死役所19巻無料ネタバレ!タダで漫画読む方法伝授!深まる謎・・・あの人と『加護の会』との関係とは?

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『死役所』19巻を無料で読む方法とネタバレが知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

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『死役所』19巻 ネタバレ紹介!

第88条 社会貢献①

「はい大原(おおはら)です」

 

高齢の女性が、そう言いながら電話に出ました。

 

電話をかけてきた相手は警察官を名乗ります。

 

安否確認を行っているのだと言って、女性に家族構成や不安なこと、経済事情などを事細かに聞いていきます。

 

聞かれた女性も息子の名前や勤め先、奥さんの名前まで正直に話していきました。

 

その頃、死役所の自然災害死課では強面(こわもて)なイガラシが、にこやかな顔をしたシ村(しむら)に自然災害死課は忙しさの落差が激しいと愚痴っています。

 

この日は暇なようで、イガラシは他の課に手伝うことはないかと聞いてまわることにしました。

 

その様子を見た人為災害死課の岩シ水(いわしみず)はシ村にイガラシはヤクザなのかと聞きます。

 

シ村いわく、イガラシは元ヤクザのようです。

 

それを聞き、恐喝や暴行、詐欺などを行うヤクザは怖いと話す岩シ水にシ村は「イガラシさんがおっしゃるに、ヤクザは詐欺をやらないそうですよ」と告げます。

 

場面は変わり、冒頭の電話で会話をしていた高齢の女性、大原に再び電話がかかってきます。

 

電話にでると、相手は力なく大原の息子の名前である「正文(まさふみ)」と名乗りました。

 

どうしたのかと大原が聞くと、正文は突然泣き出してしまいます。

 

大原が困惑していると、電話の向こうには正文以外にも人がいるようで、代わりに話すかどうかのやりとりをしています。

 

すると弁護士を名乗る伊藤(いとう)という男性が正文と代わりました。

 

伊藤は大原に、正文が会社の上司の奥さんと不倫をして、妊娠させてしまったのだと話します。

 

突然の話に動揺しつつも詐欺を疑う大原ですが、自分から正文と名乗ったことを思い出します。

 

戸惑う大原に突然受話器からの怒号が襲いました。

 

怒号を浴びせてきた声の主は田中(たなか)というらしく、凄まじい剣幕で大原に「どんな育て方をしてるんだ」と正文の不倫を責め立てました。

 

そこに伊藤が田中をなだめながら再び電話を代わりますが、ガシャンという大きな音に大原は怯えてしまいます。

 

正文の安否を確認する大原に伊藤は、田中が椅子を床に叩きつけたこと、正文にケガはないことを伝えます。

 

その間にも電話の向こうでは田中が不倫のことを正文の奥さんにバラすと正文を脅している声が聞こえてきます。

 

伊藤は、現在中絶費用と慰謝料の話し合いをしているのだと大原に伝えました。

 

しかし、正文は家のお金を使うと奥さんに不倫のことがバレてしまうから出来ないと言っているのだと聞いた大原は自分が払うと言います。

 

伊藤から150万円を用意したらするようにと言われた大原は承諾し、会社は奥さんには内密にして欲しいと懇願(こんがん)します。

 

「わかりました」

 

「本当にありがとうございます、お母さん」

 

そう話すスーツ姿の男性の両脇には同じくスーツ姿の男性が2人います。

 

3人は室内の長机に座り、その机の上には大原の名前と家族構成や家族の名前などの情報が記載された書類があります。

 

その内容は冒頭の警察官に大原が話した内容と同じでした。

 

今までの一連の会話は警察官の電話を含めて全て大原をだましてお金をとるためのお芝居だったのです。

 

伊藤は弁護士でもなければ、伊藤という名前ですらなく、本名は青柳(あおやぎ)という詐欺グループの一員でした。

 

「Aチームの本日の売上150万!」

 

大原から150万円をだまし取ることに成功した青柳達は幹部である多胡(たご)から賞賛されます。

 

その日の夜、青柳は多胡と高級焼肉店に来ていました。

 

最近調子が良いと褒める多胡に青柳は多胡が用意した名簿のおかげだと多胡を立てます。

 

気を良くした多胡に青柳は続けます。

 

「多胡さんは高校の時から俺の憧れっスもん!」

 

青柳は多胡を尊敬しているようで、多胡を真似て被災地に10万円の寄付したと嬉しそうに話します。

 

自分は100万円寄付したと話す多胡にますます尊敬の眼差しを青柳はおくります。

 

青柳がイモリのタトゥーを入れた話になり、背中に龍入れたりするなよとからかう多胡に青柳はヤクザの真似だけは絶対にしないと断言します。

 

青柳の家は昔、しょっちゅうヤクザが借金の取立てに来ていました。

 

そんな時に多胡が今の詐欺グループに青柳を誘い、結果借金を完済する事が出来たのだと、青柳は多胡にお礼を言います。

 

多胡は青柳の良いところは根性があるところと素直なところと大切なものがあるところだと話し、これからも頑張るようにと伝えます。

 

尊敬する多胡に褒められた青柳は嬉しそうにしました。

 

店から出て、話しながら歩く多胡と青柳は酔っ払いに絡まれます。

 

青柳は喧嘩腰になりますが、多胡は素直に謝り、その場はおさまりました。

 

腹が立たないのかと青柳は多胡に聞きますが、格下の言う事にいちいちムカつかないと話す多胡に青柳は再び尊敬の眼差しをおくりました。

 

翌日、2750万と書かれたホワイトボードを指して多胡は、青柳含む6名が1ヶ月で稼いだ額だと話します。

 

いまいちピンとこない青柳達に多胡は「お前らは最高だ」と青柳達を賞賛すると、青柳達は喜んで盛り上がります。

 

さらに多胡は高齢者達の貯金は「死に金」だと言い、自分達がそれを騙しとって使うことで経済を回しているのだと熱弁します。

 

ただし、下手な散財と薬はやるなと念を押しました。

 

そして、足がつかないように定期的に拠点を変えているのか拠点を「店舗」と称し、次の「店舗」が決まるまで気を引き締めるようにと青柳達に言います。

 

さらに多胡は青柳達に「2本プレイヤー」にも「3本プレイヤー」にもなれる人材だと激励し、この日は解散となりました。

 

「2本プレイヤー」とは、1人で2000万円稼ぐという意味らしく、それを聞いた青柳は帰りの電車の中でお母さんのために家を買おうかと考えます。

 

「かーちゃん、ずっと苦労してるもんな」

 

そう思った青柳の脳裏に幼い頃の青柳とお母さん、そして、青柳のお母さんに詰め寄るスーツ姿男達のビジョンが映ります。

 

何もしない時間があるとよく幼い頃にヤクザから受けた仕打ちを思い出してしまう青柳は、何かしていたいと気持ちが焦ります。

 

ふと、会話の中で多胡からネクタイを買い換えろと言われたことを思い出し、とりあえずネクタイを買いに行くことにしました。

 

デパートでネクタイを見ているとカエル柄のネクタイが目に入ります。

 

多胡がカエルのタトゥーを入れていることから青柳は購入を決めます。

 

買い物が終わり、青柳はお母さんに電話をかけました。

 

ご飯はちゃんと食べているのかとお決まりの会話をした後、青柳は「まとまった休みが取れたから家族皆で温泉に行こう」と話します。

 

お金は自分が出すし、家族と過ごしたいのだと話す青柳にお母さんは感謝して「いい会社に入れて本当に良かったね」と言います。

 

お母さんとの会話が終わり、帰ろうとすると、時計屋の前を通りがかりました。

 

なんとなく値段を見るとどれも数十万もする時計ばかりです。

 

青柳は、高いと思いながらも「でもこのくらいならキャッシュで普通に買えるんだ」と思い、口元に笑みを浮かべます。

 

俺、多胡さんに近付けてる

 

青柳はそう思いました。

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第89条 社会貢献②

自殺課のニシ川(にしかわ)は死者としてきた人に「あなたは被害者なんだから堂々としてればいいんですよ」と話しています。

 

そう言葉をかけられた人はしょんぼりしながらお礼を言ってその場をあとにします。

 

シ村はニシ川に「事件を苦に自殺した方ですか?」と声をかけます。

 

どうやら詐欺被害にあい、それを息子に散々責められた事で責任を感じて自殺してしまったようです。

 

ニシ川は馬鹿馬鹿しいとため息をつきます。

 

そして、責める息子も息子だと呆れます。

 

「今度は息子が来るのではないか」とシ村と話すニシ川は自殺の連鎖はめんどくさいとげんなりします。

 

「犯人は何を考えてるんでしょうね」と言うニシ川にシ村はこう言いました。

 

「『騙される方が悪い』ではないですか?」

 

ニシ川は納得します。

 

場面は変わり、青柳が運転する車の中で弟の蓮(れん)が大きな声で歌っています。

 

青柳が声の大きさを注意すると、歌っていないと妹の聖良(せいら)が酔うのだと言い返します。

 

青柳達は車を停めて少し休むことにしました。

 

聖良は酔い止め薬は高いからと遠慮して飲まなかったようです。

 

自身も幼い頃色々遠慮していたことを思い出す青柳は、蓮と聖良には「なんでも好きなことやってほしいな」と思いました。

 

再び車に乗った一同は、聖良のために歌を歌いながら楽しそうに目的地に向かいます。

 

青柳達は家族水入らずの旅行を堪能(たんのう)し、宿泊先の温泉に入りました。

 

青柳と一緒に温泉に入る蓮は、親子連れを見かけたことで気になったのか「おれらのとーちゃんってどんな奴?」と聞きます。

 

青柳は表情が固まります。

 

覚えてないと言う青柳に連は当時青柳が小学6年生だったことを指摘し、信じません。

 

「ほとんど家にいなかったから本当に覚えてねーの」と言われ残念そうにする蓮にそろそろ上がるように青柳は促しました。

 

お風呂上がりにお母さん達と合流し、青柳はアイスとビールを奢ります。

 

蓮と聖良が寝静まった後、青柳とお母さんはビールを一緒に飲みます。

 

至福だと話すお母さんに「10年後には蓮と聖良とも飲みたい」と青柳は話します。

 

「蓮はうるさいし、聖良は気い遣いすぎだけど」

 

「2人ともすげーかわいいよな」

 

そう話す青柳にお母さんは自分の子だから当たり前だと返します。

 

そして、青柳に苦労をかけてしまったことを謝りました。

 

お父さんの愚痴を言おうとするお母さんの言葉をさえぎり、青柳はあの時が今の自分を作ったのだと話します。

 

仕事は大変かと聞くお母さんに青柳は「大変だけどやりがいはあるよ」と返しました。

 

「世の中の役に立ってる仕事だから」

 

嬉しそうにそう話す青柳を見てお母さんも嬉しそうに微笑みます。

 

旅行が終わり、アパートに帰ってきた青柳達ですが、青柳はレンタカーを返すためにアパートをあとにします。

 

帰り道に温泉で蓮がお父さんについて聞いてきたことを思い出す青柳は、気分が落ち込んでしまいます。

 

誰かと遊ぼうかとも考えますが、仕事のことを聞かれた時の煩(わずら)わしさを考え、結局次の「店舗」が決まるまで1人で過ごすことにしました。

 

ふとコンビニに貼られた「肉まん始めました」のチラシが目に入ります。

 

青柳は高校時代の多胡と知り合った時を思い出します。

 

バイト代を後輩への差し入れに使っていた多胡は、その光景を見ていた青柳にピザまんをあげます。

 

これが青柳と多胡が知り合うきっかけでした。

 

後日青柳と多胡はプライベートで食事に行きます。

 

そこで談笑した後、多胡は青柳に店長にならないかと切り出します。

 

不安がる青柳にリーダー資質があるから大丈夫だと多胡は背中を押します。

 

満更(まんざら)でもない青柳は引き受けようとしますが、「店舗」の立ち上げ資金源にヤクザも含まれることを知り、躊躇(ちゅうちょ)します。

 

断ろうとする青柳に多胡は家族を人質にするような言葉をかけます。

 

結局話は保留となり、青柳は帰り道で求人のフリーペーパーを見ます。

 

当然真っ当な仕事の収入はどれも安く見え、どうモチベーションを上げて働くのかと青柳は思います。

 

そして、自分がしていることは履歴書に書けない事だということに気づきます。

 

青柳は自分のしていることは詐欺であり、犯罪であることも認識していましたが、多胡から「結果的に経済を動かし、弱え奴を救える義賊(ぎぞく)ってやつだよ」と言われ、それを信じてきたのです。

 

しかし、資金源にヤクザがいることを知り、世の中に回っているお金はヤクザの金だと愕然とします。

 

それでも自分は世の中のために頑張っているのだと青柳は自分に言い聞かせました。

第90条 社会貢献③

幼い頃の青柳の記憶が蘇ります。

 

借金取りらしきスーツ姿の男がお母さんに「店を紹介するからしっかり稼げ」と話します。

 

その会話を幼い青柳は膝を抱えて口を食いしばりながら聞いていました。

 

夜、青柳は多胡に店長の話を断る内容の電話をかけました。

 

やっぱりヤクザと関わりたくないと話す青柳に多胡は家族の話を切り出しますが、青柳は「家族は関係ない」と遮ります。

 

青柳は自分の問題だと話しますが、多胡は「今のヤクザは昔と違ってケチな金持ちからしか金を取らず、筋が通っている」と言い聞かせようとします。

 

それでも断る青柳に「いいもの見せてやる」と多胡は言います。

 

多胡の車で青柳はビルの屋上へ連れていかれます。

 

「いいものとは何か」と青柳が聞くと、「オメエが女だったらイチコロのやつだ」と多胡は答えます。

 

屋上に着くと、そこからは綺麗な夜景が見えました。

 

綺麗だと言う青柳に多胡はこれだけ綺麗でもヤクザの金が動いていると話します。

 

多胡は金は金であり、使い道を間違えなければいいと再度青柳に言い聞かせます。

 

すると、青柳は泣き出してしまいました。

 

青柳は泣きながら高校の時から多胡を尊敬していること、一緒に仕事ができて嬉しいこと、店長の話も嬉しかったことを伝えます。

 

そして、そんな多胡からの頼みでもヤクザだけは駄目なのだと話しました。

 

借金の取立てがトラウマなのは聞き飽きたと言う多胡に、幼い頃の自分がヤクザが怖くて何も出来なかったこと、お母さんが夜の店に連れてかれる時も知らないフリをしたことを語っていきます。

 

さらには、お母さんが夜の店の「研修」として、ヤクザに強姦されたことを話しました。

 

青柳の弟と妹である蓮と聖良は、お母さんがヤクザ達に強姦されてできた子供だったのです。

 

青柳は辞めると多胡に伝えます。

 

今更真っ当な仕事は出来ないと多胡は指摘しますが、青柳は自首すると言います。

 

多胡はそんな青柳に家族を犯罪者の家族にするのかと追い詰めますが、もう無理だと青柳は泣きながら叫びました。

 

そこから立ち去ろうとする青柳を多胡は腕を掴んで引き止めます。

 

そのまま屋上の絶壁の方へと追い詰めて「家族がどうなってもいいのか」と言ってくる多胡に青柳は泣いて許しをこいますが、多胡は「ここから飛んだら家族は見逃してやる」と言います。

 

追い詰められた青柳はそのまま飛び降りてしまいました。

 

イガラシが暇そうに座っているとそこに飛び降りて死んでしまった青柳があらわれます。

 

足から飛び降りたからか立ち上がることが出来ないでいる青柳にイガラシは声をかけます。

 

青柳にタトゥーが入っているのを見たイガラシは「筋者か?」と聞きます。

 

否定するために青柳はイガラシに視線を向けると、体格が良く、小指がないということからヤクザだと判断します。

 

自殺か他殺かと悩んでいるイガラシに自分から飛び降りたのだと青柳は言います。

 

それを聞いたイガラシは青柳を自殺課へ半ば強引に連れていきます。

 

自殺課ではシ村とニシ川が業務のやり取りをしていました。

 

そこへイガラシが嫌がる青柳を抱き上げて椅子に座らせ、シ村達に「客や!」と伝えます。

 

車椅子も用意出来ることをシ村から指摘されますが、担いだ方が早いと言い返します。

 

自殺課の看板を見た青柳は自分は自殺なのかとニシ川に聞きます。

 

誰かに押されたのかとニシ川に聞かれたので自分で落ちたのだと話すと、ニシ川は調べると言って席をたちます。

 

少ししてから戻ってきたニシ川から自殺課で間違いないと言われた青柳は少し残念そうにしました。

 

その様子を見たシ村は「現世では他殺として捜査される可能性もある」と説明します。

 

青柳は、自殺と他殺はどちらがいいのか、もし他殺だったら多胡は捕まるのかなどを考え、困惑します。

 

青柳の経歴を見たシ村は詐欺を行っていたことを指摘します。

 

横で聞いていたイガラシは詐欺はせこいことだと苦い顔をしました。

 

そんなイガラシに青柳は詐欺は高尚な犯罪であり、死に金をいかして経済をまわすダークヒーローだと語ります。

 

しかし当然、シ村からは犯罪の大義名分だと言われ、ニシ川からは高尚ではない犯罪は何かと聞かれてしまいます。

 

それに青柳は殺人や弱い人間を痛めつけることだと返し、自分はそんなことはしないと言います。

 

そんな青柳をイガラシやニシ川はヤクザの下っ端や半グレ扱いしますが、青柳はそれに憤慨して否定しました。

 

一緒にするなと怒る青柳にシ村は「しかし、青柳さんは間接的に人を殺していますよね」と言い放ちます。

 

その言葉を聞いた青柳の表情が固まります。

 

シ村に続いてニシ川も「詐欺にあって自責の念に駆られて自殺する人、結構来ますよ」と青柳に告げます。

 

それはもっとひどい「店舗」の話だと認めようとしない青柳にシ村が追い討ちをかけます。

 

「いえ、青柳さんも今までに2人殺しています」

 

それを聞いてもまだ「金持ちから少し貰うだけだ」と言って詐欺が悪いことだと理解しない青柳にシ村達は、「騙して奪ったりするから追い詰められてしまったのだろう」と話します。

 

死人が出ていることにショックを受ける青柳にニシ川はどうせ知らない人だろうと言いますが、それでも嫌な気持ちにはなるのだと言い返す青柳をニシ川は「半端に善人ぶってる」と指摘します。

 

シ村が「ご家族もまさか青柳さんが犯罪者だとは思ってもいないでしょうねぇ」と言うと青柳はその言葉で家族に連絡することを思い立ちます。

 

しかし、死後の世界でスマホが使えるわけもなく、連絡することが叶わなかった青柳は自分の家族は無事なのかと焦ります。

 

家族も狙われるのではないかとシ村達は話しますが、イガラシは家族は単なる脅しのネタだから殺すことはないと否定します。

 

それを聞いて心の底から安堵(あんど)する青柳を見てニシ川は「そんなに大事な家族がいるなら犯罪なんてしなきゃいいのに」と呆れました。

 

その頃青柳のお母さん達はバスに乗っていました。

 

多胡と会う前に青柳はお母さんにどこか遠くへ逃げるようにと連絡をしていたようです。

 

ただ事ではないことに気づいていたお母さんは、青柳が幼い頃にお母さんを喜ばせるために悪徳商法に引っかかって布団を買った出来事を思い出します。

 

「正直で騙されやすい子だから、心配」

 

そうお母さんは思いながらバスの車内を眺めていました。

 

一方多胡は、青柳とよく行っていた焼肉屋で別の男性に店長の話を持ちかけていました。

 

その男性は喜んで店長を引き受けます。

 

そして青柳に言っていたように男性を特別な存在あるかのように賞賛し、向上心を上げるような言葉をかけます。

 

「ケチな年寄りの死に金、俺達で生かしてやろうぜ」

 

人を殺したあとの人間とは思えないような笑顔を浮かべながら多胡はそう言い、2人は食事を楽しみます。

 

第91条 うちの猫知りませんか

「あんこちゃーん」

 

子供達が声をかけると猫が窓から顔を出します。

 

可愛いと喜ぶ子供達の声を聞いて飼い主である菅沢(すがさわ)は微笑みました。

 

しかし後日、猫が行方不明になってしまったようで、猫の特徴や連絡先を書いたチラシを菅沢は作ります。

 

それを見た菅沢の旦那さんは写真じゃなくていいのかと言いますが、菅沢はケチをつけてくるなと怒ります。

 

心の中で、文句しか言わないと愚痴る菅沢に旦那さんは道を渡る時に左右を確認するように注意します。

 

「子供やないんやけんやめて!」

 

菅沢はまた怒ります。

 

旦那さんと一緒に近所を周り、自治会の掲示板にもチラシを貼りました。

 

あんこがお腹を減らしていないかと菅沢は心配します。

 

ご飯の支度をしていると外から子供達があんこを探す声が聞こえてきました。

 

子供達にお礼を言い、見つけたら食べさせてあげて欲しいと、あんこの好物であるバナナを渡します。

 

再び探しに行く子供達の後ろ姿を見送る菅沢に「道の真ん中でぼーっとするな」と旦那さんが声をかけます。

 

その日の夜、隣で爆睡する旦那さんを見て、あんこが心配ではないのかと呆れる菅沢は寝つけないため新聞を読み始めます。

 

読み始めた新聞に里親募集の欄を見つけ、自分があんこの里親になった時のことを思い出します。

 

忙しさから帰省してこれない娘に旦那さんとの生活は窮屈だと話すと猫を飼うことを勧められたのです。

 

翌日、女の子があんこは見つかったかと菅沢に尋ねました。

 

その女の子もあんこを探してくれていることをしり、菅沢はお礼を言います。

 

家に帰ると旦那さんからあんこに似た猫を銀行の近くで見かけたという電話があったと聞いた菅沢は家を飛び出します。

 

そんな菅沢を見た旦那さんはまた左右確認をせずに道を渡ったことをぼやきます。

 

銀行の近くを探していると、あんこに似た後ろ姿の猫を見つけます。

 

喜んで駆け寄ろうとすると、走行中の車に跳ねられてしまいました。

 

その事故によって菅沢は死んでしまい、交通事故死課で書類を書いていました。

 

シ村から飛び出しについて注意されますが、もう遅いと言い返します。

 

旦那さん1人残して亡くなるのは心配だと言うシ村に旦那よりも猫の方が心配だと菅沢は返しました。

 

菅沢の経歴を見て、駆け寄ろうとした猫は別の猫だと話すシ村にあんこは見つかったのかと聞きますが、見つかっていないようだと言われ、菅沢はしょんぼりしてしまいます。

 

しかしそこに交通事故死課の松シゲ(まつしげ)が山の中で見つかったと声をかけます。

 

菅沢はシ村が見つかってないと言っていたことを指摘しますが、シ村は目が悪いからよく見落とすのだと松シゲは話します。

 

菅沢は安心して目に涙を浮かべました。

 

しばらくして、お疲れ様ですとシ村は松シゲに声をかけました。

 

そして、「嘘も方便ですか」と先程菅沢に猫が見つかったと嘘をついたことを指摘します。

 

「これも『加護の会』の教えでしょうか」

 

そう続けるシ村にそんなのは知らないと松シゲは言います。

 

自分は嘘が得意ではないと話すシ村に松シゲは人生を変える大嘘をついたと指摘します。

 

そんなやり取りをしている一方で、菅沢の旦那さんは菅沢の写真を見ながら、急に飛び出した菅沢に非があるため、損害賠償はしないこと、あんこが見つかったことを報告していました。

 

どうやら、他所(よそ)のおじいさんからエサをもらっていたようです。

 

好物のバナナを嬉しそうに食べるあんこを見て、旦那さんは「今日は一緒に寝よう」と寂しそうな表情を浮かべてあんこを抱きしめました。

 

家の外では菅沢が亡くなったことを知らない子供達が、猫を探すチラシがはがされている掲示板を見て、猫が見つかったのだと喜んでいました。

第92条 死後の世界へようこそ

他殺課のハシ本(はしもと)は松シゲが死者と話しているところを見かけます。

 

松シゲはその死者に「死ぬことはからっぽになるということ」、「人は必ず死ぬのだから受け入れれば楽になる」といった話をしていました。

 

それを横目にハシ本は資料室らしき部屋に入ると、そこにはシ村がいました。

 

シ村に、来所した死者と会話することも仕事のうちなのかとハシ本は尋ねます。

 

その質問に「話好きな人もいるからハシ本も会話を楽しむといい」と返します。

 

その後ハシ本は生活事故死課のハヤシが死者と会話しているところを見かけます。

 

松シゲが死者と話しているところを思い返し、ハヤシがしていたのは会話だが、松シゲのは寺の説法のようだと思いました。

 

そして、どこかで聞いた事がある気がしました。

 

そう考えながら歩いていると、男の子に紙とペンを貸してほしいと話しかけられます。

 

一瞬キョトンとするハシ本でしたが、急いで紙とペンを取りに行き、男の子に渡しました。

 

男の子は紙に「暗い道→扉→建物らしきものの中」と書き始めます。

 

ハシ本は死役所のことを書いていることに気づきます。

 

男の子はハシ本にここはどうしてこんなに黒いのかを聞きました。

 

ハシ本が「死後の世界だからでは」と答えると男の子は嬉しそうにします。

 

ハシ本が男の子に死因を聞くと、自殺だと元気良く答えます。

 

男の子は死後の世界が見たくて自殺したのだと言いました。

 

「こういう人もいるのか」と思うハシ本に男の子は三途の川のことや、成仏の扉についてなどを矢継ぎ早(やつぎばや)に質問します。

 

ハシ本は成仏の扉の前へ連れていき、聞かれたことに丁寧に答えていきます。

 

男の子は逐一(ちくいち)それを貰った紙にメモしていきます。

 

地面に紙を置いて書いている男の子にシ村がバインダーを使うようにと渡しました。

 

男の子の手続きがまだ済んでいないことを知ったシ村は今なら空いているからと自殺課へ案内します。

 

男の子の名前は森田 椋(もりた むく)というらしく、手続きの紙にある自殺の理由にもハシ本に話したのと同様に「死後の世界を見たかったから」と書きました。

 

それを珍しそうに眺め、ニシ川は実際どうかと椋に聞きます。

 

面白いと答える椋に「小さい頃から死ぬことに興味があったの?」と重ねて質問します。

 

椋は少し考えてから、自分が初めて人の死を経験したのは6歳で、ひいおばあちゃんが亡くなった時だと話し始めます。

 

もう動かず、喋らないひいおばあちゃんの姿が不思議でたまらなかったそうです。

 

その後、ひいおじいちゃん、おばあちゃんが亡くなり、死は歳をとった人から順番に訪れるものだと思っていましたが、ある日、クラスメイトの1人が突然亡くなり、椋はとても驚きました

 

驚きが興味に変わり、椋は死について調べるようになりました。

 

死後の世界は必ずあると信じていたと言う椋にニシ川は理由を聞きます。

 

すると椋は何かの宗教の本に「この世は全て『相対的』である」と書いてあったことを話します。

 

シ村はなんの宗教かと尋ねますが、手当り次第読んだため椋は覚えていませんでした。

 

しかしこれで、自分の考えが証明されたことを椋は喜び、生前、死について調べる自分を家族は呆れ、先生やクラスメイト達からも変人として扱われてきたことや、自分のお兄さんからの「死んだらわかるんじゃねーの?」という言葉を思い出します。

 

「死んだ甲斐がありました!」

 

スッキリした顔でそう話す椋にニシ川達は表情が固まります。

 

「自分の本心に従ったのならそれが正解なんだと思う」

 

「ただ、好奇心が満たされたあとの覚悟は出来てるの?」

 

そう話すニシ川に椋は不思議そうな顔をします。

 

そんな椋にニシ川は見尽くしたらそれ以上はもう何もないことを話すと、椋の表情は少し曇りました。

 

ニシ川はハシ本にこの後も案内してあげるようにと言うと、椋の手続きを進めます。

 

案内とは何をすればいいのかとハシ本が考えていると、椋は好奇心が満たされたらどうなるのかと聞いてきました。

 

ハシ本が死んだことを後悔しているのかと聞くと椋は否定します。

 

もしも生きていたらずっと死後の世界のこと考えて続けるだろうからと、椋は話します。

 

しかし、死後の世界に来てからの新鮮な驚きが今の自分にはもうないのだと椋は動揺していました。

 

このままでは何も喜びを見いだせないのではと思うと怖いのだと話す椋にハシ本は成仏の扉の先にまた好奇心を持てばよいのではないかと言います。

 

それでも、その先で死後の世界への憧れや、好奇心や自分の存在がなくなってしまうのではないかと不安になる椋にハシ本は先程松シゲが死者に話していた内容をそのまま椋に話します。

 

すると椋はその話を聞いたことがあると言いました。

 

本で見たと椋から聞いたハシ本は、自身も本で見たから聞いたことがあるのだと思い出します。

 

少し落ち着いた椋は取り乱したことをハシ本に謝り、ハシ本もよく本を読むのかと尋ねます。

 

頷(うなず)くハシ本に同じ本を読んでいるかもと返す椋を見て、これが会話かとハシ本は思います。

 

ふとハシ本は、松シゲが死者に話していた内容は「加護の会」の本に書かれていたことだと思い出します。

 

つまり松シゲは「加護の会」の信者なのではと考えたハシ本は「多種多様な職場だ」と思いました。

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『死役所』19巻 読者の反応や評価は?

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