シャーマンキング全巻無料で読む方法紹介!面白い?漫画バンクplayごはんロウは違法|アプリで新作タダ?

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『シャーマンキング』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

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『シャーマンキング』は漫画アプリ『マガポケ』で全巻無料で読める?漫画バンクplayロウは違法|アプリで新作タダ?

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アニメ『シャーマンキング』を全話無料視聴する方法は?

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『シャーマンキング』あらすじ紹介!

さまよえる死者の魂、大地の森に息衝く(いきづく)精霊、そして神仏…

 

それらと自由に交流し人間ではなしえぬ力をこの世に行使する者達がいる 彼らはシャーマンと呼ばれていました。

 

森羅学園中等部に通う小山田まん太はある日の夜、帰り道で近道をする為に墓場を通ることにします。そこで幽霊と戯れる少年麻倉葉(あさくら よう)と出会います。

 

翌朝まん太は学校のクラスメイトに昨晩の出来事を話すが信じてもらえず、しまいには転校してきた麻倉葉にまでシラを切られてしまいます。

 

まん太は麻倉葉の正体を暴く為に尾行を開始するが直ぐに尾行がバレてしまい、そこで麻倉葉がシャーマンだと知ります。

 

麻倉葉のマイペースで気ままな様子にまん太は惹かれ、塾帰りに麻倉葉に会う為に墓に向かうが、そこには“木刀の竜”が率いる不良どもがたむろにしていました。

 

まん太は物陰から逃げようとしたが木刀の竜たちに暴行されてしまいます。

 

翌朝学校で傷だらけのまん太を見た麻倉葉は仕返しをする為にまん太を連れて墓場へ向かいます。

 

麻倉葉は昨晩木刀の竜たちが破壊した墓石に眠っていた侍の霊“阿弥陀丸”を味方に木刀の竜と対決することになります。

 

阿弥陀丸を麻倉葉の体内に取り込む“憑依合体”を使い阿弥陀丸の侍の技をトレースし一網打尽にしてしまいます。

 

小山田まん太はシャーマンの麻倉葉との出会いから過酷なシャーマンの世界に踏み込んでいくことになります。

『シャーマンキング』登場人物紹介!

麻倉 葉(あさくら よう)

本作の主人公。

 

頭にヘッドホンをつけて、首から熊の爪のアクセサリーをつけています。

 

一人称は「オイラ」と口癖は「なんとかなる」で、マイペースで穏やかな性格をしています。

 

楽に生きられる世界を作る為にシャーマンファイトに参加します。

 

幼少期から祖父の麻倉 葉明(あさくら ようめい)にシャーマンとしての修行を積み重ねてきます。

 

小山田まん太が初めての人間の友達であり、シャーマンファイト予選でファウストⅧ世がまん太を人質にとった際に感情を取り乱し激怒するほどまん太を大切に思っています。

 

シャーマンファイト本選では「ふんばり温泉チーム」のリーダーとして活躍します。

 

持ち霊は侍の阿弥陀丸(あみだまる)で「千人切り」や「鬼人」と異名を持つ剣豪でした。

 

オーバーソウルの媒介は阿弥陀丸の愛刀の春雨とフツノミタマノツルギの二段媒介をしています。宿敵のハオは双子の兄です。

 

シャーマンファイトの出場資格の一つとなっているシャーマンの技術です。

 

霊を物体(媒介と呼ばれる)に憑依をさせて強力な武器に具現化させる能力でオーバーソウルするにはシャーマンの巫力が必要となり、高い巫力と強力な持ち霊を組み合わせることによって高度かつ強力なオーバーソウルを得ることが出来きます。

小山田 まん太

中学校に通う身長80cmの男の子でいつも万辞苑という分厚い辞書を持ち歩いています。

 

麻倉葉と出会い霊が見えるようになります。

 

麻倉葉の唯一の人間の友達となり、まん太自身も麻倉葉のユルい生き方に惹かれます。

 

作中では解説やツッコミ役として活躍します。

 

実家は電子機器メーカーで有名なオヤマダを経営しており、かなりお金持ちだそうです。

恐山アンナ

麻倉葉の許嫁であり、恐妻の美少女です。

 

黒のワンピースと赤いバンダナがトレードマークであり麻倉葉に対してシャーマンキングになる為にハードトレーニングを強制します。

 

イタコのシャーマンとして成仏した霊を現世に呼び戻せる口寄せを使うが、彼女のシャーマンとしての能力は高くハオが前世に残した「超・占事略決」を一瞬で理解して、「超・占事略決」を守っていたハオの式神の前鬼と後鬼を容易く倒してしまうほどです。

 

持ち霊はハオの式神であった前鬼と後鬼を使い、媒介は1080個の数珠を使用した「1080」というユルシ道具を使います。

 

将来の夢はシャーマンキングの妻と自身が命名したふんばり温泉という温泉旅館の女将でだそうです。

道 連(タオ レン)

頭のトンガリのある目つきの鋭い中国のシャーマンで性格はプライドが高く、自信家であります。

 

中国で1800年間暗躍をしてきた道家の御曹司で登場当時は冷血残忍でたくさんの人を殺めてきました。

 

その中で麻倉葉と対峙していく中で人間の暖かさをしり、自身の行為に悔いるようになります。

 

そんな経験から憎しみの無い世界を作るためにシャーマンキングを目指すことになり、シャーマンファイト本戦ではチームTHE連を束ねるリーダーになります。

 

持ち霊は長年道家に仕えてきた中国の武将の馬孫(バソン)で、媒介はシャーマンファイト予選は青龍偃月刀を使用し、本戦では宝雷剣を使用しています。

ホロホロ(本名:碓氷 ホロケウ)

北海道出身のアイヌのシャーマンで寒さに強く、雪を見ると興奮します。

 

外見は水色のトゲトゲ頭と額の黒いヘアバンドがトレードマークの性格はおちゃらけの熱血漢とムードメーカーの欠かせない存在です。

 

シャーマンファイト本戦ではチームTHE連に所属します。

 

広大なフキ畑を作るためにシャーマンキングを目指します。

 

持ち霊はフキの下に住む可愛い精霊のコロポックルのコロロを使用します。

 

媒介はシャーマンファイト予選はスノボを利用して脚に着用して雪を噴射し高速に移動したり、スノボから雪を噴射したり氷柱を出して攻撃をします。

 

スノボを腕につけて氷の塊を作り相手を殴ると応用は様々です。

 

本戦では媒介が妹のお手製のイクパスイ(木製のアイヌ族の祭具)になります。

チョコラブ・マクダネル

黒人系のアメリカ出身のシャーマンで大きなアフロと丸い鼻と出べそが特徴的な笑えないギャグを連発するお笑い担当でシャーマンファイト本戦ではチームTHE連に所属します。

 

幼い頃に両親を強盗に殺され、自身も落ちぶれてギャングとなり犯罪を繰り返した過去を持ちます。

 

ある日アメリカ先住民のシャーマン・オロナに救われた過去からオロナの教えの世界に笑いの風を吹かせるためにシャーマンキングを目指しています。

 

ギャング時代に殺したカメル・ミュンツァーの子供達のルドセブとセーラムにシャーマンファイトの本選の合間に殺されてしまいます。

 

その後蘇生はされるが過去の過ちを償う意味で視力を失うことになります。

 

持ち霊はオロナから引き継いだジャガーの霊のミックと本選中に仲間になる1000年前のシャーマンファイトに参加したアメリカ先住民の精霊のパスカル・アバフを使います。

 

媒介はジャガーの爪を模した鉤爪の武器と己の肉体を使用しており、二つの持ち霊を一つの媒介にオーバーソウルするダブルオーバーソウルは出場しているシャーマンでも数少ないチョコラブの強みです。

リゼルグ・ダイゼル

イギリスの美少年のシャーマンで父はシャーマンのダウジング能力を利用した探偵です。

 

緑色の髪の毛と整った可愛らしい顔をしているのが特徴的です。

 

幼少期に両親をハオに殺されたことからハオへの憎しみ、シャーマンファイトに参加しながらハオの後を追っていました。

 

途中で麻倉葉達ど出会い共に旅を続けるが、途中でハオに肉親や恋人が被害に遭って復讐する為に活動するX-LAWSに出逢い加入します。

 

持ち霊はケシの花の精霊モルフィンと後にX-LAWSに加入した際に隊員全員が天使を持ち霊にしている為、天使のゼルエルが加わります。

 

モルフィンの媒介はペンデュラムを利用しペンデュラムから繋がるワイヤーで敵を捕縛したり、鋭利な形にワイヤーを変化させ敵を刺す攻撃をします。

 

ゼルエルが加わった際には修行を経て、モルフィンとゼルエルを使った複霊甲縛式オーバーソウルを会得します。

木刀の竜(本名:梅宮 竜之介)

木刀を片手に高身長でリーゼントがトレードマークの旅人であり、熱血漢で人情深いアニキ的存在であります。

 

作中の初期では不良グループのリーダーとして登場し麻倉葉のシャーマンの能力の前に惨敗します。

 

のちに蜥蜴郎という盗賊の悪霊に憑りつかれ自身もシャーマンの能力が目覚めます。

 

麻倉葉に慕っており、シャーマンファイトの本選までの道のりも麻倉葉と共に行動します。

 

かなりの惚れやすく作中は何度も振られており、自慢のリーゼントがバッサリ落ちてロン毛姿になる映写があります。

 

料理が得意で将来のふんばり温泉の板前を目指し修行もしています。

 

持ち霊は盗賊の蜥蜴郎、媒介は木刀を利用しています。

ファウストⅧ世

ドイツ出身の医者のシャーマンであり、外見は金髪のスラッとしたモデル体型で目元のクマと身体の縫合の跡が目に留まります。

 

伝説のネクロマンサー「ヨハネ・ファウスト」の子孫であり、多数の屍を操って戦うことを得意としています。

 

最愛の妻のエリザが強盗に殺害され、よみがえらせる為にシャーマンファイトに参加します。

 

登場初期は冷酷で予選の試合中に小山田まん太を人質に取るなどして麻倉葉をかく乱するなど知能的で卑怯とも言える戦い方をしていました。

 

シャーマンファイト本選前に恐山アンナのイタコの能力で自我を取り戻したエリザと再会を果たしました。

 

その後のシャーマンファイトは麻倉葉と恐山アンナへの恩返しという形でふんばり温泉チームで尽力をすることになります。

 

持ち霊は妻のエリザで媒介はエリザの遺骨を利用しています。

ハオ(前世:麻倉 葉王)

麻倉葉の双子の兄であり、宿敵になります。

 

腰元より長いロンゲと五芒星が衣服に拵(こしら)えており、性格は冷静で人を殺すことを躊躇わない冷酷さを持っています。

 

口癖は弱い相手に対して「ちっちぇえな」と口にします。

 

麻倉家始祖として大陰陽師と名を轟かせますが、幼い頃より人の心を透視できる能力を得てから人間の闇の部分を多く知り、人間を滅ぼし優れたシャーマンだけの世界を作ることを企みます。

 

輪廻転生を自在に操れる能力を手に入れ、理想の世界を作る為に転生をしてシャーマンファイトに参加しています。

 

ハオは輪廻転生を繰り返すことにより125万と他を寄せ付けない巫力を持っています。(一般的なシャーマンは約1~10万の巫力の数値になります。)

 

ハオの考えやカリスマ性に惚れて仲間になっているシャーマン達をハオ組と総称し、シャーマンファイト参加中の三大勢力の中の一つになります。

 

優れた持ち霊は炎の精霊スピリット・オブ・ファイアと非常に強力で媒介は酸素を
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アイアンメイデン・ジャンヌ

三大勢力の一つX-LAWS(エックス-ロウズ)のリーダーをしており、X-LAWSは正義を実現する為の組織であり、メンバーのほとんどはハオに肉親、恋人を殺された元警官や軍人がほとんどになります。

 

見た目は可愛らしい銀髪の少女であるが、普段は拷問器具のアイアンメイデンの中で過ごしています。

 

拷問器具のアイアンメイデンで過ごすことにより瀕死の状態を維持することにより高い巫力を得る為にしています。

 

性格は聖少女と呼ばれるだけあり慈悲深いが戦闘になると躊躇なく相手を殺してしまうのだが、まさに光の速さと呼ぶほどに高速でオーバーソウルを展開します。

 

持ち霊は古代バビロンで信仰されていた太陽と正義の神のシャマッシュ、媒介は拷問器具のアイアンメイデンを使用しています。

サティ・サイガン

三大勢力の一つガンダーラのリーダーをしており、ガンダーラは仏教に属するシャーマンが属する勢力であり、シャーマンファイトで最強勢力であるのに対し殺生戒があるが故に好戦的ではないです。

 

属するシャーマンは神クラスの仏の持ち霊を所持し、巫力を用いた攻撃(オーバーソウルなど)を無効化にできる技を持っています。

 

シャーマンファイト本選時は37歳だが若々しく綺麗な容姿をしており、高い巫力と蘇生術を持っています。

 

持ち霊は大仏のダイニチであり、媒介は腕釧を使用してます。

 

『シャーマンキング』は面白い?見どころ紹介!

見どころ① 個性豊かな登場人物

それぞれが夢や野望を叶える為にシャーマンキングを目指して戦いが広げられます。

 

その夢の影には抱えている暗い過去や悲しい思い出があり、そんな苦しい過去を振り払い明るい未来に向かって進んでいく少年・少女に感情移入することは間違いないです。

見どころ② 戦闘シーンのかっこよさ

シャーマンが使用するオーバーソウルは使用するシャーマンがイメージした形に依存するのだが、それがとにかくカッコいいです。

 

スタイリッシュな武器の形をしたものや近代機械兵器またはエヴ○ンゲリ○ンのようなロボットのようなものまで様々にあります。

 

戦い方もスピード感がある中で破壊的なシーンは手に汗を握らせます。

見どころ③ 宿敵のハオをどうやって倒す!?

宿敵である因縁のハオを倒すまで物語は続きますが、そもそもどうやって倒すかを連載当時は友人と談義したものです。

 

後述しておりますがハオは前世の大陰陽術と高い巫力、そして破壊力とスピードを兼ね揃えた炎の精霊スピリット・オブ・ファイアと死角がないです。

 

倒したところで輪廻転生の術を持っている為、また来世で蘇るとかなり厄介です。

 

最後の戦いは予想だにしない結末がありますが、皆さまの目でお確かめください。

『シャーマンキング』アニメ化情報!

2001年にテレビ東京系列にてアニメ化をして約1年ほど放送されました。

 

その際にアニメオリジナルの話やキャラクターが登場しています。

 

まだ漫画も連載中ということもあり、アニメでは漫画とは異なる終わり方をしています。

 

2021年4月からは『SHAMAN KING』として原作オリジナルを再現する形で再アニメ化されました。

 

原作オリジナルということもあり、待っていたファンにはこれ以上に無い朗報でした。

 

キャストは大半が前回声優を務めた大物ばかりで新しく見直しても違和感がなく、キャラクターデザインも漫画をより再現されています。

 

2022年4月に最終回を迎えたが、続編の制作決定が発表され待ち遠し限りです。

 

『シャーマンキング』作者の武井宏之とは?

1972年5月15日生まれの青森県東津軽郡蓬田村出身であり、1994年に恐山アンナの原点ともいえる『ITAKOのANNA』で手塚賞を受賞します。

 

1997年には『週刊少年ジャンプ』にて『仏ゾーン』で連載デビューをします。

 

『仏ゾーン』はシャーマンキングでのガンダーラへのモチーフにされてる点が多く、武井先生は仏教やシャーマニズムなどの宗教的な題材をメインの作品が多く出していたが、次第にメカニックを題材とした繊細で重厚感のある作品にシフトチェンジをしています。

 

武井先生はガンダムを小さい頃から好きだったのも影響しているのかもしれませんが、私は武井先生のキャラクターデザインや絵のタッチは洗礼されており目を奪われます。

 

今後とも武井先生の活躍を楽しみに待ちたいと思います。

 

『シャーマンキング』序盤ネタバレ紹介!

『第1話 幽霊と踊る男』

「すっかり遅くなった!これじゃ終電に間に合わない……!」

 

夜の遅くの塾の帰り終電に乗り遅れそうな少年、小山田 まん太(おやまだ まんた)。

 

彼は終電に間に合うようにするために普段は使わないお墓がある道を行こうとします。

 

「お前…何を急いでるんだ?」

 

そんなお墓を進むまん太に声をかける少年が一人いました。

 

こんなところにいる少年が人ではないと思いまん太は幽霊の二文字が頭によぎります。

 

バカなことを考えている場合ではないと思った彼はすぐに帰ろうとしますがお墓の少年はまん太を引き留めます。

 

「今日は星が良く見えるんだ。みんなで眺めようぜ」

 

まん太は一人であるのにもかかわらずそのようなことを言うのはおかしいと指摘します。

 

するとお墓の少年は、「ここの墓場のみんなと見るのさ!」と先ほどまでまん太の目には見ることが出来なかった幽霊たちを見てしまいます。まん太は非常に驚いてしまい絶叫を上げてしまいます。

 

後日、まん太は学校で幽霊を見たことをクラスメイト達に話します。

 

しかし、クラスメイトは誰も相手にしてくれずからかってくるだけでした。

 

では昨日のことは夢だったとでもいうのかと不満を抱えたまま学校のHR(ホームルーム)を迎えます。

 

担任の先生から急遽転校生がクラスに加わること説明されます。

 

転校してきた少年の名前は朝倉 葉(あさくら よう)、なんと先日に会ったお墓の少年だったのです。

 

「みんな!こいつがお墓にいた男だよ!幽霊もこいつと一緒にいた!」

 

まん太は声を上げて主張をしますが、「幽霊?いるわけないだろ。というかお前誰?」と一蹴されてしまいます。

 

このことが気に食わないまん太は真相を暴くため葉の正体を暴くために尾行を始めます。

 

しかし、3時間も尾行をしたのにも関らず葉はただ橋の上で川を眺めているだけであり、「自然と一つになるのは気持ちいいなー」とのんきなことを言っていました。

 

怒りのあまり挙動不審な行動をとったまん太は葉に見つかってしまいます。

 

その後、まん太は学校のことを葉に謝られます。

 

「学校で秘密がバレたら大変だからな。実はオイラは霊が見えるシャーマンなんだ」

 

身の上話をされたまん太であったが、シャーマンについては全然知らないことだったので愛用の国語辞典である万辞苑(まんじえん)で調べることにしました。

 

シャーマンは神、精霊、死者の霊などと交流し力を借りること生業(なりわい)としてきたもの達であることを知ります。

 

そうは言っても幽霊やシャーマンは眉唾な話であるためまん太は心の彼の話を信じることができません。

 

しかし、まん太はそのようなことを考える反面、葉の自由で誰にも縛られない行動を羨ましく思います。

 

場面は移り、先日まん太と葉のいたお墓に木刀の竜を名乗る男とその取り巻きのメンバーがいました。

 

木刀の竜はお墓のことをベストプレイスと呼ぶ場所を別の人物が侵入し荒らされたことを相当怒っていました。

 

怒りのまま600年前の伝説の侍である阿弥陀丸(あみだまる)の墓を倒し破壊してしまいます。

 

「祟りだなんだかしらねぇが、住宅事情は霊にやるほどの余裕は厳しいんだよ…!どうせ手も出せねぇしな!」

 

そんなことをしているとお墓の近くを通りかかっていたまん太が木刀の竜一行に見つかってしまい、大怪我を負わされます。

 

後日、まん太は学校でクラスメイトにお墓の近くを通りがかったことをバカにされてしまいとても悔しくも悲しい気持ちになってしまいます。

 

そんな光景に手を差し伸べてくれた人物は転校生である葉でした。

 

葉はその大怪我をさせた人物に仕返しをしに行くとまん太の手を引きますが、まん太は自分を助ける理由なんてないと大声を出しますが「助けるだろ、友達だから」と心強い言葉を投げかけます。

 

そして、気づいたらお墓にいる木刀の竜一行の元にたどり着いた葉とまん太。

 

「お前らのことを幽霊のみんなが迷惑してるって言ってるんだ」と忠告をする葉に対し、「バーカ!霊なんているか!やれるものならやってみろ!」と葉と幽霊をバカにする木刀の竜一行。

 

「そんじゃ見せてやるよ。なぁ、阿弥陀丸」というと彼の元に一人の伝説の侍である阿弥陀丸が姿を現します。

 

「憑依!」

 

その一言と共に葉の中に阿弥陀丸が入っていきまるで伝説の侍の如く立ち振る舞い、木刀の竜一行を倒してしまいます。

 

「彼がいつもどこか抜けていたのは自分の心を殻にするためだったのか。だからこそできるのか…シャーマンの力」

 

阿弥陀丸の力を借りて木刀の竜一行を倒した葉はお墓の霊たちに感謝されます。

 

その姿を見たまん太は霊の力であの世とこの世を結ぶそんな力を持ったシャーマンである葉に感動し、自分たちの物語の予感を感じ取るのでした。

『第2話 待つ侍』

お墓の前でくつろいでいた葉とまん太はシャーマンとしての修行とその事情について話し合っていました。

 

葉はシャーマンとしての強さで必要なのは仲間にする幽霊の強さによって決まること、そしてその仲間を集めるために東京に来た事を話します。

 

「ってなわけで阿弥陀丸。仲間になってくれ」と事情を話した後にいきなり阿弥陀丸を仲間にしようとお願いしますが、前に一度協力したがそのまま協力するつもりはないと断られてしまいます。

 

その後、葉とまん太は彼を仲間にする手立てを見つけるため阿弥陀丸が使っていた刀である春雨(はるさめ)が展示されている資料館へと訪れます。

 

「刀なんて見ても手掛かりにもならないんじゃ…」とまん太は愚痴を零します。

 

しかし、その刀には幽霊である最助(もすけ)という男が取り憑いており彼は過去に阿弥陀丸と春雨を分かち合った大親友だというのです。

 

最助と阿弥陀丸は孤児同士で共に戦国時代を生きるために鍛冶屋と侍として生きていました。

 

とある日に領主に春雨を献上したところそれを気に入られ仕事に就くことができたが、領主はこれ以上新しい春雨を作られないように阿弥陀丸に最助を殺害するように命令されます。

 

最助も領主も裏切れない阿弥陀丸はこのことを最助に話し、この話を聞いた最助は彼の持つ春雨を預かり最高の春雨をもって丘で落ち合い逃げることを約束します。

 

しかし、これに気づいていた領主は手下に最助を殺害させて丘に待つ阿弥陀丸も殺害するように仕向けます。

 

「ぐへへ、待ち人は来ないぜ阿弥陀丸」

 

「言うな。…何を言われても拙者は離れぬ。…約束だからな」

 

全てを悟った阿弥陀丸でしたが友の約束を破ることをせず数多の手下を斬った伝説の侍となりました。

 

このことを悔いていた最助の話を聞いた葉は最助に自分の体を貸して阿弥陀丸に会うことを提案し、自分の体に最助を憑依させます。

 

しばらく時間が立ち、葉とまん太は阿弥陀丸の元に訪れます。

 

「『約束を果たしに来た』だとさ」と葉は阿弥陀丸に対して話します。

 

自分の体に最助を憑依させた後、彼は春雨をうち完成させ阿弥陀丸の元へ渡すように葉にお願いしたのです。

 

最助は刀をうった後は阿弥陀丸に顔を合わせずあの世に成仏していしまいました。

 

「今すぐにでも説教をたれたいところではあるが、拙者があの世に行くのはまだまだ先になるでござるな」

 

そう彼は葉の仲間になることを心に誓うのでした。

『第3話 未看板』

葉とまん太は朝から学校に遅刻しそうになっていました。

 

理由は葉が待ち合わせの約束をしたのに遅刻をしたからです。

 

あわただしい朝を迎えるなか、唐突に葉は落ちてきた看板の下敷きになってしまいます。

 

幸いにも無事でしたが、葉は理由もわからないのに何故か何度も落ちてきてしまう看板の下敷きになってしまったとまん太に説明されます。

 

その話を聞いた葉は困った様子をしましたが、まん太はその様子に疑問を持ちます。

 

「そんなことより、今日の剣道の試験は大丈夫なの?」と葉のことを心配しますが「問題ないでござるな」と葉の中に憑依した阿弥陀丸難なく試験をクリアしてしまいます。

 

他にも授業の役に立ちそう仲間を作ったことを葉は嬉しそうに話しますが、まん太はその様子にとても怒っていました。

 

「卑怯だよ!テストは自分の力でやるものだろ!他人の力を借りるなんて言語道断だ!」

 

「いや、オイラはシャーマンになるんだから他人の力を借りるのがオイラの力だぞ?」と自分に非はない事を伝えます。

 

そのことを許せないまん太は怒りを葉にぶつけ逃げるようにその場を去ってしまいます。

 

葉の元を離れたまん太は葉への怒りを愚痴りながら帰り道を歩いていました。

 

怒りが収まらないなかで剣道の試験ための着替えの時に見た葉の体の傷を思い出します。

 

もしかして、葉も陰ながら努力していることがあるのかもと脳によぎりますが普段の見るのんきな性格からそんなものはないと考えを止めます。

 

まん太はそんなことを考えて道を歩いていると例の看板が落ちてくる場所に気づいたら着いていました。

 

そこでまた看板が落ちてきて下敷きになりそうなところを護衛としてひそかについてきていた阿弥陀丸にまん太は救われます。

 

そして看板をよく見てみると悪霊が憑りついていました。

 

まん太は悪霊に襲われるも護衛をしていた阿弥陀丸に助けられます。

 

「葉くんは普段からこんな悪霊にかかわっていかないといけないのか…!」と葉が普段どのような幽霊たちと接していかないといけないかを身をもって経験します。

 

しばらく悪霊と交戦している阿弥陀丸は悪霊の強さに押し負けてしまいます。

 

「霊同士の勝負は拙者の今までの糧や技量などは通用しない…。思いの強さが勝負を決めるのでござる…・あやつの思いは他の霊たちをは比べ物にならない…。なぜそのような思いがここまでの悪霊にしてしまったのでござろう…」

 

悪霊の思いの強さに押される阿弥陀丸は苦戦を強いられます。

 

「シロ!シロ!シロ!」

 

悪霊は叫びをあげながら襲い掛かりますが、そこに葉が現れます。

 

「これだろ欲しいのは。白いペンキだろ」と白いペンキをもって現れます。

 

葉はこの悪霊のことを調べており、調べた結果この白いペンキにたどり着いたというのです。

 

このことで悪霊の怒りを買ってしまった葉は悪霊に攻撃され怪我を負います。しかし、葉は抵抗する様子を見せません。

 

「葉殿はわざと攻撃を食らったのでござる。自身の存在を悪霊に気づかせるために」

 

そして葉は悪霊の生い立ちを語り始めます。

 

悪霊は一年前看板を描いていた時に白いペンキを取ろうとしてバランスを崩し、道路に脚立ごと倒れてトラックの下敷きになったのだといいます。

 

「未完成の看板を残すのが嫌だったお前は成仏できずに地縛霊になった。お前みたいな悪霊も何とかするのがシャーマンだ。オイラの体でやり残したことをやるんだ、看板屋のかん太」と彼に声をかけると悪霊は生前の姿を取り戻します。

 

「そんなことが…できるのか?あんたは一体何者なんだ…」

 

「シャーマン!あんたと同じで自分の仕事に誇りを持っているもんだよ」

 

こうして葉はかん太に自身の体を貸して看板を完成させ、看板はもう二度と落ちることは無くなりました。

『第4話 ソウル・ボクシング』

熱い日差しの中、葉とまん太は二人でおしゃべりをしていました。

 

するとそこに大きな声が聞こえてきます。

 

そこにはかつて不良だったがボクシングの才能に恵まれていたため才能を買われたが不良に逆戻りしてしまった飛内 達志(とびない たつし)が怒りのまま暴力を人にふるう姿がありました。

 

彼は才能を見込まれ日本で一番強いチャンピオンであったボクサーのボクシングジムに通っていたがチャンピオンが事故で死んでしまったためボクシングジムが潰れたため、不良に戻ってしまったというのです。

 

「ああいうのは危険だから関わらないに限る…」とまん太は呟きますが、葉はそんなことはお構いなしに彼に声を掛けます。

 

しかし、飛内の機嫌はとても悪く暴力を振るわれてしまいます。

 

「死んだ師匠だと?二度と名前を出すな。殺すぞ」と言い残します。

 

その後、保健室で怪我の治療をしながら飛内とチャンピオンの霊に興味を抱き調査をすると言い出します。

 

時間が立ち夜に変わり、潰れてしまっていたボクシングジムにボロボロになった木刀の竜一行がいました。

 

彼らはボクシングジムに訪れていた飛内に見つかり全員倒されていました。

 

「俺たちのベストプレイスがまた見つかったと思ったのに…。ちくしょー!こんなボロボロジム二度と来てやるかボケー!」と木刀の竜一行はすたこらと逃げていきます。

 

木刀の竜一行を倒した飛内は物思いに耽(ふけ)ります。

 

「勝手に死にやがってクソヤロー…。俺に勝ってボクシングを勝手に押し付けて…あんたを倒すために強くなったのに…。俺に生きがいを与えたのに…。俺の拳はこれから誰に向けりゃいんだよ…。ちくしょー…」

 

自分の心を静かに呟きます。

 

「それはもうボクシングやるしかないだろ。だから闘ろうぜ。オイラと」とボロボロのリングに準備をしていた葉が現れます。

 

意気揚々と現れ葉は飛内を煽ってボクシングをするよう仕向けます。

 

「お前みたいなガキがボクシングを語るんじゃねぇ…!」

 

煽られた飛内は葉の勝負を買ってリングに上がります。

 

「葉くん大丈夫かな?相手はボクシングの天才だよ?」

 

「大丈夫でござるよ、葉殿には最強の味方が憑いているでござる」

 

勝負が始まった葉は彼の師匠であるチャンピオンを憑依させ飛内を圧倒します。

 

「師匠の真似事でここまでやるなんて…。ふざけるな!本気を出させてもらうぞ!」

 

その言葉を聞いた葉に憑りついたチャンピオンが声を上げます。

 

「クソガキが!いつまでも甘えやがって!まだ直ってねぇようだな!その逃げ根性今度こそ叩き直してやる!」

 

そういうとチャンピオンの必殺パンチであるソウル・フックを思い切り飛内の顔面に叩き込みます。

 

チャンピオンと同じ拳を食らった飛内はチャンピオンの面影を感じ取り、自分を叱った時の笑顔を思い出します。

 

「また…ボクシング…やりたくなっちまったな…」

 

その後彼はチャンピオンの姿と思いを思い出しリングへと復活し後継者と呼ばれるようになりました。

『第5話 侍ボディーガード』

葉とまん太は駄菓子屋に来ていました。

 

葉は何故かかき氷を二つ買い位牌を取り出します。

 

「それ何に使うの?」とまん太に質問されます。

 

「こう使うのさ」と位牌を置いてかき氷をお供えします。

 

すると位牌から阿弥陀丸が現れ、まん太は驚いてしまいます。

 

葉は位牌を携帯することで阿弥陀丸をいつどこでも呼び出せることを説明してくれます。

 

「こうやっていつでも出てきてくれるから、阿弥陀丸は最高のボディーガードなんだ。オイラはとても助かってるんだ」

 

そのことを聞くと阿弥陀丸は非常に喜び上機嫌になります。

 

その様子を見たまん太は二人の信頼関係を羨ましく思います。

 

しばらくすると駄菓子屋のおばちゃんが慌てて二人に駆け寄ります。

 

「火事だよ!火事!ビルの上が火事だから逃げるんだよ!!」

 

その話を聞き現場を訪れるとビルの上が大火事になっていました。

 

葉は中に逃げ遅れた人がいないかを気にして阿弥陀丸にビルの中を見てきてもらうようお願いします。

 

霊は火の中や水の中も行くことができ、壁もすり抜けれるので確認が早いと葉は説明します。

 

阿弥陀丸が確認し終えると屋上に子供達が逃げ遅れていることを報告してくれます。

 

しかし、阿弥陀丸が見る限り消防車の到着が渋滞で遅れることも気づきます。

 

それを見かねた葉は大量の水をかぶり、ビルに突撃しようとします。

 

「葉殿。ここを通すわけにわ行きませぬ、子供達を見殺しにはしたくはないでござるが、葉殿に死なれるわけにはいかないでござる!」

 

阿弥陀丸は声を上げて葉の行く道を阻みます。

 

しかし、この言葉を聞いた葉は「そうか…。それならオイラを死なすわけにいかないな。頼んだぞ阿弥陀丸」と笑いながらビルに突撃していきます。

 

葉の危険を感じた阿弥陀丸は葉の中に憑依します。

 

「まったく…危険を顧(かえり)みず突っ込むとは…。死なすなとはよく言ったものだな。拙者が葉殿の命を守るよう動けということでござるな。…主の使命はこの阿弥陀丸が見事果たして見せようぞ!」

 

しばらく、ビルの火事を眺めていたまん太とやじ馬たちはビルの屋上から防火用の水用タンクが破裂して壊れるのを目撃します。

 

そして屋上から葉が現れ子供達を救うことに成功しました。

 

「やれやれ…葉殿のボディーガードも楽ではないでござるな…」

 

そういいながら火事の騒動は一件落着となりました。

 

「…ほう。あいつの霊。なかなかいいじゃないか」

 

その様子を陰から見ていた者も現れ、葉とまん太は大きな流れに巻き込まれていくのでした。

『第6話 もう一人のシャーマン』

「すっかり遅くなった!これじゃまた終電に間に合わない……!」

 

夜の遅くの塾の帰り終電に乗り遅れそうな少年、小山田まん太。

 

彼は終電に間に合うようにするために最近は通ることに慣れたお墓がある道を行こうとします。

 

「お前…何を急いでるんだ?」

 

そんなお墓を進むまん太に声をかける少年が一人いました。

 

まん太はこの状況に既視感を覚え朝倉 葉のことを思い出します。

 

しかし、そこにいたのは葉とは別の人物でした。

 

「キサマも霊が見えるのだろう?」と声のする方向を見るとそこに少年の姿はなく、まん太は背後を取られていました。

 

「頼みがあるんだ。オレは蓮(レン)。お前のツレであるのんきそうな男に伝言だ。キサマのサムライの霊はオレの物となるとな」

 

そういうと中国の武将の霊を出現させてまん太を驚かせます。

 

次の日に学校でまん太は葉にこのことを伝えますが、葉はあまり気に留めてない様子です。

 

「いや…オイラ、シャーマンは世界中にたくさんいるって言ったろ?」

 

「その少年が阿弥陀丸を自分の物にするっていってるんだよ!?」

 

その一言を聞くと少し危機を感じたのか葉は真剣に話を聞く姿勢を見せます。

 

その後、話を聞くために改めてファミレスを訪れます。

 

ファミレスで蓮という少年の話を聞きながらしゃべっていると外からチンピラに絡まれている蓮がいるところを目撃します。

 

蓮はチンピラが止めていた車が邪魔で気に入らなかったので蹴りを入れて傷をつけたそうで、チンピラはそのことに腹を立てていました。

 

「車に乗る害虫共が。キサマらのやっていることはこの地球を汚す害虫と変わらないのだ」とチンピラを蓮が煽るとチンピラ共は蓮に襲い掛かります。

 

しかし、蓮はチンピラ共を拳法で返り討ちにしてしまいました。

 

その純粋な人の強さを見た葉は本当に彼がシャーマンなのかを疑問に思います。

 

そして、怒りの頂点に達したチンピラは車に乗り蓮を車で轢こうとします。

 

「やはり害虫はここで処理すべきか…。来い!馬孫(ばそん)!中華斬舞(ちゅうかざんまい)!」

 

と中国の武将の霊である馬孫を出現させて自身に憑依させます。

 

そして、馬孫の力を使い、青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)で車を真っ二つにしてしまいます。

 

「害虫の生命力はすさまじいな。だからこそ死ね」

 

そして蓮は車から降りたチンピラにとどめを刺そうします。

 

「やめておけって」とその様子を見た葉は蓮の行動を止めます。

 

「お前…シャーマンが人の命を奪うなんてどういうつもりだ」

 

「こんな地球を汚すような害虫どもにムキになってどうする。こいつらのような腐った人間がいくら死のうとオレは構わない。俺は道 蓮(タオ レン)。シャーマンの王としてこの世界を浄化する王となる男だ」

 

蓮は高々に宣言し、葉と蓮は殺伐(さつばつ)とした空気の中、静かに向き合うのでした。

『第7話 SHAMAN×SHAMAN』

「さぁ、キサマのサムライの霊を俺に寄越せ」

 

「いやですが」

 

重々しい空気が流れ蓮が葉に阿弥陀丸を献上するように葉に命令するが、あっさり葉が断ったため周りのまん太や阿弥陀丸、そして蓮自身も面を食らいます。

 

「友達の阿弥陀丸をモノ扱いするなんて意味の分からんことを言うな!」と蓮に対してもの申します。

 

「友達だと?…フハハハハ!霊などシャーマンの力を引き出す道具に過ぎない。友達などもってのほかだ」と霊を軽んじる発言をします。

 

この言葉に葉も怒りを表し、二人には静寂の時間が訪れます。

 

この様子を見たまん太はシャーマンたちが睨み合い片方が刃物を出している状況を見て異常な事態が起きていることを感じます。

 

「キサマはあのサムライの霊の力を使いこなせていない。この強いオレにこそ相応しい霊なのだ。キサマが渡さないというなら力ずくで手に入れるまで」

 

「お前と一緒にいる武将も道具扱いしているのか。お前がどんな奴は知らないが、霊を、友達を道具扱いするのは許せん!」と葉と蓮は互いに霊を憑依させて戦闘を始めます。

 

激しい攻防の中で蓮は渾身の中華斬舞を出します。

 

その中華斬舞は車を真っ二つにした技であり当たったらひとたまりもありません。

 

しかし、葉の中に入った阿弥陀丸は根性でそれを受け流し攻撃を防ぎます。

 

「フハハハ!素晴らしいぞ阿弥陀丸!キサマがなおの事欲しくなった。お遊びは終わりだオレの100%を見せてやろう!」

 

そういうと蓮は馬孫と完全に憑依し、100%の馬孫の力を顕現させた中華斬舞を繰り出します。

 

その攻撃には葉と阿弥陀丸も対応することが出来ず、攻撃をもろに食らってしまいます。

 

「キサマとオレとじゃ完全に格が違うのだ。阿弥陀丸はオレが頂く」

 

そういうと葉は血を流しながら地面へ倒れ、蓮は返り血を浴びながら恍惚とした表情で勝ち誇るのでした。

『第8話 憑依100』

「うわあああああああああああああ!葉くんと阿弥陀丸が負けたああああ!そんなあああ!」

 

地面に倒れこむ葉を見てまん太は絶叫します。

 

周りのやじ馬たちも慌ただしく騒いでいます。

 

「フン、甘いのだ。こいつは」と周りの喧騒に目もくれず冷静に語ります。

 

「霊を完全に顕現させるには二つの魂を制御しきらなければならない。友達だと言うこいつに霊を支配など出来ないのだ。シャーマンとは自らの意思で霊を行使する存在。100%支配し道具として使えないこいつに100%の霊の力など使いこなせるわけがないだろう!」とシャーマンとしての力のあり方について語ります。

 

「優れたに乗っても操縦士がクズどと話にならんのだ。だからこそ、オレのような優秀な操縦士が必要なのさ。だから、安心して死ぬといい。阿弥陀丸はオレが使いこなしてやるよ」と倒れこんだ葉にとどめを刺そうとします。

 

「阿弥陀丸は乗り物じゃねえ!友達だ!」

 

なんと、倒れていた葉はそういうと傷を庇いながら立ち上がります。

 

「葉殿…すまぬ…拙者がもっと強ければ…」

 

と自分の不甲斐なさを阿弥陀丸は悔やみます。

 

しかし、葉は阿弥陀丸は悪くないと成仏して逃げるように伝えます。

 

「なんだと!キサマ持霊を捨てるのか!?」

 

「阿弥陀丸を渡すくらいなら全然マシだ!」と蓮に対して舌を出して強がります。

 

その強がりに怒りを表した蓮は葉に今度こそとどめを刺そうと襲い掛かります。

 

しかし、その前に阿弥陀丸が葉を庇うように立ちはだかります。

 

「拙者は成仏出来ませぬ!主君の、葉殿のこの世に置いていくという未練があるでござる!」

 

「阿弥陀丸…おまえ…!」

 

葉を庇う阿弥陀丸と手負いの葉に蓮の憑依100%の中華斬舞が襲い掛かります。

 

もう駄目だと思った次の瞬間には蓮の中華斬舞は受け止められていました。

 

蓮はその姿を見て焦りこの土壇場で100%憑依が出来るはず疑います。

 

「出来るさ。オイラ達の気持ちは一つになった。お前を倒す。その気持ちがな」

 

そして、気持ちが一つになった葉と阿弥陀丸は構えに入ります。

 

「あ…あの構えは600年前に見せた伝説の千人斬りの構え…!如来(にょらい)!」

 

そしたその構えから葉と阿弥陀丸は必殺技を放ちます。

 

「オイラ達の気持ちが一つになった…。それがこの答えだ!阿弥陀流後光刃(あみだりゅうごこうじん)!」

 

この技を食らった蓮は葉がこの土壇場で憑依100%を成し遂げたことに驚愕し、葉にもシャーマンキングになる資格があるかもしれないことを予感します。

 

まん太はこの戦いの終わりを見届け、この戦いの意味とシャーマンキングの意味、そして朝倉 葉が一体何者であるかを改めて考えることとなりました。

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