武尊が引退を示唆「那須川天心との試合が来年までに実現できないのなら引退する」武尊が語る2020年、格闘技オリンピックとは?

K-1

 

「那須川天心と闘わなければ現役を終えられない。来年それが実現できなかったら僕はそのまま辞めると思います」

 

K-1の新カリスマ武尊選手が今月発売されたファイト&ライフ2020年2月号で、那須川天心選手との世紀の一戦について語りました。

 

ご存じの方は多いと思いますが、武尊選手が所属しているK-1グループは、専属契約選手であり看板選手でもある武尊選手とK-1グループと契約を交わしていない那須川天心選手が対戦する事を良しとせず、世間から「実現させてくれ」との声が多いにも関わらず、一向に話がまとまらない案件です。

 

また、それに付随する形でK-1所属選手が那須川天心の名を発言することを禁止されるなど格闘技界の闇が詰まった一件でもあります。

武尊選手は「K-1をそんな夢のない団体にしたくはない」とK-1を運営するM-1スポーツメディアと話し合いを重ね、VS那須川天心戦に向け死力を尽くしていますが、実現への糸口が見つかっていないというのが現状です。

 

今回は、武尊選手がファイト&ライフで語った引退説武尊VS那須川天心戦を実現させる3つの方法などを紹介していきます。

 

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武尊が語る引退の真相とは?

 

今月発売の武尊選手が表紙を務めるファイト&ライフ2020年2月号で武尊選手が語った要点をまとめると以下のようなになります。

武尊VS村越優汰戦について

・村越優汰選手との復帰戦はコンディション面や精神面でダメダメだった

・8か月ぶりの復帰戦という事もあり1~2ラウンドは恐怖心が拭えなかった

・他団体から来た選手で階級をあげてきた選手が相手である以上、いつもよりプレッシャーがかかっていた

・2-0の判定で文句を言われるくらいならもう1ラウンドやりたかった

・延長ラウンドに行っていたら仕留められる自信があった

村越選手とはもう一度やりたい

・もう村越選手の闘い方は分かったし、次やれば100パーセント勝てる

・(村越選手との)試合後はSASUKEの収録に向かった、その日から2週間はメディア仕事でメチャメチャ忙しかった

上記の事を赤裸々に語っていた武尊選手。

 

2019年3月に拳の手術をしてから本格的に練習を開始したのが8月。

 

本格的と言っても、グローブに吸収材を入れての練習で100パーセントのスパーリングは出来なかったと言います。

 

村越戦については、ダメージを重視するK-1の判定基準において、武尊選手はフルマークの判定勝利を確信していたと言いますが、2-0でドロー判定があることに納得がいっていない武尊選手は村越選手との再戦を希望している旨を語っています。

 

また村越選手のプロ意識がみられないポイントを稼いで勝つファイトスタイルには、疑問を呈している武尊選手ですが「そういう闘い方もあるんだ」と勉強になった対戦でもあったと言います。

 

2020年3月に開催予定のK‘FEATA.3では、村越選手との再戦が組まれる確率が非常に高いと予想します。

 

個人的には、Krushスーパーフェザー級王者のレオナ・ぺタス選手とのワンマッチが見たいですけど・・・

引用:Youtube.com

那須川天心選手とのドリームマッチや自身の引退時期についても以下のように述べています。

那須川天心とのドリームマッチ&次戦&引退時期について

・来年(2020年)は現役生活で一番大きな花火を打ち上げたい

・”それ”(那須川天心選手との試合)をしなきゃ現役を終えられない

来年”それ”が実現しないのなら僕は引退すると思う

・時が来たら花火は打ちあがると思っている

この花火とは、那須川天心選手との対戦のことで間違いないでしょう。

 

また”それ”を実現させる大舞台格闘技オリンピックを開催させることが、武尊選手の目標であり夢であると語っています。

↓武尊選手の以前したツイート。

そして、もし来年(2020年)までに『格闘技オリンピック』が開催できなく、那須川天心選手との”世紀の一戦”が実現不可能に終わった場合、武尊選手は現役を退く可能性があると言及しています。

 

武尊選手自身、ただならぬ覚悟で夢のカードの実現に向け奔走していることが伝わってきますね。

 

K-1のカリスマでK-1というブランドを世間に広めた立役者でもある魔裟斗選手も「最強のまま引退したい」そう語り30歳を節目に現役を引退しました。

 

武尊選手も来年の7月29日で30歳になる一歩手前の29歳。

 

「軽量級は賞味期限が短い」

 

有識者からは、そんな声も聞こえる中、武尊選手も「全盛期の今のうちに実現できないのなら引退しよう」という決断に達したのかもしれません。

 

もしくは、K-1を代表して宿命のライバル・那須川天心と闘おうとしている武尊選手に頑なにGOサインを出さないK-1に対する不満の表れ、または一種の脅しとも取れる発言ですね。

 

いい意味でも悪い意味でも武尊選手はK-1という会社の企業戦士になり続けています。

 

確かに武尊選手を人気&有名にする”場”を提供したのはK-1という団体(企業)。

 

ですが、その”場”で勝ち続け名声を手に入れたのは、武尊選手の”努力があってこそ。

 

新生K-1を創りあげた立役者である武尊選手の最初で最後の”願い”を叶えさせてあげようともしない新生K-1を運営するM-1スポーツメディアは血も涙もないブラック企業と言っていいかもしれません。(あっ、これ炎上確定のやつだ・・・)

 

2019年を完全燃焼の年だと語る武尊選手は、すでに次戦の準備をしており、2020年3月のK‘FESTA.3で本当の完全復活を誓い年明け早々にアメリカへの武者修行を行うこともアナウンスしています。

那須川天心「武尊選手との対戦は実現しないし、もう興味もない」その意味とは?

2019年12月5日に大晦日RIZIN.20の対戦カードの追加発表記者会見が行われました。

 

発表された追加カードがこちらの那須川天心VS江幡塁

那須川天心選手を倒せる可能性があると以前から注目されていた江幡塁(えばた るい)選手が対戦相手に決まり、キックファン悶絶の超好カードが組まれた印象です。

 

この会見では、記者からの質疑応答があり、武尊選手に関する質問を投げかけられた那須川天心選手は以下のように答えます。

まあ、もう武尊選手と交わる確率はないと思いますし、僕もそこまでやりたいとは思わないです。仕方ないですね

あれだけやる気満々だった那須川天心選手も、都合のいい話しか持ち込んでこないK-1サイドに呆れ果て、ついには「もうええわ」と完全諦めムード一色です。

引用:Youtube.com

↑この会見動画の18分20秒~。

 

↓こちらの記事でも記載しましたが、K-1は「100年続くK-1」をコンセプトに掲げ、K-1に出場するはK-1との3年間独占契約にサインしなければならないとの事です。

那須川天心VS武尊の夢のカード実現は絶望的?K-1は独占契約を貫くと主張、天心のラブコールは届くのか?

上に記したK-1の都合のいい話とは、このK-1との3年間独占契約です。

 

様々な格闘技団体の『顔』として活躍しており、「ゆくゆくは世界でも試合をしたい」と目標を掲げる那須川天心選手は、この長すぎる独占契約にOKを出すはずはありません。

 

格闘家の全盛期は20代。と一般的に言われる中で、言わば外の世界(他の団体)と交流を持たないドメスティックな団体であるK-1と3年間独占契約はあまりに長すぎます。

 

そこを踏まえた上で、現在考えられている武尊VS那須川天心の実現方法を3つご紹介します。

武尊VS那須川天心が実現する3つの方法

武尊がK-1を離脱する(もしくはK-1が武尊の他団体での試合を認める)

K-1という企業を愛しすぎている武尊選手には、到底考えられることではないと思うのですが、VS那須川天心戦を実現させるためには、武尊選手がK-1を離脱する事が手っ取り早いです。

 

ちなみにK-1グループには3年間の独占契約以外に、試合をするたびに1年間の専属契約が自動更新される=K-1グループでの最後の試合から1年間は他団体で試合ができない)といった契約形態を採用しています。

 

K-1を離脱した大雅選手平本蓮選手脱退時期K-1グループでの最後の試合K-1外での復帰時期&団体を例にあげ表にまとめると以下のようになります。

 大雅平本蓮
K-1脱退時期2018年3月恐らく2018年8月or9月
K-1グループでの最後の試合2017年9月18日VSスタウロス・エグザコスティディス戦2018年8月18日Krusu92 VS近藤魁成(エキシビジョンマッチ)
K-1外での復帰時期&団体

2018年5月13日 中国:Kunlun Fight74

2018年9月30日 日本:RIZIN.13

2019年12月29日 日本:Bellator日本大会(実質RIZINでの復帰)

 

↑この事から分かる通り、試合をするたびに1年間の専属契約が自動更新される(K-1グループでの最後の試合から1年間は他団体で試合ができない)という契約は本当であることが分かります。

 

またもう少し正確に言うのならば、日本以外の団体なら大雅選手のようにK-1を脱退してから1年以内に試合ができるという事になります。

 

武尊選手が他のK-1選手と同じ契約内容であるのなら、2019年11月23日に闘った村越優汰戦から1年間はK-1外の日本の団体で試合をすることは出来ません。

 

仮にK-1を脱退するのなら日本での復帰は2020年11月23日以降ということになります。(武尊選手が29歳の年)

 

ですが海外での団体で試合をするのなら、この限りではないと大雅選手の実例で判明しているため、どうせならグアムあたりで格闘技オリンピックでも開催しましょうか(何故にグアム!?)

那須川天心がK-1と独占契約する(もしくは那須川天心がK-1とワンマッチ契約を結ぶ)

「那須川天心がK-1と契約して、武尊や武居由樹、江川優生と闘えばええじゃん」

 

と考えるファンの意見もごもっとも、那須川天心選手が現在21歳ですので、今K-1と契約して3年間の契約を満了しても24歳。まだまだ全盛期です。

 

しかし忘れてはいけないのが、最後の試合から1年間の自動契約が定められている事!

 

つまり24歳という超全盛期に1年間試合をしてはいけない、というのは辛すぎますよね。

 

ONE ChampionshipやBellatorなどの海外で試合する事が大雅選手のように例外なくOKならば、この路線で話を進めることもできます。

 

しかし、K-1から意味も分からなく風評被害として1億円の訴訟を起こされた那須川天心選手がK-1の得しかないような独占契約にすんなり合意するとは思えません。(プライド的にも嫌でしょうね、私も那須川天心選手にはK-1にへり下ってほしくないです)

 

↓K-1の那須川天心選手への訴訟に関しては、こちらの記事でも記載しています。

武尊「天心とやるならどこでもいい、早くやりたい」武尊が禁断の質問に答えた!堀口恭司、朝倉未来が勝敗予想!

もしくは、那須川天心選手がK-1と非独占契約としてワンマッチ契約を結ぶ事です。

 

意地っ張りな性格のK-1は、恐らく認めてはくれないでしょうけど(泣)

 

今まで強固として、武尊VS那須川天心を実現させようとしてこなかったK-1は例外なく独占契約を求めてくるでしょうね~。

 

いい意味で他の選手と贔屓しない契約面では、秩序を保つ運営をしてきているのでそこは素晴らしいと思います。

 

でもまぁ~、少しくらい柔軟な対応してくれたら、なお素晴らしいですけどw(嫌味ではありませんよ)

『格闘技オリンピック』と題して各格闘技団体が共同で興行を開催する

これが一番、現実的ですし、どの団体もWin-Winなのではないでしょうか?

 

武尊選手の意味する『格闘技オリンピック』も恐らく、団体の壁を取っ払って行う一夜限りの大興行だと思われます。

 

武尊選手が所属するK-1は勿論、那須川天心選手の所属するRIZIN、RISE、Knock Outなどの団体を巻き込んだ興行が開催できるのなら、東京オリンピックに対抗できる盛り上がりを格闘技界で見せることが出来るも知れませんよね。

武尊引退宣言についてファンの反応は?

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