、骨の組織まで破壊してしまい、ゴム腫が崩れると細胞が壊死し瘢痕(はんこん)となります。

 

そのため、鼻部にゴム腫が出来て症状が進行するとそこが陥没した状態になります。

 

これが、鳳仙の鼻が欠けていた原因なのです。

 

鳳仙が梅毒に感染した理由

鳳仙は妊娠・出産したことで妓女としての価値がほとんど無くなってしまい、身請け話が破談となった影響で緑青館の信用を失墜させてしまいました。

 

価値の無くなった妓女は己の身を売ることしか収入を得られなくなるため、鳳仙は夜鷹のように客を取るしかありませんでした。

 

花街では性病持ちの男がうろついており、梅毒持ちの人間も多かったことでしょう。

 

その状況で不特定多数の男性と性行為をしたことにより、鳳仙は梅毒に感染してしまったと考えられます。

 

ちなみに猫猫には先天梅毒が見られないことから、鳳仙は出産後に夜鷹になったと推測されます。

 

劇中では早期発見できれば梅毒を治療できるとされており、鳳仙にもそのチャンスがあったはずでした。

 

羅門が後宮から追放された後に緑青館を訪れており、この時に症状を伝えていれば治療ができたことでしょう。

 

しかし、突然現れた者を妓女達は信じることができずにおり、鳳仙もその1人でした。

 

そのため、鳳仙は適切な治療を受けることなく病が進行してしまい、第3期の症状が出始めたことで客の目が届かない部屋に押し込められ、以来ずっと病床に臥せることになったのです。

 

症状が進行し続けた鳳仙の身体は確実に梅毒によって蝕み、第4期の症状である脳や神経系の障害により知性を失い、猫猫が17歳になる頃には廃人同然となりました。

 

鳳仙(フォンシェン)は羅漢(ラカン)に身請けされた?その後鳳仙は死亡?ネタバレ解説

猫猫の計略により緑青館の妓女1人を身請けすることになった羅漢ですが、梅梅(メイメイ)の手引きにより鳳仙のいる部屋に飛び込み、二人は17年ぶりに再会を果たすことになります。

 

鳳仙はすでに梅毒の末期症状を起こしており身体も知性もボロボロの状態でしたが、羅漢はそれでも鳳仙を身請けすることを涙を流しながら宣言したのです。

 

羅漢にとって鳳仙は、梅毒に侵されていても誰よりも鳳仙花のように美しい女性であり、何が何でも手に入れたかった存在だったからです。

 

こうして羅漢は鳳仙を身請けし、正妻として迎え入れ、祝いとして七日七晩宴を開いたのです。

 

その後、鳳仙と羅漢は以前のように囲碁を打ち、穏やかに過ごします。

 

羅漢は鳳仙を身請けできたことがよほど嬉しかったのか、彼女との棋譜を本にして出版・販売するほどでした。

 

その翌年の春、鳳仙は亡くなってしまいますが、彼女は最期に愛する人と幸せな生活を送れたことでしょう

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