ミスミソウ野咲春花の最後は死んだ?ラストや妙子とはどうなった?ネタバレ考察!

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押切蓮介によるミステリーホラー漫画『ミスミソウ』。

 

あまりに残酷で救いの無いストーリーである事から“鬱漫画”と称されているこの作品。

 

しかしその一方で物語全体の構成や登場人物に対する評価は高く、非常に中毒性のある漫画として2018年には実写映画化にもなり話題となりました。

 

今回はそんな『ミスミソウ』に登場する主要キャラクターの1人『野咲春花』について、人物像やその他の登場人物との関係、作中で彼女が辿った結末などネタバレを含みながらご紹介していこうと思います!

 

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『マンガがうがう』では、『ミスミソウ』第1巻から最終巻までのすべてのエピソードを無料公開してくれています。

 

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『ミスミソウ』の作者・押切蓮介先生の人気作でもあり、アニメ化もされた話題作ハイスコアガールは、こちらの漫画アプリマンガUPにて全巻無料で読むことができます。

 

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  • ハコヅメ~交番女子の逆襲~
  • デスティニーラバーズ
  • 島耕作
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  • 食糧人類
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  • 監獄学園(プリズンスクール)
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  • 恋に恋するユカリちゃん
  • くノ一ツバキの胸の内
  • ドロヘドロ
  • GS美神 極楽大作戦
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  • 犬夜叉
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物語の主人公・野咲春花とは?あらすじ紹介!

≪漫画『ミスミソウ』あらすじ≫

物語の舞台は過疎化の進む田舎町・大津馬村。

 

両親の仕事の都合により半年前に東京からこの村へと引っ越した主人公・野咲春花(のざきはるか)は転校してきた中学校で馴染むことが出来ず、排他的意識の強いクラスメイト達によりいじめの標的とされていました。

 

クラスのリーダー的存在である少女・小黒妙子(おぐろたえこ)を筆頭に繰り返される春花へのいじめは陰湿極まりないもので、突拍子も無く画鋲で刺されたり、時には机の中に動物の死骸を仕込まれたりとその度合は日々エスカレートしていくばかり…。

 

クラスメイト達は自分がいじめの対象となる事を恐れる者や面白がって加担する者、見てみるフリで我関せずな者で溢れ、担任の先生ですらも学校が廃校間近の学校で問題になるのは避けたいといじめの事実を見て見ぬフリ。

 

そんな境遇でも春花はクラスの中で唯一自分の味方をしてくれる少年・相場晄(あいばみつる)を心の支えに、自身の家族には心配をかけまいといじめられている事をひた隠して気丈に振る舞いながら卒業までの残り2ヶ月を乗り切ろうと耐え忍ぶのでした。

≪野咲春花とはどんな人物?≫

大津馬中学校へと転校してきた物語の主人公となる中学3年生の少女。

 

クラスメイトの男子から『この境遇に彼女の存在は毒だ』と皮肉を込めて称される程、清楚で整った容姿をしています。

 

非常に心優しく穏やかな性格をしており、両親や妹・祥子(しょうこ)の事を大切に想っていますが、それ故に心配を掛けまいと自身の置かれている境遇については打ち明けずに気丈に振る舞っています。

 

クラスの中で唯一自分の味方をしてくれる相場に対しては好感を持って接しており、物語が進むにつれて彼から向けられる優しさや心配りに徐々に惹かれていきます。

 

しかしとある事件をきっかけに、彼女は穏やかだった性格や思考を一変させてしまうのでした…。

 

野咲春花の家が火災に?全てはここからはじまった!

≪夢なら覚めて…!野咲春花に降りかかる悲劇≫

クラスメイトからの陰湿ないじめを受ける日々の中、精神を擦り減らしながらも家族には悟られまいと1人耐え忍んでいた春花でしたが、ある日いじめの事実に気付いた両親から『無理に通う必要はない』と説得され思い悩むも、最終的には休学を決めるのでした。

 

学校に戻ってくるよう家まで伝えに来た佐山流美(さやまるみ)にも学校へは行かないという事を告げ、その後は心身ともに回復した春花は、相場から道端に咲いていた三角草(ミスミソウ)が厳しい冬を耐え抜いた後に雪を割るようにして小さな花を咲かせる野草である事、その花言葉は『はにかみや』である事等を教えられ、三角草が春花に良く似た花である事から『お前のことだ』『春が来て卒業すれば、今よりもっと笑って過ごせる日がくるだろ』と伝えられ嬉しそうに微笑み、それを機に相場との仲を深め暇を見ては彼の趣味である写真撮影の場に同行するといった穏やかな日々を送っていたのでした。

 

しかしそんな日々も束の間…いつものように相場の撮影に同行し家を留守にしていた春花は、帰り道で様子のおかしいクラスメイト数人とすれ違い、その慌てように違和感を感じ彼等の来た方角に目を向けると上空には黒い煙が立ち込めていました。

 

その方角は春花の住む家がある方角でもあり、嫌な予感に苛まれながら急いで家へと向かう春花と相場でしたが、2人が辿り着いた先で目にしたのは激しく燃える春花の家…。

 

衝撃的な光景に叫び声を上げ『夢なら覚めて』と強く願った春花でしたが、その願いも虚しく全てが現実…家の中に両親と妹が居る筈だと駆け込もうとする春花を近隣住民が引き留める中、相場は勇敢にも自ら燃え盛る家の中へと飛び込み救助を試みます。

 

しかし無念にも彼女の両親は既に息絶えており、かろうじて救出する事の出来た妹も大火傷を負い瀕死の重体…束の間の平穏は崩れ去り、何よりも大切だった家族に降りかかった惨劇を目にした春花は、その悲惨な現状に強いショックを受け自身の声を失ってしまいます。

 

救急搬送された病院で全身を包帯に包まれ横たわる妹の傍に立ち尽くしていた春花は、知らせを聞いて駆け付けた祖父に声を掛けられるも既に声は出ず、ただただ静かに涙を流すのでした。

 

≪佐山流美の衝撃の『ひとこと』!?私の家族は焼き殺された!≫

 

家が焼け落ちてしまったため火災後は祖父と共に小さなアパートで暮らしていた春花でしたが、ある日彼女は乗り気ではないものの学校へ登校する事を決意しその足で学校へ訪れます。

 

突然の春花の登校にざわめくクラスメイト達でしたが、その中でも流美は春花を人一倍恨めしそうに睨んでいました。

 

実は流美は春花がいじめられるよりも前にいじめの対象となっていた人物で、春花が学校に来なくなった事により再びいじめの対象にされていたのです。

 

現状を逃れたければ春花を学校に連れてくるよう妙子に指示されていたものの、春花を学校へ呼び戻せなかった流美は妙子の怒りを買い結局いじめられることに…追い詰められた流美はこうなってしまったのも全て春花のせいだと逆恨みし、今更になって登校してきた春花に向け『バーベキューの焼き具合はどうだったの?』と衝撃の言葉を投げかけたのでした。

 

その言葉を聞いた春花は、声は出ずともその表情を酷く歪ませ睨みつけ流美を黙らせるのでしたが、その後春花は流美を含むいじめグループの少女達に裏山のゴミ溜めへと呼び出され、その場で自殺を強要されてしまいます。

 

しかしその途中校内放送で流美は呼ばれてしまい、彼女はその場に居たクラスメイト達に春花が逃げ出さないよう自分が戻るまで見張っているよう言いつけその場を後にしますが、少女達のうちの1人・橘吉絵(たちばなよしえ)は待つのも面倒だと残る2人・加藤理佐子(かとうりさこ)と三島ゆり(みしまゆり)に春花の殺害を提案し灯油を掛けるよう促します。

 

最早諦めの境地と言わんばかりの表情を浮かべ無抵抗だった春花でしたが、テンションが上がり調子に乗り始めた吉絵は『お前の母親が焼け死ぬとこは凄かった』『慌てぶりが滑稽で笑いがこみ上げてきたよ』と衝撃の言葉を口に…なんと春花の家が火災に見舞われたのは単なる事故などではなく、彼女達を含めたクラスメイト数名による放火が原因だったのです!

 

自身の家族は事故死ではなく、彼女たちによって焼き殺されたのだと悟った春花…その瞬間彼女の心は壊れてしまい、その表情は憎しみに染まってしまうのでした。

 

放火に関与したのは誰?死んだ両親の敵討ち、復讐劇の幕開け!

≪復讐開始、最初の犠牲者は…≫

自身の大切な両親を奪い最愛の妹をも瀕死に追いやった火災の原因がクラスメイト達による『放火』であったと知った春花。

 

優しく穏やかであった心は壊れ復讐鬼と化してしまった彼女は、放火に関わったクラスメイト達に次々と復讐し葬ってしまいます。

 

そんな春花の最初の標的となったのは、裏山のゴミ溜めで流美と共に春花へ自殺を強要し火災当時の様子を意気揚々と語っていた橘吉絵、その取り巻きである理佐子、ゆりの三名。

 

家族と同じ死に様になるよう焼身自殺を促していた3人は黙り込む春花に灯油をかけそのまま火を付けようと試みますが、春花は火を付けられる寸前にその場にあった古釘を吉絵の目元へ突き刺し反撃に出ます。

 

ナイフで抵抗しようと試みる吉絵でしたが、抵抗虚しく春花により落ちていた鉄パイプで滅多打ちにされてしまい死亡…吉絵からナイフを奪い取った春花はそのまま命乞いする理佐子を問答無用に切り付け、吉絵同様に鉄パイプで殴打し撲殺してしまいます。

 

そして残る1人・ゆりは春花のあまりの豹変ぶりに怯え隙を見て逃げ出そうとしましたが、見逃す気などさらさら無い春花はナイフでゆりの脛を切り付け、バランスを崩した彼女はゴミ溜めの大きな穴へと転落…そのまま穴の中で頭部を強く打ち付けたことにより死亡してしまうのでした。

 

怒涛の反撃の末3人の命を奪い復讐を果たした春花でしたが、これはあくまで復讐劇の始まりにすぎず、放火に関与したクラスメイト全員の報復を終えるまでその幕が下りる事は無いのでした。

 

≪次々と消えるクラスメイト≫

 

春花の復讐の次の標的となったのは久賀秀利(くがひでとし)…彼は母親を焼き殺した張本人であり、そのことを裏山で殺害した理佐子から聞かされていた春花は、母の仇をとるべく秀利が1人で下校している所をナイフで斬りつけ襲撃。

 

口元など複数個所に重症を負わせるも、勝てる見込みがないと悟った秀利はその場から逃走するも、淡々と追跡してくる春花に気を取られ弾みで井戸へと転落…井戸の中に落ちた秀利はまだ生きていましたが、この深さでは抜け出す事は不可能であろうと考えた春花は彼をそのまま置き去りに。

 

ひとり井戸に取り残された秀利は助けを求めてもがくものの、切り裂かれた口では助けを呼ぶ事も出来ず、最終的には出血多量により井戸の中で息絶えるのでした。

 

春花が秀利を殺害した後、吉絵達や秀利と連絡が取れなくなった事を不審に思っていたグループの一員・真宮裕明(まみやひろあき)と池川努(いけがわつとむ)は、全員が『放火』に関与していた人物であるということから『春花が復讐を始めた』と勘付きます。

 

2人はいずれ放火に関与している自分達も彼女の標的にされると悟り、『殺される前に殺してやる』とボウガンを手に春花の殺害を決意…妹のお見舞いに向かう春花の後をつけ、雑木林に差し掛かった所で裕明が狙撃するも狙いは外れ春花に勘付かれてしまいます。

 

突然の襲撃に逃げ惑う春花を追いかけていた努は『放火したのは俺達だ!』『家族の仇を討ちたくないのか!』という言葉を投げつけ、その言葉で足を止めた春花に馬乗りになり所持していたナイフを振りかざそうとしますが、その瞬間春花は隠し持っていたハサミで彼の顔を深々と突き刺してしまうのでした。

 

あまりの痛みに絶叫する努の声を聞き駆けつけた裕明は再び春花に向けボウガンの矢を放ちますが、その矢は春花ではなく努の頭部へ…それが原因で錯乱状態に陥り人物の区別がつかなくなった努は裕明を春花と誤認し襲い掛かる事態となり、裕明から強く振り払われた弾みで努は地面に頭を打ち付け絶命してしまいます。

 

努の死に狼狽えていた裕明でしたが、その隙に春花からナイフで腹部を深く切り裂かれてしまい、逃げ惑ううちに薄氷の張る沼地へと足を踏み入れてしまった彼は、その場から抜け出す前に背後を春花にボウガンで狙撃され沼の底へと沈んでしまうのでした。

 

春になった報われる?小黒妙子との関係といじめの真実とは?

≪卒業後は東京に?祖父の意見と相場晄の提案≫

 

春花が淡々と復讐を遂行しているその裏で、彼女と共に暮らしている祖父は両親の死と妹の現状により心を閉ざしてしまった春花に上手く接してあげられず、祖父として何もしてあげられない現状を嘆いていました。

 

そんな中で祖父は春花の卒業後、彼女と入院中の妹を連れて東京へと帰る事を決意…春花を気遣い家に訪れていた相場にもその旨を伝え『卒業まで春花をよろしく』と切なげに告げるのでした。

 

それを静かに聞き入れ頷いた相場は、やがて春花を元気付けようとかつて写真撮影に訪れたスポットに彼女を連れて行き『安心しろ、俺も野咲と一緒に耐える』『俺がお前を支える』と自身の気持ちを打ち明けます。

 

彼の優しさに触れた事により心が和らぎ失った声を取り戻した春花でしたが、同時に失くしていた感情までも戻った事でこれまでの全ての事に対する罪悪感や悲しみに泣き崩れてしまうのでした。

 

祖父から卒業後は東京へ行くと知らされ、至極当然のように自分も東京へ行き春花と共に生きると考えていた相場は、彼女との電話の際に自分も卒業後は東京へ行く事を伝え『東京で一緒に暮らそう』と提案します。

 

しかし、春花は静かにこれを拒否…彼女は春になったら祖父と妹と共に東京で人生を再スタートさせよう、家族と共に生きて行こうと既に心に決めていたのです。

 

彼女の返答を聞いた相場は『俺が守るって言ったじゃないか…!』と呟き、電話の向こうで歪んだ表情を見せていたのでした…。

 

≪本当は嫌いじゃなかった?小黒妙子からの謝罪≫

 

放火に関わったクラスメイト達への復讐を果たし、春が来れば報われるであろうと自分の人生に希望を抱き始めた春花は、ある日バス停で偶然小黒妙子と遭遇します。

 

春花をいじめるグループのリーダー各であり、放火事件後は特に絡みの無かった妙子でしたが、久々に対面した妙子は春花の姿を捉えたまま何かに耐えかねるように『私、アンタになんて言えばいい?』と問いかけてきたのでした。

 

実は春花の転校当初2人の仲は非常に良好なものでしたが、妙子が心底嫌っている人物・相場と春花が関わるようになった事でその関係は破綻することに…。

 

春花に対し恋愛的感情を密かに抱いていた妙子は春花を相場に取られてしまうという僻みから、春花に相場と関わらないよう忠告…しかし春花はそれを聞き入れず、相場と親密な関係を築いてしまい、それを見て自身の気持ちを蔑にされたと勘違いした妙子は春花に対して憎しみを抱くようになり、それ以降クラス全体を巻き込んだ春花のいじめへと発展してしまったのでした。

 

春花に自分を見ていてほしかったという妙子の裏返ってしまった愛情表現はやがて彼女の意図せぬ形で放火へと繋がり、春花の家族を奪うという望まぬ結果となってしまった…それらは全て自分が引き起こしてしまった事だと酷く悔い悩んでいた妙子は、不器用ながらも自身の気持ちを打ち明け『私を許して』と春花に告げるのでした。

 

しかし春花は妙子を恨んでなどおらず、今まで行われてきた彼女からの攻撃は元はといえば自分が妙子を傷付けてしまった事が原因であったと考えていました。

 

転校当初妙子が仲良くしてくれていたにも関わらず自分は彼女から相場を奪い、その結果として嫉妬させてしまったのだと解釈していた春花は、妙子からの謝罪を聞き入れると共に『胸を張って生きて』と静かに告げ、それを聞いた妙子は『嫉妬した対象が逆である』という事を打ち明けることは出来なかったものの、和解する事は出来たと満足し帰路に着くのでした。

 

信じた相手も狂ってた?放火の真犯人とは?衝撃のラストをネタバレ!

≪狙われる妹!祖父を暴行したのは…!?≫

妹のお見舞いのため病院を訪れていた春花は、病室に入ると同時に室内で佇む流美を目にし『ここで何してるの』と声を掛けます。

 

しかし振り返った流美は包丁を春花に向け、横たわる妹の周囲に灯油を撒いている事を示唆し『二度も妹を焼かれたくはないでしょう?』とライターに火を点け春花を脅しはじめるのでした。

 

焦った春花は流美の隙をついて彼女に詰め寄り首元を締め上げようとしますが、流美は『妹の前で殺るのか』と動揺を煽るような言葉を放ち、春花の家族が死んだのは全て春花自身のせいだと責め立てます。

 

ところがその直後、妹の容体が急変…彼女の命の危機を知らせる機械音が室内に鳴り響き、処置を行おうと看護師らが駆けつけた事で流美はその場から逃亡するのでした。

 

突然の事態に茫然となり、妹の処置を見守る事しか出来ずに立ち尽くす春花の元へ相場が駆けつけ『病院にいるって聞いてさ』『妹がいなくなっても俺がいる』と彼女に語りかけますが、春花の心に追い打ちを掛けるような事態が…。

 

なんと家にいた祖父が何者かに襲われ重傷を負い、病院へと運ばれてきたのです。

 

自分や家族を狙うような人物はもう流美しかいないはず、しかし流美は自分と共に此処に居た…では一体誰が祖父を暴行したのか?と大いに混乱する春花でしたが、先程相場から言われた言葉を思い返し疑問に思うも、彼は既に病院の外へと出てしまっていました。

 

嫌な予感が過り、急いで病室を後にし追いついた相場に手を見せるよう求めるも彼は頑なに拒否…しかし自分の中にあった疑惑を晴らさずにはいられなかった春花が強引に相場の手を掴み確認すると彼の手は傷だらけで、まるで『誰かを暴行』したかのように腫れ上がっていたのでした。

 

実は相場は電話で春花に東京で一緒に暮らす事は出来ないと拒まれた事を酷く憤怒し、そして彼女が自分と暮らせないと言う理由は全て彼女の祖父の存在が原因であると考えた相場はその逆恨みから祖父を暴行…優しく穏やかな人物だと思われていた相場は、思い込みの激しい偏執心と暴力を正義とする凶暴性を兼ね備えた非常に危険な本性を隠し持っていたのです。

 

相場の手にある暴行痕を目の当たりにした春花は、彼は誰から自分が病院に居ると聞いたのか、祖父が誰に暴行されたのかを悟ってしまうのでした…。

≪気付いてしまった相場晄の本性と放火の真犯人!≫

 

手に残る暴行痕を春花に見られてしまった相場はどうにか弁解しようと『この痕は自分の祖母を殴った事で出来たもの』と告げ春花の祖父の暴行を否定…そして暴行を加えたのも東京に行き春花と暮らすのを認めない祖母を説得する為だったと語り、ひとしきり言い分を終えると『俺と野咲ならうまくやっていける、そうだろう?』と誤魔化すように告げ春花に手を差し伸べます。

 

相場の隠されていた凶暴性に気付き、それにより全て辻褄が合うと悟った春花は相場の手を振り払い拒絶…その瞬間相場は顔色を変え『野咲まで俺を捨てるのか』『俺がお前を支えるって誓った仲じゃないか!』と憤りはじめ、その本性を露わにしてしまいます。

 

しかし次の瞬間その場に流美が現れ事態は急展開…なんと流美は現れて早々、春花の家に放火をしたのは流美自身であることやその動機など、まるで春花を煽るかのように『放火事件の真実』を嬉々として語り始めたのです。

 

春花が登校を拒否し流美がいじめの標的となったあの日から、流美は自分がいじめられているのは全て春花のせいだと逆恨みし、また自分が憧憬・崇拝している人物である妙子の気を引くために春花の家の放火を決意していました…そう、流美こそがあの放火事件を引き起こした真犯人だったのです。

 

当初はほんの少し放火して脅してやる程度の気持ちでいた彼女でしたが、予定外にも家の中に居た両親に勘付かれてしまい、焦った秀利が母親に放火…流美は自分たちの仕業を口外されてはマズイと春花の家族を燃え盛る家の中に閉じ込めてしまったのです。

 

醜い笑みを浮かべ当時の状況を詳細に語る流美に我慢の限界に達した春花は勢いよく迫りますが、初めからそれが狙いだった流美により隠し持っていた包丁で腹部を深く刺され返り討ちにされてしまいます。

 

腹部に突き刺さった包丁に狼狽え蹲る春花でしたが、今度は一部始終を見て激怒した相場が流美を激しく暴行する事態に…もみ合いになった弾みで相場の鞄からは写真が散らばり、その中の一枚を視界に捉えた春花は目を見開いて絶句するのでした。

 

写真に写されていたのは火の海と化した家の中で死にかけている妹と、それを庇う様な姿勢で亡くなっている父親の姿…相場は火災の時に目にした娘を庇い亡くなっている父親の姿に感動・憧憬した結果、まだ息のある妹を放置して呑気にその場面を写真に納めていたのです。

 

相場のことを唯一の味方として自分に寄り添ってくれ、妹の命をも救ってくれたヒーローのような存在だと思っていた春花…そんな彼ですらも本当は狂っていたと瞬時に悟り絶望した彼女は、悲痛な叫び声を上げながら腹部に刺さる包丁を抜き取り、その刃を相場へと向けるのでした。

野咲春花の最後は死んだ?ラストや妙子とはどうなった?ネタバレ考察!

 

全ての怒りを包丁に込め相場の方へと走り出す春花でしたが、相場が咄嗟に流美の身体を盾にしたことでその刃は流美の首元へ…それにより流美は絶命し、逆上した相場に春花は流美ごと突き飛ばされてしまいます。

 

相場はすかさず倒れ込む春花に暴行を加え『俺から離れようとするどころか、刺そうとするなんて…!』『俺が守るって言ったじゃねーかよ!』と告げ、彼女が動かなくなるまで殴り続けるのでした。

 

しばらく続いた暴行の末うずくまったまま動かない春花を横目に、相場は自分と共に生きると誓うよう強要し『お前の笑顔がまた撮りたいんだ』とカメラを構えますが、彼のレンズに写ったのはボウガンを自身に向ける春花の姿…。

 

春花達が居た場所はかつて裕明と努を殺害した場所であり、そこに放置されたままだったボウガンを春花は見つけていたのです。

 

真っ直ぐに放たれたボウガンの矢はカメラのレンズを貫通し相場の右目へ…倒れ込み動けなくなった相場を放置して春花はふらふらとその場を立ち去るのでした。

 

流美にやられた腹部の刺し傷や相場から受けた暴行の数々で満身創痍となっていた春花はおぼつかない足取りで雪の中を歩き、その道中で妹からもらったペンダントの中身・クローバーが黒く変色していることから『妹が死んでしまった』と悟った春花は大粒の涙をぼろぼろと流します。

 

春花は大切な家族を失ってしまった悲しみや後悔、自分の行いや家族への懺悔を胸に、結局何一つ報われないまま雪の中へと姿を消すのでした。

 

その後季節は春を迎え、春花の祖父はひとり電車に揺られながら『祥子、春花…春が来たよ』と春花も妹の祥子も亡くなってしまったのであろう言葉を呟き、物語は幕を閉じるのでした。

 

実写映画『ミスミソウ』で野咲春花を演じているのは誰?映画での最後は?

≪実写映画『ミスミソウ』の野咲春花役は?≫

 

実写映画『ミスミソウ』で主人公・野咲春花を演じているのは、女優の山田杏奈(やまだあんな)さんです。

 

子供の頃から数多くのドラマ・映画に子役として出演し、現在も女優として幅広く活動しています。

≪結末は同じ?映画での野咲春花の結末とは…≫

映画と漫画で春花の結末は変わらず、またその死に様もはっきりとは描かれていませんが、どちらも彼女の祖父が電車に揺られている最後のシーンは同じで、彼と共に東京へ帰る予定だった春花と祥子の姿は無く悲しげに春が来たことを告げていることから、2人は既に亡くなってしまっているのでしょう…。

 

物語のラストでは厳しい冬を耐え抜いた三角草が咲き乱れ、いつしかその花に例えられていた春花でしたが、残念な事に彼女は厳しい冬を耐え抜く事も報われる事もないままに散ってしまったようです。

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