「今際の国のアリス」は、異世界のような荒廃した東京、通称「今際の国」に飛ばされてしまった人達が、生き残るために生死を賭けた「げぇむ」に挑戦する、アクションあり、サスペンスあり、ホラーありの物語です。
主人公のアリスは、大切な仲間を「げぇむ」で失い、身も心もボロボロになりながらも、「今際の国」の謎を解くために「げえむ」に挑戦していきます。
そんな奮闘するアリスですが、その裏でも同じく「げぇむ」に挑戦する人たちが居ます。
今回は裏で活躍した、特別編で初登場するヘイヤについて紹介していきます。
ヘイヤはどんな人物なのか、そしてどのような「げぇむ」を乗り越えて最後を迎えるのかを知っていただけたらと思います。
また漫画『今際の国のアリス』を全巻無料で読む方法をご紹介します。
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ヘイヤあかねは何者？何話で登場する？初登場シーンを紹介!!
ヘイヤの本名は塀谷 朱音(へいや あかね)で、女子高生です。
漫画10巻の「特別編④ すぺえどのなな」にて初登場します。
初登場時は女子高生らしくセーラー服を着ており、良く見るようなアンニュイな感じの女子高生、と言った印象です。
ヘイヤも多くの人たち同様に気が付いたら「今際の国」におり、訳も分からなないまま「げぇむ」に挑戦することになります。
果たしてそんなヘイヤが「げぇむ」を「くりあ」して生き残れるのでしょうか。
そしてモブキャラの様な女子高生が、多くを語られるとは誰も思わなかったでしょう。
ヘイヤあかね最初の挑戦!「げぇむ かまゆで」！ヘイヤの過去が明らかに！
ヘイヤは「今際の国」へ入国してすぐに「げぇむ」に挑戦することになります。
舞台は野球スタジアムのグラウンド、「げぇむ」の名前は「かまゆで」、参加者は7人居ました。
「すぺえどのなな」の「げえむ」と言うこともあり、難易度が高めで体力を必要とするものです。
そのような「げえむ」をヘイヤはどのように「くりあ」したのか、そして明かされるヘイヤの過去について紹介していきます。
「げえむ かまゆで」スタート!いきなりピンチを迎えるヘイヤ!
「げぇむ」会場である野球スタジアムに入った参加者たちは、興味を示すようにグラウンド中央に大きく空いた穴へ向かいます。
しかし、ヘイヤは穴に興味が無いと言い、1人だけ穴から離れた場所に移動していました。
ヘイヤ以外が穴の周辺に集まると、穴のすぐ近くにはモニターが置いてあり、画面に「げぇむ かまゆで」と言う文字と、崩壊する会場から脱出と言う「くりあ」条件が映し出されます。
すると突然地震が起こり、穴からは大量の熱湯が噴き出し、それに呼応するようにスタジアム全体が崩壊を始めます。
穴の正体は間欠泉でした。
穴の周辺にいた6人は、噴き出してきた高温の温泉や崩壊に巻き込まれてしまいすぐに死んでしまいます。
穴から離れていたヘイヤは、噴き出した熱湯の被害からは免れたもののスタジアム全体の崩壊に巻き込まれ、太い鉄針が脇腹を貫通してしまい、いきなりピンチを迎えてしまいます。
一難去ってもまた一難!ピンチの連続!そして明かされるヘイヤの過去!
太い鉄針が脇腹に刺さってしまったヘイヤは、慎重に鉄針を引き抜き、崩壊していく、そして熱く釜茹状態のスタジアムを脱出するために歩き出します。
ヘイヤは歩いていく途中で、釜茹のように死んでしまった参加者を目にし、生き残っているのは自分1人だけだと悟りました。
脱出を試みるも脇腹の傷の出血が酷く、命の危機を感じますが偶然手で寄りかかった給水管が高温に熱しられていることに気が付きます。
ヘイヤは脇腹の出血を止めるために、給水管に傷口を押し当て、焼いて傷口を塞ぎます。
何とか一命を取り留めるも、熱い中にいるため体力の消耗が激しく、またスタジアムの崩壊も進んでおり、脱出が困難な状況となりました。
しかし奇跡的にもダクトを見つけ、ダクトから脱出を試みます。
脱出のさなか、ヘイヤの過去の描写があり、何事にも興味を示さないような冷たい性格をしていることが分かりました。
また、やり切れない事の後悔を叫びながらも、自分がこのような状況になってしまったのは「あの女」のせいだと口にします。
ダクトを進んでいくと、下へ続く経路と、上へ続く経路の分かれ道に差し当たりますが、ヘイヤは自分の直感を信じて上へ続く経路を進みます。
進んで行った先の出口に光を見つけ、歓喜するヘイヤでしたが、出口の先は崩壊した上の階となっており、下へ飛び降りるしか生き残る方法がない絶望する場所でした。
後戻りできないヘイヤは、一か八か下へ飛び降ります。
飛び降りた下は、幸いにも耐えられる暑さの熱湯で釜茹状態になることは避けられましたが、左足を強打、骨が突き出してしまい歩けない状態になってしまいます。
這いつくばってでも進もうとするヘイヤでしたが、出口に向かっても脱出できる確証がない状況に絶望し心が折れかけてしまいました。
そこでまた、ヘイヤは自身の過去を振り返ります。
ヘイヤの母親は不倫をするクズな母親であったこと、そんなクズな母親の子供の自分も同じ様にクズな人生を歩んでいくであろうこと、母親が事故で死んでもざまーみろとしか思わなかったことを思い出します。
「あの女」と言った相手は自分の母親だったのです。
母親を許さないまま、そしてこのままヘイヤは諦めてしまうのでしょうか。
過去を乗り越えたヘイヤ!そして「げぇむくりあ」へ!
絶望の淵、諦めかけたヘイヤは、誰か見てくれる人がいるかもしれないという思いでケータイの動画を使用してメッセージを残そうとします。
自分の友達に向けて、母親を不倫する状況に誘った父親に向けてメッセージを残していきます。
そして母親に対しても思いの丈をぶつける途中でふと踏みとどまり、未来の自分へのメッセージを口にします。
もし仮に未来の自分が元気に過ごしているとしたら、それは今の自分が頑張った結果だから、もし適当に生きていたら許さないと。
するとヘイヤは吹っ切れるように這いつくばりながらも脱出を試みます。
そこでヘイヤは、クズな母親のせいにして自分もろくな人生を歩めないことを拒否し、素敵な男性、可愛い赤ちゃん、幸せな家庭を築くことを強く望みました。
意地と我が儘を貫き通すため、何とか出口に向かって進んで行くヘイヤ、途中で人の気配を感じるも気のせいだと済ませていました。
遅くも着実に出口に向かうヘイヤでしたが、再び地震が発生し崩壊に巻き込まれ、なんとか無事では居たものの、出口の方向が分からなくなってしまいます。
体力の限界を迎えているヘイヤにとって、出口への道を間違えることは死を意味し、万事休す状況に陥ります。
その時、再びヘイヤは人の気配を感じ、見るとその正体は光を帯びた母親でした。
現れた母親はヘイヤに対し、ごめんね、と伝えます。
それに対しヘイヤは、母親のせいにして諦めた人生を歩むことを辞めたこと、自分の人生は自分のものだと言い、最後に母親を許す、と言いました。
ヘイヤは過去を乗り越えられたのです。
すると母親はある方向を指さします。
その方向が出口だと分かったヘイヤは、母親にお礼は言いませんでしたが別れを告げ、脱出に成功し「げえむ」を「くりあ」します。
そして場面は「ねくすとすてぇじ」開幕を知らせる未来へ切り替わり、手には弓を持ち、左足は義足のたくましい姿をしたヘイヤが描写され、この特別編は終わりを告げます。
日本全国のギャルが好きな方々には「今際の国のアリス」の塀谷朱音さん（ヘイヤ）を是非ともオススメしたいですね
要は「デスゲームで最初に死ぬタイプの自己中ギャルが生き残っちゃったら」みたいなスタートのキャラなんですがどんどんカッコよくなって最終的にアマゾネスみたいになります pic.twitter.com/f3NhVTdJQQ— けうけげん (@keuaporo) March 12, 2019
ヘイヤあかねとトードー・アグニとの関係は？クラブのKとの戦いの結末は？なぜ義足に？
ヘイヤの次の登場話は漫画14巻「特別編⑤ すぺえどのきんぐ③」です。
ヘイヤは、48日間「今際の国」を生き残り、「ねくすとすてぇじ」に参加します。
「ねくすとすてぇじ」では、今までになかったトランプの絵札のゲームが開かれ、その中でも異質だったのが、♠Kが主催している「さばいばる」です。
「さばいばる」は「今際の国」全域が「げぇむ」会場となっており、隙あらば♠Kが命を狙ってくる内容でした。
「くりあ」条件は単純明快、♠Kを殺すことです。
そこでヘイヤはトードー、アグニと出会い行動を共にし、♠Kの撃破を試みます。
ではどのようにヘイヤは2人と会い、行動を共にすることになったのか、そして♠Kとの戦いの結末を紹介していきます。
ヘイヤ、トードーと会う!ヘイヤはなぜ義足になったのか!?
時は「ねくすとすてぇじ」開催5日目です。
中学男子のトードーはサバゲ―集団と行動を共にしていましたが、♠Kの襲撃に遭ってしまいサバゲー集団は全滅、トードーは命からがら1人で生き延びます。
トードーは逃げた先で偶然にもアグニと出会い、初対面の2人でしたが協力して♠Kの撃退を試みます。
しかし、♠Kは手強く、トードーも戦力にならなかったため、最終的にはアグニと♠Kが一騎討ちする形となり、その隙にトードーは戦場から逃げます。
この時トードーはアグニが死んだと思いました。
トードーは逃げ出した先で、何者かによって仕掛けられた罠に嵌り気を失ってしまいます。
トードーは気が付くと小屋の中におり、目の前にはヘイヤが居ました、罠を仕掛けた人物はヘイヤだったのです。
そこで2人は初めて会います。
2人が会話していくうち、トードーが吐き出した弱音にヘイヤは激怒します。
ヘイヤは「かまゆで」にて、左足を負傷し切断しなければならない状態になっていました。
「かまゆで」を「くりあ」後、奇跡的にも外科医に会い、治療を受けられることを知りますが、外科医は治療の対価としてヘイヤの身体を要求します。
ヘイヤは要求を呑み、治療を受けた左足は義足になったのです。
それは未来の自分のためへの強い思い、生への執着があったからです。
それに対して、正反対のトードーにヘイヤは激怒したのです。
気まずい感じになってしまう2人でしたが、そこに♠Kが襲撃してきます。
2人は何とか♠Kの襲撃に応戦しますが、崖に追い込まれてしまいます。
崖の下は大雨により荒れている川、「かまゆで」がトラウマで戸惑うヘイヤを横目に、トードーは意を決してヘイヤの手を引っ張り川に飛び込みました。
ヘイヤ、アグニと会う!3人はまるで家族みたい!?3人には共通点があった!!
川に飛び込んだ2人、ヘイヤは木の枝に掴まり川に流されずに済みましたが、トードーはただただ川に流されてしまいます。
ダメだと思ったその時、何者かがトードーを引き上げてくれ、その人物は死んだと思っていたアグニでした。
トードーはアグニの生還を喜び、その後は3人でスーパーへ行き食事を囲みます。
その中、ヘイヤは単刀直入にアグニにタイプだと告げますが、アグニは無しと即答します。
文句を垂れふてくされるヘイヤでしたが、食事を囲みそのやり取りを見ていたトードーは、ちょっとした「家族」みたいだね、と口にします。
何を言っているんだろうと言い訳するトードーでしたが、ふと自分の「びざ」が今日で切れてしまうことを思い出します。
「びざ」を獲得するのは♠Kを倒す他ないと戸惑う３人、しかしアグニはとりあえずの休息を提案します。
ヘイヤとトードーが寝ているうちにアグニは1人で♠Kを倒しに向かいます。
なぜなら、アグニは♠Kを倒すことでトードーの「びざ」を得るため、そしてトードーの「家族」と言う言葉に動かされたからです。
3人とも、実の両親から愛されず生きてきた者同士であり、つかの間の「家族ごっこ」ではあったものの、それを守りたいとアグニは思いました。
ヘイヤとトードーは目を覚まし、アグニが1人で♠Kを倒しに行ったことを悟ります。
ヘイヤはあくまでも未来の自分のために、生き残りたいがために♠Kと戦うつもりはないと言いますが、トードーはアグニを追おうと決め、1人走り出しました。
結果、トードー＆アグニ対♠Kの戦いが始まります。
へイヤ参戦!!自身の幸せのために!!♠Kとの戦いに決着!!
決戦の舞台はビルの中、外では大雨が降っていました。
アグニは、♠Kをおびき寄せ1対1の状況を作りますが、そこへトードーが駆けつけます。
トードーの乱入により戦いの計画が狂ってしまうアグニ、さらにそこへ大雨による土石流によってビルが崩壊し始めてしまいます。
2人は何とか♠Kにダメージを与えますが、♠Kの圧力は強く、またビルの崩壊により絶体絶命の状況になってしまいます。
2人はビルの屋上へ逃げていくも八方塞がりの状況になりますが、そこへ向かいのビルから縄を結んだ矢が放たれてきました。
ヘイヤが駆けつけて来てくれたのです。
ヘイヤは言います、これは自分の未来のため、2人を見殺しにして生き残っても幸せにはなれない、と。
縄を伝って崩壊するビルから脱出しようとする2人でしたが、トードーはアグニを守るため、自分の意志で♠Kの足止めを行います。
しかし♠Kの銃撃に被弾してしまったトードーはビルの下の土石流に巻き込まれてしまいました。
最終的にアグニと♠Kの一騎討ちとなり、重症を負いながらもアグニは♠Kを倒し「げぇむ くりあ」に成功します。
ヘイヤは土石流に巻き込まれたトードーを発見しますが、その時トードーは息をしていませんでした。
「家族」に死んでほしくないのはお前だけじゃない、とヘイヤは必死にトードーの心肺蘇生を行います。
何とか一命を取り留めたトードー、安堵する3人でしたが、アナウンスにより♠Kの撃破によって「びざ」を獲得したのは、とどめを刺したアグニのみだということを知ります。
絶望する3人でしたが、残りの「げぇむ」が残り1つと言うアナウンスが流れ、重症を負っているアグニを残し、「家族」を守るため、ヘイヤとトードーは最後の「げぇむ」会場に向かうのでした。
今際の国のアリスがドラマ化されるらしいですが、僕が全ての創作物の中でトップクラスに好きなキャラであるヘイヤさんは出ないんでしょうかね pic.twitter.com/816agZumnI
— けうけげん (@keuaporo) October 10, 2020
ヘイヤあかねの最後は死亡？「今際の国 くりあ」後をネタバレ!!
アリスとウサギが最後の「げぇむ」を「くりあ」すると、「今際の国」滞在者に永住権を手にするか、手にしないかの選択肢が与えられました。
ヘイヤは、「手にしてたまるか」と言い、現実世界に戻ります。
現実世界に戻った人たちは「今際の国」での記憶がありません。
現実世界に戻ったヘイヤは、「今際の国」と同様に左足を失い車椅子に乗った姿で登場します。
最後はヘイヤが、病院で寝たきりのアグニを見守るトードーに絡み、微笑ましい場面がありました。
実写版『今際の国のアリス』でのヘイヤあかね役は誰？恒松祐里の経歴紹介！
「今際の国のアリス」は実写ドラマ化しています。
ヘイヤ役を演じるのは女優の恒松 祐里(つねまつ ゆり)さんです。
恒松祐里さんは、2005年に子役デビューをしており、その後はNHK連続テレビ小説「まれ」やNHK大河ドラマ「真田丸」に出演されています。
また、最近では2022年に公開された映画「きさらぎ駅」で主演を務めました。
「今際の国アリス」のヘイヤ役もオーディションで受かり、クランクイン前からトレーニングを行っていたとのことです。
恒松祐里さんが、ヘイヤの強い生への執着やパワフルさどのように演じるのか、楽しみです。
今際の国のアリス2 完走🏃💨
1よりもエグさが増してて面白かったし、ヘイヤ役の恒松祐里ちゃんがめちゃくちゃカッコよかった👍 pic.twitter.com/suleLDpxFM— 渋柿JP (@cupofmilk81) December 27, 2022