本記事はこんな疑問を解決します。
ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。
違法手段ではないので、安心してください。
『舞妓さんちのまかないさん』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で全巻無料で読める？
いきなり、結論です。
『舞妓さんちのまかないさん』はこちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて無料で読むことができます。
『サンデーうぇぶり』は大手総合出版社・小学館が運営するサンデー公式の漫画アプリです。
『サンデーうぇぶり』は公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
このように『サンデーうぇぶり』では『舞妓さんちのまかないさん』を惜しげもなく1巻から13巻まで無料で公開してくれています。
仮に書店や有料電子書籍で『舞妓さんちのまかないさん』を13巻までそろえた場合、8,580円の支払いが必要になってきます。
1冊418円×13冊＝8,580円
8,580円は、普通に大金です。
安心安全に、そしてタダで『舞妓さんちのまかないさん』を13巻まで読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法が最もお得です。
また『サンデーうぇぶり』では、『舞妓さんちのまかないさん』以外にも
- 名探偵コナン
- 名探偵コナン 犯人の犯沢さん
- YAIBA
- MAJOR（MAJOR2nd）
- からかい上手の高木さん
- ドロヘドロ
- だがしかし
- 犬夜叉
- らんま1/2
- 境界のRINNE
- 今日から俺は
- 今際の国のアリス
- 焼きたて!!ジャぱん
- うえきの法則
- からくりサーカス
- マギ
- 烈火の炎
- H2
- タッチ
- 信長協奏曲
- BE BLUES！～青になれ～
- 結界師
- 名探偵コナン ゼロの日常
などなど、名作と呼び声高いマンガを数多く無料で読むこともできます。
半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです！
- 『舞妓さんちのまかないさん』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて13巻まで無料で読める
- 『サンデーうぇぶり』は小学館が運営する漫画アプリなので安心安全
- 『サンデーうぇぶり』をダウンロードする際にも一切お金はかからない
- 『舞妓さんちのまかないさん』以外にも数多くの名作マンガが無料で読める
以上がここまでのまとめです。
- 闇金ウシジマくん
- 土竜の唄
- アイアムアヒーロー
- ケンガンアシュラ
- ケンガンオメガ
- 今際の国のアリス
- アフロ田中
- ブラックジャック
- 火の鳥
- 薬屋のひとりごと
- からかい上手の（元）高木さん
- ダンベル何キロ持てる？
- めぞん一刻
- 青のオーケストラ
- おやすみプンプン
- 灼熱カバディ
- 送球ボーイズ
- 出会って5秒でバトル
- モブサイコ100
などなど！
「無料でマンガを楽しみたい！」という方は『サンデーうぇぶり』と併せて使ってみてはいかがでしょうか？
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『舞妓さんちのまかないさん』最新14巻をお得に読む方法は？
先ほどもご説明した通り『舞妓さんちのまかないさん』第1巻から第13巻までは、漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で読むことができます。
しかし最新巻である『舞妓さんちのまかないさん』第14巻は読むことはできません。
そこでオススメするのが、U-NEXTの「31日間無料体験」です。
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U-NEXT31日間無料トライアルで貰える600円分のポイントを使って漫画をタダで購入する手順を紹介！U-NEXT登録方法も解説
U-NEXTへの登録方法についても詳しく説明しているので、U-NEXTへの無料体験をご検討している方は、ぜひ一読ください。
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次に『サンデーうぇぶり』の使い方（システム）を簡単にご説明します。
『サンデーうぇぶり』の基本的な使い方
『サンデーうぇぶり』では、アプリ内アイテムである『チケット』と『ポイント』を使用して読むことになります。
簡潔に言うと、『チケット』『ポイント』を使って1作品、1日に最大5話まで無料で読むことが可能です。
『舞妓さんちのまかないさん』も1日に最大5話まで読み進められます。
ここでは『サンデーうぇぶり』で使うアプリ内アイテム『チケット』『ポイント』のそれぞれの使い方を簡単に説明します。
『サンデーうぇぶり』のチケットとは？
『チケット』はチケットアイコン（↓黄色い線で囲んである）が表示されている話に使うことが出来ます。
各作品ごとに1日1枚使用することができ、チケット使用後23時間で、新たなチケットが配布され各作品をまた1話無料で読むことが出来るというシステムです。
つまり、ほとんどの作品を1日1話無料で読めるシステムがこの『チケット』なのです。
『サンデーうぇぶり』のポイントとは？
『ポイント』は毎日、5～15秒程度の広告動画を見ることで30ポイント（作品1話分に値する）を取得することが出来ます。
サンデーうぇぶりに掲載されている作品は、すべてこの『ポイント』の対象です。（※ポイントを使って読む事ができるという意味）
↓『サンデーうぇぶり』のホーム画面に『POINTゲット（黄色い線で囲んである）』アイコンが出てくるので、そのボタンをタップして短い広告動画を見ることでポイントをゲット出来ます。
15秒程度の広告を流しておく（見なくてもよい）だけで、1話分の漫画を無料で読めてしまうので、絶対活用するべきです！
この『POINTゲット』アイコンは毎朝8時に回復し、ホーム画面に表示されます。
【重要】さらに今なら『サンデーうぇぶり』のアプリを新規ダウンロードすることで1000ポイントの特典が付いてきます。※1000ポイント＝単行本3冊分
アプリのダウンロードは、もちろん無料です。
操作も簡単なので、すぐに使いこなせますよ！
『チケット』『ポイント』以外で1日3話分の漫画を読む
『チケット』『ポイント』以外に1日3話分の漫画を無料で読める仕組みがあります。
その仕組みがこれ、
見たい話の漫画のページへ飛ぶと、「動画を見て無料で読む あと3回」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで1話分を新たに無料で読むことが可能となります。
3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。
ここまでを簡単にまとめると
- チケットを使い1日1話無料で漫画を読む
- 短い広告動画を見て毎日30ポイント獲得し1話分の漫画を無料で読む
- 短い広告動画を最大3本見て、3話分の漫画を無料で読む
以上の事から『サンデーうぇぶり』は、1つの作品において、1日に最大で5話分を無料で読むことが出来るかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります。
遠慮なく無料で読ませていただきましょう！！(^^)/
↓さらに詳しく『サンデーうぇぶり』の使い方を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください！
【最新版】サンデーうぇぶりの使い方やメリット・デメリットを徹底解説！おすすめ漫画ランキングも紹介！
『舞妓さんちのまかないさん』の世間の評価は？
最近、舞妓さんちのまかないさんって漫画読んでるんだけど、これなんかええなあ。素敵や。
あと、ハヨセナくんっていっつもこんな舞妓さん遊びしてんねんな。すごいわ。さすが若旦那やで。— 北白川 (@GUv4i6) July 16, 2020
オススメ漫画
「舞妓さんちのまかないさん」
舞妓さん達が生活する家でごはんを作る子のお話。登場人物らのほんわかした雰囲気に癒されます。飯テロで、あ〜これ作ってみたいななんて料理も。#漫画好きと繋がりたい pic.twitter.com/KEcKO1q3Wr— 一峰 かずみね (@Kazumine_syumi) September 10, 2020
舞妓さんちのまかないさんという漫画、最近ハマって一気読みしました…☺
京都のことが沢山でてきて
何だか懐かしい気持ちにもなれるし
とっても癒される\( ´˘`)/しかもなんか…切ないのですよ……
— 花柚🌷 (@hn_pmpm) July 23, 2020
変なタイミングで昼寝始めちゃったから推し漫画の話を急にするね
舞妓さんちのまかないさん
こういう日常のささいな幸せが丁寧に描写されてる作品が大好き〜
こういうのあったら教えてほしい pic.twitter.com/qpUy16ZueI— ろろ☺︎ろ子1.3y (@2019_Junu_girl) September 2, 2020
「舞妓さんちのまかないさん」
今イチオシのかわいいまんがです。
読んでてにこにこしてしまうくらい、かわいらしいし、京都の町も「あそこだなー」ってわかるのがよろしいです。
ごはんまんがでもあるので、さらによし。
NHKでアニメ化するらしいので、楽しみ。#舞妓さんちのまかないさん pic.twitter.com/q3kKgcpp5Q— みつお。 (@carimelo_n) July 16, 2020
アニメ化だ！嬉しい😆漫画も面白いよー！
「舞妓さんちのまかないさん」アニメ化決定＆PV公開！ | NHKアニメワールド 「舞妓さんちのまかないさん」アニメ化決定＆PV公開！ https://t.co/74iFQ52OKX
— saori (@honehonerockin1) March 31, 2020
珍しく母がはまった漫画です。とても美味しそうでキラキラした料理が魅力的で読んでる自分もお腹が空いてきます。
ほわんとした絵が好きです。
何気ない日常を描いてるのにとても面白くてスラスラ読めてしまいました！舞妓さんの知らなかった裏話なども知れて面白いです！主人公と友達の関係が尊いです。
食べ物も本当に美味しそうだし、物語もとってもほっこりする。食べてる子達も変なエロさを加えてなくて、本当に美味しそうに食べる所も大好き。作者さんの一言メモ的なとこも可愛くて好き。
本当これ好きです。悪い人でてこない。疲れた心を癒すのにはベストな漫画です。
日常的で舞妓さんの裏側みたいなのも見れて楽しい！全巻買おうと思いました。
幸せな気持ちになれる。誰も嫌な人が出てこなくてほっこり。ご飯もリアリティがあって作者さんも食べ物を大切に扱っている感じがして好き。花街って凄く特殊な場所だなと思いながら、女だけどいつか舞妓さんや芸妓さんとお座敷遊びしてみたいな〜と思ったり。全巻買いました！
レビューをしっかり見た上で読むか読むまいか判断するのですが、これは表紙とタイトルのみで「絶対面白い」と思い読んで正解でした。
じんわり暖かく素敵なお話。のんびり気負いなく読めて、気取ってない普通のご飯がとっても美味しそう！単体でも楽しめるのでひとまず一巻だけのつもりが結局全巻揃えてしまいました。おすすめです。
『舞妓さんちのまかないさん』の見どころ紹介！
見どころ① 舞妓さんの世界を色んな視点で見られる
物語は京都の花街が舞台です。
私たちは普段、舞妓さんに対して漠然としたイメージしか持っていませんが、この漫画では舞妓さんを取り巻く環境を色んな視点で見ることが出来ます。
舞妓さんという非日常の空間を作り出すために、舞妓さん自身の努力はもちろん、彼女たちを支える裏方の仕事もしっかり描かれています。
キヨのようなまかないさんはもちろん、髪結いさんや着付けをする男衆、お稽古事のお師匠さんなど色々な人が舞妓さん、花街を支えていることを知ることができます。
物語が進んでいくと、遠い世界に思える花街や舞妓さんを身近に感じることができます。
また、舞妓さんのお稽古の様子や色々な悩み、食事など普段の生活も描かれており、舞妓としての面でなく１０代の女の子としての面からも応援したくなってきます。
特に「春のおどり」では、おどりに向けて頑張る舞妓さんたちの姿と、その反面私生活ではへとへとになってしまう対比が面白く描かれているので必見です。
見どころ② 幼馴染みの三角関係
キヨたち３人は幼馴染みですが、３人が抱いている感情はそれぞれ違います。
キヨは百はなや健太の頑張りや才能を尊敬し、応援し、大切にしたいと思っています。
百はなは健太にずっと片思いをしていますが、キヨのことも大切で舞妓として頑張る上での支えになっています。
健太はキヨに片思いをしていますが、百はなの舞妓という夢も自分に重ねて応援しています。
恋愛だけでなく、日常生活や夢を追っていく色んな葛藤が幼馴染み３人を取り巻いています。
時間経過とともに３人を取り巻く環境は徐々に変化していくため、目が離せません。
折に触れて青森での３人の回想シーンが入るため、優しく切ない気持ちになります。
夏の甲子園と京都の祇園祭が重なっており、２つの土地でそれぞれ頑張る幼馴染みの様子や気持ちの変化は見逃せません。
見どころ③ 京都の街並みの美しさ
物語は京都が舞台です。
花街だけでなく、鴨川や祇園祭、商店街など京都の風景を丁寧に描いています。
京都に住む人の目線で描かれているので、京都をよく知る人だけでなく、京都を知らない人でもどこか懐かしい気持ちになることができます。
ゴールデンウィークの人ごみはもちろん、修学旅行のにぎわい、花街で結婚式用の写真を撮るカップルなど京都の景色を親しみある目線で楽しめます。
12巻では７月の祇園祭について描かれています。
日中のうだるような暑さと人ごみと対比して、夜の祇園祭の静かな街が描かれており、雰囲気に浸ることができます。
見どころ④ キヨの作るごはん
まかないさんのキヨが作るご飯は日常のごはんです。
京都のおばんざいではなく、みんなのお腹がいっぱいになるように考えられた栄養たっぷりのご飯は見ていてとても楽しいです。
舞妓さんたちの化粧がとれないように小さく作られたサンドイッチや餃子、おにぎりなど形が新鮮なものから、キヨの故郷の青森の郷土料理まで出てくる食事は様々です。
丁寧に暮らすキヨが作るご飯は見ているだけでお腹が空いてきます。
特に１巻のカレー、８巻のスコーンは見ているだけで食べたくなってしまいます。
見どころ⑤ 嫌な人がいない
「舞妓さんちのまかないさん」には敵役、憎まれ役といったキャラクターがほとんど出てきません。
それぞれのキャラクターが自分の仕事に誇りを持って生き生きとした生活を営んでいます。
読んでいる読者自身も嫌な気分になったり、ハラハラすることなく物語に入り込むことができます。
日常生活や舞妓さんのイベントを中心に物語は進んでいますが、単調になることなく人物の気持ちや環境の変化での緩急があり、退屈せずに読み進むことができます。
同時に京都のいいところを中心に描いているので、京都に行きたくなってきます。
読後感はスッキリと優しい気持ちになることができるので、日常生活で疲れている人にオススメです。
『舞妓さんちのまかないさん』登場人物紹介！
キヨ
京都の花街の屋形でまかないさんとして働く１６歳の女の子です。
屋形に住む舞妓さんたちの食事やおやつを作るほか、こまごまとした雑用を任されています。
かつては舞妓さん候補として青森から上京してきましたが、踊りも歌もできず、集中力もなく、舞妓さんには向かないと判断され青森に戻されそうになった過去があります。
おっとりとしていますが、周囲に流されない強さや、こつこつと自分のペースで仕事をすることが好きで、まかないさんの仕事に誇りを持って取り組んでいます。
同時に、舞妓さんたちを尊敬し、彼女たちの生き方や仕事ぶりや気持ちを大切にしているため、舞妓さんたちの生活や活躍を陰ながら支えています。
舞妓さんにはなれませんでしたが、悔しさや劣等感はなく、舞妓さんたちの活躍を誇らしく思っています。
京都の食文化に慣れておらず、京都の商店街の人たちに助けられて生活しています。
キヨの落ち着きやまかないさんとして働く姿勢が、周囲の人たちに少なからず影響を与えています。
百はな（すみれ）
京都の花街で舞妓さんとして活躍する１６歳の女の子です。
キヨと一緒に青森から上京してきました。
中学の時に見た舞妓さんに憧れて自分も舞妓さんになることを決めました。
自分に厳しい性格です。
稽古に熱心に取り組むだけでなく、他の人が休んでいる間も努力を重ねた結果、上京して半年で舞妓デビューしました。
デビュー時に「百はな（ももはな）」と名前をもらいました。
容姿端麗、稽古に熱心、踊りもうまく、努力家で気遣いもできるため、屋形では「完璧超人」と呼ばれています。
幼馴染みのキヨのことを頼りにしており、キヨが毎日自分達舞妓の生活を整えてくれることに励まされています。
幼馴染の健太のことが好きで、ずっと片思いをしています。
健太
キヨとすみれの幼馴染で、青森の高校に通っています。
小さい時から野球が好きで、甲子園に行くのを目標に頑張っています。
キヨとすみれの良き理解者で、京都にいる２人のことを青森から応援しています。
表情があまり変わらず、不愛想に見えるところもありますが幼馴染の2人には表情の変化が分かるようです。
キヨのことをずっと片思いしていました。「試合前はキヨの作ったラスクを食べると勝つ」というジンクスを持っています。
つる駒（つるこま）
百はなの先輩舞妓です。
舞妓の仕事で外に出るとき以外は眼鏡をかけています。
お調子者で抜けていることもありますが、先輩らしく後輩たちを気にかけています。
理子（りこ）
見習いとして屋形にやってきた女の子で百はなの後輩になります。
元運動部で高身長です。素直ですが大雑把な面もあり、舞妓を目指して頑張っています。
つる駒とは何でも言い合える仲で、喧嘩も多いですがいいコンビです。
市のおかあさん：屋形の舞妓たちみんなのおかあさんです。
舞妓のみんなを厳しく、時に優しく見守っています。
台所は「着物に匂いがつくから」と嫌がることが多く、ドライで合理的な面がありましたが、キヨがまかないさんになってからはキヨの雰囲気に惹かれるように台所に落ち着くことが多くなりました。
百子（ももこ）
百はなと姉妹関係にある実力派の芸妓です。
美人で言葉が少なく、何を考えているか分かりにくいのですが百はなをとても可愛がっています。
百はなの変化や考えていることをすぐに当てられる観察眼の持ち主です。
フルマラソンを完走できるだけの体力がありますが、一度寝てしまうと起きられないという弱点も。
『舞妓さんちのまかないさん』序盤ネタバレ紹介！
第１話 「京都のかわいい台所」
日本を代表する観光地、京都。
京都が夜になるころ、川の向こうに小さな街が浮かび上がります。
「花街」です。
夜が深まる午前一時ごろ、舞妓さんたちは屋形と呼ばれるおうちに帰り、普通の女の子に戻ります。舞妓さんたちは１５歳前後の女の子たちです。
屋形の中では他の舞妓さんたちと共同生活をしています。
甘いものを食べ、本を読み、他の子とおしゃべりをしていますが、舞妓さんが髪を結っている間はコンビニや普通のお店に入ることは許されません。
この日、事件が起こります。
「メガネさん」「メガネ姉さん」とあだ名で呼ばれる舞妓の「つる駒」のプリンが誰かに食べられてしまいます。
プリンはみんなで使う冷蔵庫に入っていました。
朝も夜もプリンを食べるために頑張っていたつる駒。
怒りが爆発しますが、「名前を書いていなかった」一点でつる駒の非を指定され、共同生活の非情さに悔しがります。
翌早朝。
部屋の誰よりも早く目が覚めたつる駒。
屋形の中で唯一起きている人がいる台所へ向かいます。
野菜を切り、お味噌汁を作り、朝食の支度をしている女の子がいます。
「キヨさん」です。
キヨも舞妓さんたちと同年代の16歳ですが、屋形でみんなのご飯を作るまかないさんをしています。
目が覚めてしまったつる駒は台所で許可をもらってキヨの料理の様子を見ています。
つる駒は「パンがいい」と朝食のリクエストをキヨにしますが、キヨは断ります。
「パンは一枚しかないから、みんなも食べたくなっちゃうでしょ」とたしなめますがつる駒は諦めきれません。
昨夜のプリンの理不尽さがまだ尾を引いています。
「うちの休まる場所はおへんもんな」とふくれると、キヨは困ったように笑い、つる駒のために特別に一枚だけ残ったパンを使い、料理を作ります。
作った料理はカラメルソースを乗せて焼いたあつあつのパンプディング。
プリンの味がすることに喜んだつる駒はすっかり機嫌をよくするのでした。
第２話 「まかないさんは１６歳」
屋形には舞妓さんやキヨの他に住んでいる人がいます。
「市のおかあさん」です。
屋形を取りまとめるみんなのおかあさんです。
おかあさんは美容室で顔見知りのお姉さんにキヨが来た経緯を説明し始めました。
台所を仕切っていたおばちゃんが倒れたこと。
最初はお弁当を注文し、舞妓たちに食べさせていたものの段々みんな嫌がるようになっていったこと。
舞妓になるために上京してきたキヨが、舞妓になることを断念し、田舎へ帰ることになったその時、キヨが屋形にある材料を使い、親子丼を作ってみんなに食べさせたこと。
舞妓としてではなく、まかないさんとして屋形にいることになったことを。
美容室から帰ってきたおかあさん。
キヨに今日の昼食を尋ねます。
「今日は親子丼です」
第３話 「キヨちゃんの一日」
キヨは毎朝６時に目覚めます。
舞妓のみんなは帰宅や就寝が遅いので、起こさないよう細心の注意を払って目覚まし時計を止めます。
起きると台所へ立ち、朝ごはんの支度をします。
朝食はめだまやき。舞妓さんたちの好みに合わせて半熟、固焼、片面、両面様々なめだまやきを作ります。
あまり眠れず、早起きしてきた舞妓さんの愚痴を聞くのもキヨさんの仕事です。
朝８時、舞妓さんたちが一斉に朝ごはんです。おかわりや調味料をとってきたりとキヨは忙しく働きます。
朝食後、舞妓さんたちはお稽古に行くので屋形は静かになります。
片付けを終えたキヨは買い出しへ。帰ってくると昼食の準備をします。
お稽古後の空腹の舞妓さんたちにコロッケを出します。昼食後、今度は夕食の支度にとりかかります。
夜は舞妓さんたちはお座敷に呼ばれていくため、夕食を台所でそれぞれ食べていくのです。夕食はおにぎり。舞妓さんの紅がとれないよう一口サイズに作ります。
舞妓さんたちが交代で忙しく夕食をとっていきます。夕食をとっていては間に合わない舞妓さんは帰宅してから食べるため、取り分けておきます。
２０時、一息ついたキヨは台所を片付けてピカピカに磨き上げ、銭湯へいきます。
帰り道、観光客のたくさんのフラッシュに引き寄せられるように近づくと、フラッシュの先には舞妓さんが記念撮影に応じていました。キヨの屋形の舞妓さんでした。
キヨが舞妓さんに手を振ります。
お人形のような舞妓さんの顔が、キヨの顔を見つけて年相応の表情になりました。
２２時、キヨはおかあさんに挨拶をして寝床に入ります。明日の献立や食材のことを考えながら眠りにつくのでした。
第４～５話 「キヨちゃん上京す」
朝の台所仕事は冷えます。
キヨは湯たんぽで膝をあたためながらうたたねをしていました。
一年前の青森のことを夢に見ます。
キヨは青森出身です。祖母と暮らしていました。
冷える朝は祖母が準備してくれた湯たんぽで体を温めていました。
中学校を卒業し、キヨは幼馴染のすみれと京都に行き、舞妓になると決めていました。
同じく幼馴染の健太は野球に力を注ぐため、強豪校に行くことが決まっていました。
キヨとすみれは夜行バス乗り場で祖母と健太に別れを告げ、京都に向かいます。
キヨとすみれが京都に来て半年。舞妓になる稽古を２人はしていました。
すみれは稽古に熱心に取り組み、どんどん上達していきましたが、キヨは稽古に集中できず怒られてばかりいます。
キヨはお稽古をするよりも台所にいることが多く、台所のおばちゃんのお手伝いをしていました。
そんな中、台所のおばちゃんが倒れてしまいます。持病の腰痛が悪化し、立てなくなってしまったのです。
おばちゃんはまかないさんをやめてしまい、舞妓さんたちはお弁当ばかりの毎日に嫌気がさしてきました。
そんな時、キヨはおかあさんに呼び出されます。
「もうお稽古せんでええ」
「あんたに舞妓ちゃんは向いとらん。青森におかえり」
キヨは帰り支度を始めます。
一緒に青森から上京してきたすみれはキヨがいなくなることを悲しみますが、台所にはお弁当を嫌がり、食べるものを探す舞妓さんたちの姿がありました。
ごはんを作ることをキヨが決めた瞬間でした。
第６話 「買い出しの日」
キヨはスーパーにいました。牛乳と卵を買うためです。
大人数で暮らす屋形。食材はたくさんの量が必要です。
キヨは牛乳と卵を買おうとしますが、底値の大根を見つけてしまい、牛乳をやめて大根を３本買うことを決意します。更に箱で売っているじゃがいもを見つけ、卵をやめてじゃがいもを買うことを決意します。
荷物の重さにふらふらになるキヨでしたが、何を作ろうかわくわくしながら帰路につきます。
そんなキヨを呼び止めたのは警察です。
未成年が平日の昼間に大荷物を持っていることを怪しんだおまわりさん。家出を疑います。
年齢や荷物の中身を問いただします。
キヨは正直に荷物の中身が大根とじゃがいもであることを告白しますがおまわりさんは信じてくれません。
まかないさんだということを告げても信じてもらえません。
結局パトカーで屋形まで送ってもらい、市のおかあさんに事情を説明され、ようやくおまわりさんは納得してくれました。
キヨはおまわりさんにおやつに作ったマフィンを手渡すのでしたが、そこでようやく自分が牛乳と卵を買いに行ったことを思い出し、おまわりさんに再度スーパーまで送ってもらうのでした。
第７話 「おうちカレー」
キヨがお休みをもらうことになりました。
おかあさんが舞妓さんたちをつれておどりを見に行き、食事もすませてくるそうです。
キヨはあることを決意します。
「カレーを食べよう！！」
カレーが食べられる嬉しさやワクワクが隠せない様子に舞妓さんたちは不思議そうにし、おかあさんは「恋人やらおんねんやろか」と疑います。
お休みの日、キヨは出かけます。
着いた先はある家。
チャイムを鳴らしたキヨを出迎えてくれたのは、キヨの前のまかないさんだったおばちゃんです。お休みの今日,キヨはおばちゃんにお願いし、カレーを作らせてもらいに来たのです。
屋形の中ではカレーを作ったり、食べることはできません。
花街では「家庭」を思わせる物は避けられています。
花街の客のほとんどは男性です。
カレーの匂いで「家庭」「帰る家」を思い出させてしまうためです。
完成したカレーをキヨとおばちゃんは美味しく食べ、キヨはお休みのお礼をおかあさんにしっかりと伝えるのでした。
第８話 「雪の日の朝」
朝６時前。
窓の外が明るいことに気付き、キヨは障子戸を開けます。
障子戸の向こうには雪が積もっていました。
キヨは青森にいたころを思い出していました。
青森は雪がたくさん降ります。
雪かきを幼馴染のすみれと健太と行ったこと。
すみれは勢いとスピード重視で雪かきしていたのに対し、健太が力任せに雪かきを行っていたこと。
雪かきの後は祖母がひっつみ汁を作ってくれたこと。
みんなでこたつに入ってひっつみ汁を食べたことを。
ひっつみ汁の下ごしらえをし、キヨは京都の雪かきに向かうのでした。